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二人のピエロ (37)~ジョン、唇を奪われる~

※マックス、宿敵フィルとウィルの二人と対峙※


 「へー。本当に、あのマックスなんだ」
声が聞こえたので、ドアの方を振り向いたジョンは、フィルが居る事に気が付いた。
 「なんで、ここに…」
 「メールを貰ったんだ」

マックスが口を開いてくる。
 「お前は、コンピュータバカか。懐かしいな…」
 「ああ、怪我は」
 「大丈夫だ。こんなの2,3日寝てると治る。タイを張るのは、その後だ」
 「相変わらずな奴だな…。タイは張らん」
マックスは口調を変えてきた。
 「なあ、フィル。このチビちゃんが邪魔なんだ。消したいんだが」
 「なにが邪魔だって?」
 「仕事の邪魔。消した筈なのに生きてる」
 「それは、ここのドクターの腕が良かったんだろう」
 「既にクライアントからは全額貰ってるんだ。消したのに生きてると困るんだ」
 「消した、と思ってるのなら…、そう思っておけば良いだろ」
 「困るんだ。あと数日後には、クライアントはここに来る。その時に、そいつが居ると金返せと言われる」
 「それだけだと分からないな」

エドワールがフィルに言ってきた。
 「女だ」
 「は?」
思わずキョトン…となってしまったフィルに、エドワールは言ってくる。
 「クライアントは女。その女が男に恋しては、その男を欲しいと思ったんだろう。
だから、その男の身辺調査をして邪魔な人間を消したい。
そう思って、マックスに頼んだのだろう。」

その説明で、フィルだけでなくジョンも理解した。
 「ああ、なるほど。で、私が邪魔という事は…。その女は、レイに恋したって事ですか?」
もしかして、フィンランドに行ってた時か…。


何かを思い付いたのだろう、マックスはジョンに言ってくる。
 「なあ、泣き虫を啼き虫にしたいのだが」
 「泣き虫を、なきむし?」
 「ああ、殺されたくないだろ?」
 「…どういう意味?」
 「死ぬか、啼かされるか。どちらかを選ばせてやる」

それでも、まだ意味の分からないジョンは聞いていた。
 「なかされるって、どういう意味?」
 「色々と良いところを突っついては開発してやるよ」
にやにやと言ってくるマックスに対して、エドワールは言いたい事が分かった。
だが、当の本人は謎な表情をしている。

エドは思わず呟いてしまった。
 「まあ…、究極な選択だな」
 「どういう」
 「つまり、ジョンはマックスに抱かれエッチされる、という意味だ」
 「はあっ?」

にやにや顔のままマックスは言ってくる。
 「死ぬのと、どっちが良い?」
 「どっちも嫌だっ」
 「まあ、お試しやってから決めても良いぜ。なにしろ臨死体験はしたんだろうから、俺との相性はどうだろうね」


すると、ウィルの声が聞こえてきた。
 「それ以上、何か言ってみろ。そんなくだらん理由で、こいつを殺そうとしてたなんて…」
 「けっ…。フィル、お前は後だ。先に、こいつを嬲り殺してやる。
この私を、こんな風にしてくれたんだからな。覚悟しとけよ」
 「なんなら、今、この場でお前を殺してやる。それなら、エドワール様にも迷惑は掛からない」

その言葉に、エドワールは返していた。
 「死体は太平洋にでも放り込んでくれ」


今度は違う声が割って入ってくる。
 「はいはい。そういった物騒な事は言わないで欲しいな」
 「ロウ?どうして・・」
 「回診の時間だ。私がオペしたのだが多忙でね。担当医は、こっちのドクター・ポールだ」

マックスは二人に言い放った。
 「2,3日で退院したい」
ポールは溜息を吐いて返した。
 「無理な事は言うな。腹を縫ってるんだ。1週間後に退院だ」
 「1週間ね、長いな」
だが、エドワールは口を挟んだ。
 「マックス。ここには1週間だが、それからは私の病院に転院する」

仕方ないな…。
そう呟き、マックスはジョンの腕を引っ張り、自分の方に引き寄せた。
 「っ……!」
ジョンは唇を奪われていた。
 「…ん、んー!」

ジョンは、マックスの包帯を巻いてる傷口に手を当てては何度も殴りつける。
マックスは痛がる表情をしては、やっとのことで手を離した。
 「よ、よくも…」
そのジョンに向かい、マックスは自分の唇をペロッと舐めては、言ってくる。
 「へっ。今度は口の中だ」

二人の声が同時に重なる。
 「「 させんっ 」」

だが、その言葉よりも早くポールの拳がマックスの顔に命中していた。
エドとロウの声が重なる。
 「「 ポール、医者がクランケを殴ってどうするっ 」」
 「お、思わず…」











☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
ジョンは、自分に怪我を負わせた犯人のマックスに唇を奪われてしまって・・・


しかも、ポールはマックスの顔に拳をヒットさせるというw
ポール、医者が患者を殴ったらダメなんだよ?



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Comment

No title
編集
あはははっ!

総論賛成、各論反対・・、ってところです(笑)。
医者だって人間ですもん、たまにはアリだと思う。  ころしても死ななそうな相手の場合特に。。

あとは~、もうちょっと空気読もうね、ジョン?
マックスも、医者のさじ加減って言葉は知ってるよね?
2016年02月21日(Sun) 16:31
Re: No title
編集
ますみさんへ


そうですよね、医者だって殴りたくなりますよねw
ただ、この人は口より手が早いのがミソでして・・・

大丈夫です。
マックスはしぶといですのでww


 「それは、どういう意味ですか?私が鈍いという事ですか?」(by ジョン)

 「ふんっ。医者のさじ加減より、自分の身体は自分が管理するものだっ」(by マックス)

あらあら。。。
このお二人さん、とことんマイペースですねぇ
ε-(ーдー)ハァ
全く、全然と言っていいほど、昔と同じ。
変わってない!(強調w

2016年02月22日(Mon) 09:14












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