BL風味の小説

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二人のピエロ (58)

あ、あのヨーゼフが、こんな近くに居るだなんて。
全然分からなかった…。
本当に、なんでこうも側付が近くに何人も居るんだ……。

さしものフィルも頭を抱えては呻っていた。

そのフィルの姿を見ては、してやったりな表情をしているジョージはボスに言ってくる。
 「ボス。その女性はクリニック・ボスと会って話がしたいそうだ。
私には、こう言ってきた。
 『クリニック・ボスを外に炙り出して欲しい。テロを起こしても構わない。
そしてアメリカに、自分の所に戻って来い』とね。でも、私は断った。それだけだ。」

それを聞いてボスはスーザンに言い放った。
 「スーザン、アメリカに帰れっ!まったく、子が子なら、親も親だなっ。
サトルが捻くれてないのは、あの家の環境が良かったお蔭だな」
 「もちろんアメリカに帰るわよ。でも、その前にトモと」
 「どんな話をするつもりだ?リンクか?子供の就職か?」
 「さすがユタカね。その両方よ」
 「こことのリンク話は無くなった筈だ。子供の就職話なんて、以ての外。あいつはボスに何をやったか覚えてるか?」
 「今の勤め先からはイエローを切られたのよ。もう一度何かをしたら辞めて貰うと言われてね」
 「自業自得だ」
 「なんなら、こ」
スーザンの言葉を遮っては、きっぱりと言ってやる。
 「断る。当の本人が行動を起こさず、親が子供の代わりに就活か?自分がボスをしている病院で働かせるといいだろっ。それに、私は忙しいんだっ」


その時、ノックが聞こえる。
コンコンッ。
誰かが入ってくる気配がする。

 「ユタカ、これで良いか?ミスが無いか見て欲しい」
スーザンが、その声の持ち主に声を掛けてる。
 「サトル、まだ居たの?」
声を掛けられて振り向くと、そこにはスーザンが居た。
サトルは驚いて思わず聞いていた。
 「ス、スーザン?なんで、ここに…」


ユタカはサトルに言ってくる。
 「ああ、OKだ。サトル、暇なら2時間ほど留守番してくれ」
 「スーザンの相手なら断るっ」
 「院内コンピュータのプログラムの構築が2人しか出来ないんだ。全員が出来る様にしたいのだが、やった事あるか?」
 「院内なら何年かやった事あるから分かるぞ」
 「なら、よろしく。私は出掛けるから」
 「ああ。ギャラはディナーで」
はいはい、ここの喫茶で奢ってやるよ。

そう応えてコンピュータ・ボスが外出した後、サトルはスーザンを睨み付けては追い出した。



ある日、スーザンはお洒落なカフェがあるので入って行った。
そこが、まさかGPボスをしているエドの多国籍病院の敷地内だとは知らなかった。
だが、見覚えのある顔が目の前を、ガラス越しの前を通って行く。
誰だったか……。
直ぐには思い出せないが、その男はカフェに入っては飲食ブースで選んでる。
肌の色が黒くもなく、白くも無い。
だが、目付きが鋭い。
思い出した、あの男に頼んでいたんだ。
声を掛けるべきかどうかを悩んでいた。
でも、誰にしよう。
レンはダニーの子供で、トモは頑固だけど筋を通して話せば分かってくれる。
……ああ、私の言う事を素直に聞いてくれないのが居たわね。
ジョージとユタカ。この二人にしよう。


スーザンは、その男に近寄っては声を掛ける。
 「ハイ!久しぶり。今はどうしてるの?」
 
声を掛けられた男は少しだけ目を動かし見るが、声は出さずに食べ飲みをしている。
だが、スーザンは引かない。
 「ねえ、オーナーの側に居た坊やは消してくれたのでしょう。
今度は違う人を消して欲しいの」

その言葉を聞き、思い出した。
ああ、あの依頼人か。
 「怪我をしていて、ついさっき退院したばかりだ」
 「あら、珍しい」
 「で、誰をなんだって?」
 「この二人よ」


スーザンは、その男の過去もそうだが、ユタカとジョージの過去をも知らなかった。
消して欲しい二人の顔写真と名前を教えられたマックスは、即答で断った。
ジョージ・ペーターソンは、お互いフルネームを教えあうほど仲の良かった側付のヨゼフだ。
依頼人は、もう一人をユタカ・フクヤマでイタリアとのハーフだと言ってくるが、この人は自分達側付に色々な世界や実践等を師事してくれたイタリア王子だ。
マックスは、スーザンのお蔭でこの二人がパースに居る事を知った。
だが、即答で断ったのでそれ以上の事は聞かずに、一先ずの行先を考えていた。

ああ、知り合いなら沢山いるな。
フィルは…、どこに居るのか分からないが、居場所の分かる奴が居る。
あそこの病院に行けば、生き返った泣き虫坊やが居る。
ミハエルはこの病院で働いてるって言ってたが、あれ以来見舞ってくれないので分からない。
ならば、行先はあそこの病院だ。

待ってろよ、泣き虫坊や。
唇は貰ったから、今度は、お前の身体だ。
お前の身体を貪っては、喘がせては、哭かせてやる。
















☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
色々な人の思いが絡み合い、混ざり合っていく。


ジョージは元雇用主のスーザンを切り、ユタカを。
サトルは生母を睨んでは、自分自身を。
そして、マックスは元依頼人を切って、泣き虫坊や(失礼)ジョンを。
それぞれが選ぶ。

そして、ジョンは再度、マックスに狙われる。
今度は、身体を。。。


かっこよく書いてみました~
(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪


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