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二人のピエロ (39)~過去を懐かしんで~

それから1週間後。
マックスはエドの多国籍病院へ転院した。
その病院で働いてるミハエルは、マックスを見かけては驚いてる。
なにしろ1年前まではパディを組んでいたからだ。
見間違えるわけは無い。
どうして、マックスがここに居るのだろう……。

ミハエルは休憩時間を利用して、マックスの事を調べていた。
なるほど、ウィルやジョンの働いてる病院から転院してきたのか。
その日の仕事が終わると、ミハエルはマックスの病室へ向かった。


コンコン。
 「ハイ、マックス。誰にやられたんだ?」
 「ん……」
オーストラリアに知り合いは居ない。こいつは誰だ…、と思ってドアの方に顔を向けた。
睨み顔が元に戻った。
 「ミハエルか。なんで、ここに居る?」
 「私はここで働いてる。それよりも、へまをしたみたいだな」
 「あいつが強くてね…。まあ良い。それよりもミハエル、良い時に来てくれた」
 「言っておくが、他人に頼み事をするのなら、それに応じた事をして欲しいね」
 「相変わらずだな。それならヤクを」
 「ヤク以外でよろしく」
 「洗ったって事か?」
 「ああ、そうだ」
ふ……ん、とミハエルをねめつけて見ていたマックスは、用件を言ってきた。
 「フィルの側に居たチビ助を覚えてるか?」
 「ああ、おチビのジョンね。それが?」
 「あいつを拉致って、ここに連れてこい」
 「どうするつもりだ?」
 「あいつをモノにする」
ミハエルは即答した。
 「断る。」
 「あいつが生きてる事がクライアントに知られると、金返せと言われるんだ。既に全額貰ってるからな。なんで生きてるんだ……」
 「まさかとは思うが…、ジョンの、あの怪我はお前が?」
 「クライアントに頼まれてな」
 「ジョンは…、あの怪我で筋肉の筋をやられた」
 「ああ。あいつはそれなりに強かったからな。筋を狙ってスプラッタにしてやったんだ」
 「ジョンを、あいつを二度と戦闘は出来ない身体にさせてっ。それでもまた、ジョンを」
 「あいつの唇は柔かかったぞ」
ピクッと、ミハエルは眉を寄せた。
 「キスした、って事か」
 「だから今度は」
 「断る!ジョンは私だけのものだ。誰が、お前に触らせるもんかっ」
 「おい、それはどういう…」

だが、ミハエルは既に病室を後にしていた。
マックスの事をアンソニー様に、ポールに言わないと。
あれ…、あそこから転院してきたんだよな。まあ、さっきのやり取りだけでも伝えておこう。
今日は武術をされに来られるかな。


クリニックの道場に着くと、珍しくフィルがやっていた。
相手はラーメン・ボスとドクター・カズキだ。
暫らくの間、この3人の稽古を見ていたが、やはりフィルだ。
隙の無い身のこなしに、鋭いキック。
だが、相手も凄く強い。
ラーメン・ボスは元気に動き回っては、八卦掌を主に使っては酔拳や少林寺でフィルの隙を作りたがってるのが分かる。
ドクター・カズキは太極拳の師範をしており、合気道や空手も使って応じている。
その3人の中に自分も入るとフィルはどうするだろう。
そう考えると楽しくなってきたので、荷物を置いて入った。
 「私もやるっ」
ラーメン・ボスが聞いてくる。
 「おっ、どっちをやるの?」
 「フィルをやっつける方」
 「おいでませー」

迷わずに言ったせいか、フィルから攻撃を受けては直ぐにやられてしまった。
そのフィルは、結局2人にやられていた。
ラーメン・ボスとドクター・カズキは、なにやら懐かしげな様子で話し合ってるみたいだ。
 「フィルは強いねえ」
 「ほんと、学生時代のボスみたいだね」
 「でも、ボスはスパイダーだったからな」
 「天井を歩き回ったり、飛び跳ねてたりしてたね。そうで無い時でも、強かったよね」
 「凛として、カッコ良かったよな」
 「うん、そうだよね。初めて会った時の、あの事はまだ覚えてるよ」
 「1人で全員を打ちのめした事だよな」
 「うん。あれは見事だったよね~」
 「そうだな。あの時に、私達10人が初めて出会って、サメとも出会ったんだよな」
 「そうだね。その時は、まだスパイダーでは無かったよね?」
 「わははっ…。元気に飛び跳ねてたけどな」
二人で楽しそうに話してた。


そして、ミハエルはフィルにマックスの事を話した。
すると、フィルは教えてくれた。
 「ウィルが、マックスをやったんだ」
 「なるほど。ウィルが相手だったのか。あいつを負かすことが出来るのは、昔も今もウィルとお前だけなんだな…」












☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
フィルが強いのは当たり前なんだけど、そのフィルがドイツのフォン・パトリッシュの側付でNO.1の座に就いていた事を、ヨウイチとカズキは知らない。

そして、なにやら自分達の入学当時の事を懐かしんでる二人でした。
その当時の、ボスである友明の武勇伝となった話は、ユタカの片思い物語にて。

その物語のタイトル⇒君は腐れ縁であり運命の人
そして、こちらが出会いの話⇒~かけがえのない仲間との出会い~



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