BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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二人のピエロ (42)~ご満悦博人 in 東京にて ~

※東京にて※

博人さんの運転で、病院へ向かう。
運転しながら博人さんはぼやいてる。
 「んー…、やっぱり日本の道って狭い」
 「誰かを当てて逃げないようにね」
 「そういう事はしない」
 「ほー…」
 「一度も、しなかったのだからな」
 「嘘つけっ。私に当てて、そのまま逃げたのは誰だ?」
 「ん?…ああ、そういや、あの時が初めてだったな」
 「どうだが…。なんか他にもあるんじゃないか?」
 「あの時が初めての出会いだったな…。元気一杯の若造」

 「そっちかよっ」
 「なんだ?」
 「ったく、何年経とうが、そういうとこは変わらないみたいだな」
 「何の事だ?」
 「で、どこの病院だって?」

少し車を走らせると病院が見えてきては駐車場に車を置いた。
受付で、脳外のアポを取っていると言うと、地下1階に行くようにと言われた。
階段を使って地下に向かいながら、友明は自分の感想を口にする。
 「大きくて綺麗な病院ですね」
 「そうだな。でも総合では無いからな」


脳外のエリアに着くと、人の気配が無い。
あるにはあるのだが、意外にも少なさそうだ。
博人さんがノックをして声を掛けてる。
 「和田先生、福山です」

少しするとドアが開き声が掛かる。
 「お久しぶりです、院…、え、なぜ正装?それだと院長とは言えない…」
博人さんは応じている。
 「うん、久しぶりだね」
私も口を挟んだ。
 「和田先生、御無沙汰してます」
 「おおっ、これは、そのままの顔だ」
 「どういう意味…」
 「童顔」

あ、なんかムカついたぞ。
和田先生は笑ってる。
 「院長から話は伺ってます。最初にスキャンしてレントゲンを撮ります。話はそれからです」
 「よろしくお願いします」
よくも、人の気にしてる事を言ってくれたな…。


そして診察室へ戻って来た。
私は椅子に座るなり聞いていた。
 「先生、私はスポーツをしたいのです。運動しても良いですか?」
 「だから来たんだよね?そろそろストップが外れないか、と」
 「はい」
和田先生は博人さんに向かって言ってる。
 「院ちょ…、博人様にお願いがあります」
 「私?」
 「はい、定期的に通院というのは出来る環境ですか?」
 「ここに?」
 「でも良いですし、オーストラリアだとエドワール様の病院とか、出来る環境ですか?」
 「出来るよ」
 「それでは、リハビリ科を作って貰うか、それに準ずるよ」
だが、博人さんは遮った。
 「和田、それなら大丈夫だ」
 「そうですか、それは良かった」
 「和田、こいつはエドの病院の付属クリニックのボスだ。リハビリが主だ」
 「指導者も居られるのですか?」
 「週2回は私がしてるよ」
 「え…」
 「今は指導者育成コースの上級クラスで週4日通ってる」
 「博人様が…」
 「意外か?」
 「はい」
博人さんは、ムカついてる表情をしている。
友明は、そんな博人さんの表情を見て思わず笑ってしまった。


笑いを止めて、和田先生に確認の為に聞いた。
 「先生、それでは運動出来るのですね?」
 「後でデータを渡します。今迄の全てのね。そして週に1回は診察する様に」
 「はい」
 「リハビリからして…」

ん、声が止まった?
少し間があり、返ってきた。
 「博人様、私は2ヶ月後にはここの契約が切れます。そちらに、オーストラリアに行ってドクターをしても宜しいでしょうか?」
 「和田…」
 「私は、龍三とは違って結婚もしてないし、独り身です。それに、まだ60の前半です。
もう少し近くに、お側に居ても宜しいですか?」
 「それならクリニックでするか?エドの方ではメスオペなら歓迎するみたいだが、どうだ?」
 「え…」
 「それに、パースにはエドだけでなく、アンソニーも居るよ」
 「アンソニー様が?」
 「ポールという名に変えてドクターをしている」
 「そうですか…。亡くなられてはいないのですね、良かった」


気になったので、友明は聞いていた。
 「博人さん、聞いて良い?」
 「何が?」
 「和田先生と、どういう関係?」
すると溜息を吐いて言ってきた。
 「ドイツの…、あの屋敷で龍三は武術を、和田は勉学を教えてくれていた」
 「えっ」

 「和田、どっちにする?」
 「エドワール様を驚かせてやります。だから、オファー下さい」
友明は言っていた。
 「それでは、私のクリニックでという事でオファーします。宜しくお願いします」
 「こちらこそ宜しくお願いします」

でも、ここに来た目的は忘れてないよ。という意味を込めて睨み付け言ってやる。
 「で、運動出来るのですよね?」
 「はい。リハビリから始めます」
 「はい、分かりました」


そして、和田先生がパースに来るまでの間は、自分でリハビリをする様にと言われた。
メニューは指導者が考える様にと言って、博人さんに宿題を出していた。
そして、一発で合格点を貰った博人さんは嬉しそうにしている。

 「さすが博人様…。そのリハビリトレーナーの知識は伊達では無かったのですね」
 「当たり前だろ。私を誰だと思ってる」















☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、東京編 part1!

ドクターストップを外して欲しくて真っ先に赴いた場所は、脳外の病院。

そして、珍しく和田からお褒めの言葉を頂き、ご満悦な博人。
その博人の絵を、先日描いて頂きました。
それは、こちら⇓⇓
博人を描いて貰いました♪





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