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TOP二人のピエロ ≫ 二人のピエロ (53) ~集合~

二人のピエロ (53) ~集合~

※サトル、義父弟のレンと会う※


レンは驚いてる。
急に声を掛けられては、スーザンと話をしだした人。そういえば、パーティの時、こいつは一人でバイオリンを弾いてたな。それに、男とキスをしていた。
それになんだって?
スーザンに「産んでくれてありがとう」と言った?
なら、こいつは僕の兄になるのか?

しかも、ジョンとポールが王子と呼んでる奴も出てきたし。
こいつ等は、スーザンと知り合いなのか。

 「だ、誰も…、誰も、僕の気持ちは分からないっ!」
レンは叫んでいた。
 「タカと会って、タカを好きになって…。タカに僕の事を知って貰っては振り向いて欲しくて。
タカに告白したら断られてっ……。
しかも、スーザンは僕の事が分からず、あ、あんな事をしてっ・・!
ジョンと初めて会った時、あの優しさを好きになった。
もっと知りたくて、でもジョンは違うフロアで働いていて…、ポールだって…。
ポールだって、そんなに怖い顔をしてるのに、あの男には優しい目付きだし…。
ジョンやポールを好きになって、もっと二人の事を知りたくて、どんなにすれば良いのか…。
皆、僕を避ける。
一ヶ月間の自宅謹慎になった時に気が付いた。
僕は一人ぼっちだと。
だから、ジョンやポールが王子と呼んでる人に近寄って二人の事を聞こうと思ったんだ。
でも、どうしても邪魔が入る。
ジョンのガードは固いからポールだけでも、そう思ってたら、ポールはここに来てるし。
腹が立った。
ナイフを投げると動きが鈍かったから、次は殺すという気持ちで、今日来たんだ。
このデコボコヤロー!ポールを返せっ」

掴みかかろうとレンは走り寄ると、デコボコヤローの前に数人が立ちはだかる。

前衛である先駆けユタカを筆頭に、左斜め後ろにはタカ、いつの間にか右斜め後ろにはマサ。
その後ろには、ボスを中心にして左側にはサトル、右側にはヨウイチだ。
ヨウイチが声を掛ける。
 「おや、マサはお戻りですか?」
声を掛けられたマサは返す。
 「ああ、先に事務所に寄ったから遅くなった」

 「マサ、お帰り」
 「ただいま、ボス。で、なんでサトルとスーザンが居るんだ?」
 「母子旅行だろう?」

ぶわはははっ…。
そのボスの言葉に皆は笑っているが、サトルはボスを睨み付けてる。
 「私はマザコンではないっ!」

スーザンは何やら呟いてる。
そのスーザンにマサが応じる。
 「スーザン、1週間後には10人が揃うよ」
 「え…」
 「途中経過を見る為に来るから」
その言葉で他の5人は納得した。
 「なるほどな」とタカが。
 「自分の建物だから、気になるよな」とヨウイチが。
 「人事とかはまだだろう」とサトルが。
 「オペマスターとボスしか決まって無い筈だ」とボスが。
 「ボスはワンに決定か」とユタカが。


レンは、自分のナイフを回収しては10本とも手にした。
こいつ等も殺してやる。
だが、王子と呼ばれてる先頭の一人しか動かない。
そいつは10本を掴み取ると、今度はこっちに向かって投げて来る。
危ないと思いスーザンの後ろに隠れると、スーザンは何か言ってくる。
 「レン、止めなさいっ。あの連中には勝つ事は出来ない。それは私が良く知ってる」
その言葉に、レンはこう返していた。
 「ポールを返してくれるなら止めるよ」

王子と呼ばれてる人が言ってくる。
 「腑抜け君、もう遊びは終わりか?私は忙しいのでね、抜けさせて貰う。
ポール、私の代わりによろしく」

レンの後ろに居たポールは、その言葉を聞き行動を起こした。
それは、昔よりもキレも良く勘を取り戻した裏の邪拳だ。
だが、足蹴りだけにしてレンの尻を真後ろから踵に向けて蹴り落とす。
思わず蹲るレンに対し、ポールは次なる手を打つ。
それは……。

 「ハッ!」

レンの心臓の位置を正確に目掛けては手刀をも決めた。


レンは、ポールの正体を知ることが無かった。
ドイツのフォン=パトリッシュの『御』の直系の孫であり、シンガポールマフィア・ドンのジュニアでもある人物、アンソニー=ダビデ・フォン・パトリッシュ=龍を。
そう、別名『デイモス・ドラゴン』(邪の龍)と呼ばれては畏れられていた人物だ。


サトルは、そんなポールを見て呟いてる。
 「見事な裏だな…。しかも手刀も凄い…」


そのポールの勇姿を目の当たりにしたフィルは思っていた。
(腕を上げたな。ここでノロシを上げさすか…)

暫らくレンの心の蔵に手を当てていたポールは、トモに声を掛ける。
ポケットから12個のビー玉を取り出しては見せてくる。
 「トモ、アレをやる。忘れては無いだろうな」


ビー玉12個を見て、トモは思い出した。
まだシンガポールに居た時、失明してから契約が切れるまでの3ヶ月間。
当時ボスをしていたアンソニーはビー玉で死を研究していては、それを手伝っていた。
敵のマフィアを消すために、ビー玉を使っていたのだ。
完全に殺すのではなく、一歩手前の状態にしては包帯を巻き海に沈める。
それをやろうとしている。
だが、今はスーザンが目の前に居る。
それをサトルに耳打ちすると、サトルは目を瞠っている。

サトルはレンに近寄ってポールに声を掛けてる。
 「それをしなかったら、そいつはどうなる?」
 「数時間後には硬直して、永遠に目が覚めない」
 「ボスにナイフを投げつけるからだ」
ヨウイチが言ってくる。
 「そいつはナイフだけではない。石も投げつけては、ボスだけでなく、私の店も壊した」


スーザンが声を挟んでくる。
 「生き返らせる事は出来ないの?」

それに対して、ボスは答える。
 「スーザン、そのビー玉を使って完全死の一歩手前の状態に戻して包帯を巻くんだ」
 「なっ!ミイラにするつもり?」
 「相手が悪い」

スーザンは驚愕しては、レンを揺り起こそうとしている。
 「レン……。レン、レンッ、レンッ!!」


その様子を、ポールを含めた6人の男は冷ややかに見ていた。















☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、皆が集まる。
ボスである友明を中心として。。。

(; ̄ー ̄)...ン?
あれ?
なんか位置が微妙に違うのですが(-。-;)
タカ、貴方はその位置を希望するのか?



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