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TOP二人のピエロ ≫ 二人のピエロ (29)~乱闘~

二人のピエロ (29)~乱闘~

ラーメン・ボスと王子の二人は、レンは出来ないようでいて出来てるのを見て取ると、ラーメン・ボスは太極拳に、王子は空手に変えた。
その二人の声が重なる。
 「「 なるほど、半分とは言え、あいつの義弟だな… 」」

その時、違う声が聞こえてきた。
 「二人して、なに遊んでるんだ?」
レンが先に口を開いた。
 「あっ、タカ!良い時に・・、助けてっ」
そう言って、レンはタカの背中に隠れようとした。だが、タカに首根っこを掴まれては前に突き出されてしまった。
 「こいつが何かしたのか?」
ラーメン・ボスのヨウイチが応じた。
 「そいつは、ボスにナイフを投げつけたんだ」
その言葉に驚いたのは、タカだけではなくユタカもだった。
 「なるほど…、さすがスーザンの血を引くだけの事はあるな」
その言葉に、ユタカは質問で返した。
 「タカ…、知ってるのか?」
 「ああ、こいつから聞いた」
 「という事は、あいつの義弟だ、という事も?」

 「だからっ!僕には兄なんて居ない、と言ってるだろっ」

タカの言葉に、レンは期待をしていた。
 「知ってるよ。スーザンは、こいつには何も言ってないからな。
で、レン、お前は誰に何をしたって?」
 「デコボコ野郎にナイフを投げた」
 「刺さったか?」
 「全部避けられたっ」
 「それは良かった」
 「なんで?あのデコボコは、僕の大事な人を取ろうとしてるんだ。取り返すのに、やっつけるのは当たり前だろっ」
 「ああ、そうだな」
タカの言葉に安心したレンは、ざまみろというドヤ顔と態度を、その場に居る二人に向けた。
だが、タカの手はレンの首に掛けられた。
 「タカ…?」
 「お前がさっき言った言葉を、そっくりそのまま返してやる」
 「え……」
じわじわと首を絞められては、レンは泣きそうになってる。
 「あいつの顔がデコボコだと言ったな。それなら、お前の顔もデコボコにしてやる。」
 「く、くるっ…」
ユタカが口を挟んでくる。
 「あいつにナイフだけでなく、石まで投げつけてきて…。私が、お前にナイフを投げてやる」
その言葉と共に、ナイフを投げた。

ヒュッ…!

 「ッ……」

ヨウイチも言ってくる。
 「私の店でよくも暴れてくれたな。しかもナイフを投げ返されて、石を投げつけるとは。して良い事と悪い事の区別を教えてやるよっ」
 「ぼ、僕に手を出してみろ。スーザンが許しはしないっ」
 「へっ。スーザンの様な男好きに、一度たりとも許しを請うた覚えはないねっ」
下腹部を蹴られて、力が入らない。
ぎりぎりとクビが締められていく。
 「タ…、カ…、や、め」
ナイフが2本刺さってくる。
 「くるし…」
八卦掌が決まる。


誰かがサークルの中に入ってきた。
王子は、その人の名を呼んだ。
 「ポール?」
 「王子、私にもやらせろっ」
そう言って、ポールは裏の邪拳の構えをとった。
 「言った筈だ。欲しい物は手に入らない、と」
ポールは邪拳のキックを使っては、突き刺さっている4本のナイフを、もっと深く押し込んでは、レンを捩じり倒した。

それを見ていたヒロとエドは呟いてる。
 「「 少し鈍ったか? 」」
ヨウイチとタカも…。
 「あ、あんなことが出来るのは…」
シーシーシー…、とユタカは人差し指を自分の唇に当てては、黙れと言ってくる。


中華料理店に居た一人のシェフは、ポールの邪拳を目にしては驚いてる。
 「ヒロト様、もしかして、あのお方はアンソ」
 「やっぱり分かるんだね。でも、知らない振りしてて。あいつは今迄の自分を卒業して、新しい自分にチャレンジしてるんだ」
 「そうですか。それでは、あの方の好きな味に近い物を作っては召し上がって頂く様、準備させていただきます。」
 「よろしく」


トモの声がする。
 「博人さん」
 「目が覚めたか」
 「朝っぱらから、あんな事をするから」
 「はいはい」

エドが会話に入ってくる。
 「ヒロ?お前、トモに何をしたんだ?」
 「寝起きの二発だよ」

ブッ…!

ヒロの言葉は続いてる。
 「元気過ぎて、話をするのに手や足を出して欲しくなかったから」
 「大丈夫だ、と言ってるのに…。言う事を聞かないんだから…」
エドは思わず叫んでいた。
 「ヒロッ!朝っぱらからエッチするんじゃないっ!!」

その叫び声が聞こえたのだろう。
表に居た3人が反応した。
ヨウイチ、ユタカ、タカの3人はファイティングポーズを取っては、本気で殴り倒したがってる。
ヨウイチが店内に向かって叫ぶ。
 「クマゴロー、表に出ろっ!」
クマゴローと呼ばれたヒロトは、エドに言って表に出て行く。
 「やれやれ。出来上がったら声を掛けてくれ」

嬉しそうな表情のヒロの顔を見たポールは、入れ違いに店に入ってはエドに聞いている。
 「エド、さっき聞こえたのだけど…。ヒロ、エッチって?」
 「ヒロとトモは恋人だよ」
 「え?」

さらりと返してくれた言葉に、ポールはショックを隠し切れなかった。


表では、これでもか、これでもか、と3人が本気で掛かってくる。
挙句の果てには、今回こそはと他の3人も混じり一緒に本気で掛かってくる。
6人とも、お得意のもので。
ヨウイチは八卦掌で。
マサは少林寺で。
ユタカは手刀と少林寺で。
タカは柔道で。
カズキは太極拳と空手で。
ワンは太極拳と合気道で。

暫らくすると、シェフから声が掛かってくる。
 「ヒロト様。出来上がりましたよー」
 「OK!それじゃ……。トォーーー!」
ヒロトは、6人に一発ずつ打ち込んでは、すっきり顔で店内に入って行った。


表には、ボロボロになった6人が倒れ込んでは、同じ事を叫んでいた。
 「「「 く・・、くっそー!!今度こそ、今度こそ、今度こそ、こてんぱんにしてやるっ。
見てろよ、クマヤロー!!! 」」」



先程のポールの邪拳を見ていた人が、他にも居た。
王子のDNA研究を手伝いと言っては、エドワールの病院で就労を貰っては薬剤師の仕事をしているミハエルだ。
あれは誰にも真似出来ないものだ。
もしかして…、姿形は違うが、アンソニー様……。
貴方ですか?
どうして、あんなお姿に…。










 



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
なんとか逃げようとするレンだが、結局はポールの得意なものでやっつけられた。

そして、クマゴローと呼ばれては、浮き浮きと相手をするヒロト。
何時の間にか6人勢揃いしては、本気でやってるのに…。
さすが柔道師範のヒロト。



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Comment

No title
編集
わーいわーい、か/め/ん/らいだーの乱闘みたいで面白かった―♫

それでも、ボスのパートナーは強いのっ。
まあ、でなければ横に立てないけど。 腐腐

さーて、ポール。現在進行形で、「頭隠して尻隠さず」状態(笑)。
各方面に絶賛バレバレ。顔かたちは変わっても、変えようもないものってあるのよね。
2016年02月10日(Wed) 10:05
Re: No title
編集
ますみさんへ

面白く感じてくれて良かったです。
仮面ライダーの乱闘・・・
そうね、そうだよね。
似てますねw


はい、ボスのパートナーは強いですっ。
守る人がいるからこそ、もっと強くなってます。

ポールは、色んな形で正体をバラシていってるのですが、当の本人は全く気付かずです(;´・ω・)
やはり、フォン・パトリッシュの人間は、どこかが抜けてる?
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ


2016年02月11日(Thu) 10:08












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