BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP二人のピエロ ≫ 二人のピエロ (38)

二人のピエロ (38)

ドクター・ロウは病室から出て行き、エドとポール、それに元側付の6人になった。
1人はポールの拳を顔に受けて寝てるが…。


ジョンは内心思っていた。
(外側は変わっても、中身は変わって無い。それどころか、あそこで武術をしてるせいかキレが良くなってきてる。シンガポールに居た頃よりも、生き生きとしている)
でも、声には出さなかった。
 「ポール、ありがとう」
 「どういたしまして。これ位、自分で出来るだろう」
ジョンは、グッ…と詰まり、何も言えなくなった。
(全く、本当に中身は変わって無い)


エドワールはポールを病室の隅に呼んでは何やら話しかけてる。
そこにウィルが居る事に気が付かずに…。
 「ポール、あいつはマックスだ。覚えてるか?キラー・マックスを」
思い出そうとして、ポールは黙り込んだが、暫らくして口を開いた。
 「あの、殺し屋の…。キラー・マックス?」
 「ああ、そうだ」
 「裏を…」
 「え?」
 「裏を、本の虫とマックスに教えた」
エドは驚いて目を瞠ってる。
 「マックスは裏使いか…」
ウィルはポールを睨んでる。
 「ったく、何時まで経っても…。いい加減、名前で呼んで欲しいね」

だが、ポールはウィルの言葉を無視してくれる。
エドはベッドに近寄り、声に出してる。
 「誰の……」
 「エド?」
 「前は、あの人の為に居たのに…。今は、誰の為なのかな?」
誰も答えない。
 「皆、ここに集まって来てる」

フィルは、自分だけ蚊帳の外なのを感じていた。
 「エドワール様。そのような事は口にしないで下さい」
 「何故?」
 「関係のない人が、この場に居ますので」
 「どこに?」
 「この人です」
と、フィルが指差したのは、ポールだった。
すかさずジョンは言っていた。
 「あれ、フィルは知らなかったの?」
 「何を?」
今度はウィルだ。
 「ポールの正体は、シンガポール・ドンの息子だよ」
そのウィルの言葉に、フィルは驚いた。
 「はあっ?!」

フィルは大きく目を見開いては、ポールを凝視していた。
 「嘘…。あのチキンが……」

ポールはマックスの状態を診ている。
 「回診終わります。お大事に」と言っては、そそくさと病室から出て行った。



 「嘘だろ?」
まだ茫然としているフィルに、ジョンは言った。
 「言ったでしょ?私の任務は終わりドイツを卒業した、と。」
 「た、たしかに…」
 「私も、最初は驚いたよ。嘘だろ、ってね。
でもね、外見は変わっても中身は変わって無い。もちろん、変わってる所もあるけどね」

ウィルも口を挟んでくる。
 「私も驚いたんだよ。まさか、ポールが、あの人だなんて思いもしなかった。
ジョンから聞いて知ったんだ」

フィルは納得して、ベッドに近寄った。
ベッドで寝ている元側付仲間を見て呟いてる。
 「こいつも、あいつ等同様に慕っていたからな。今はどうなんだろう…」


そう、あいつ等とはミハエルを含めた3人の側付だ。
フィルは、マックスとミハエル以外にも2人の側付仲間が近くに居る事を知らない。
1人はジョゼフ(ドイツ名ではヨーゼフ)。
本名に戻っては、フィルと同じコンピュータ会社で働いてる。
そして、ショーン。
マサの『警備警護会社』に勤めている。

その事を知ってるのは、自分達に世界の事を含め、色々な事を師事してくれた人物。
コンピュータ会社のボスである、イタリア王子のユタカだけだった。














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そして、フィルはポールの正体を知る。
ポールの顔を見ても目を逸らさないのは、流石No.1です!

マックスはどうなる?



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