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2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP二人のピエロ ≫ 二人のピエロ (26)~ポール&王子~

二人のピエロ (26)~ポール&王子~

ポールは6階へと上る直通エレベータに乗る。

チャンスだと思い、僕も乗った。
それに、他にも5人ほど乗ってくるが、5階で4人が降りた。
最上階である6階で、僕ら3人は降りた。
僕は、エレベータを降りてすぐに目を奪われた。
ここから眺める海の景色が素晴らしい。
ヒューストンでは、家の前には海だったがここまで綺麗ではない。

ポールの声で、我に返った。
 「今なら、まだ間に合う。とっとと自分のフロアに戻れっ」
 「嫌だ。僕はポールと一緒に居る」
 「ここをクビにさせられるぞ」
じっ…と、睨んでくるポールの目は、怖いほど綺麗だ。
吸い寄せられるように、レンはポールに近付いては抱き付いた。
だが、レンは壁に抱き付いていた。
何が起きたのやら…。
気を失ったらしく、ポールはそのまま放っておいた。


気が付くと、目の前は海。
ここに来て1年になろうとしている。
人を好きになり、振り向いて欲しくて考えてた。
いきなり声が聞こえた。
 「それでは、また半年後」
 「ありがとうございました。王子も…、王子ー!」
 「いい加減にそれ止めろって、何百回言わせれば気が済むんだ…」
 「フィルは何て呼んでるんですか?」
 「ボスだよ」
 「ボス、か…」
うーん…、と考えていたジョンに、レンは近寄って抱き付こうとしている。
だけど、抱き付く寸前に避けられてしまった。
 「お願い。ジョン、お願いだからっ」
 「何が?」
 「抱き付きたい。ジョンに触れたいんだ…」

 「ミスター。申し訳ありませんが…」
 「ったく、仕方ないね…」

レンは、その王子とやらに引っ張られてる。
 「この階には呼ばれた人しか来る事は出来ない。しかも、君は9本のナイフを身に付けてるし」
ギクッと、思わず身体が強張る。
凄いや、どうして分かるんだろう。この人って、何者なんだろう…。

 「ここでテロでも起こす気かな?」
その言葉に、思わず返していた。
 「違うっ!僕が欲しいのはジョンとポールだっ」

 「おっ、丁度いい具合にエレベータがやってきた。一緒に降りようか」
 「降りてやっても良いが…」
 「ジョンに抱き付くのは止めた方が良いよ」
それじゃ、ジョン。と言って手を振ってくれる王子は、片手でレンを押さえ込んでる。


違う声が聞こえてくる。
 「王子、私も乗るっ!」
 「え・・、ポール?」

エレベータに乗り込んだポールは王子に話してる。
 「やっと話が終わった。それに、貴方と話をしたいと思ってたんだ」
 「良いですよ」
 「午後の仕事が始まるまで10分ほどだけど、すぐに終わるよ」


1階に降りると、ポールは王子と呼んでる人と2人で行こうとしている。
僕も一緒にと思い、レンは後ろをくっ付いて行く。
スタッフ専用の出入り口を出ると、急に2人の姿は見えなくなった。
何処に行ったんだ?
レンはキョロキョロとしている。



ここは、スタッフ専用の出入り口近くに植えられている木の上。
 「話って何ですか?」
 「明日、トモと一緒に話をする事になった」
 「え…」
 「ヘルプ登録するのに身辺調査をするのだが、どうやらトモは私の事を知ってるみたいだ。
王子、もしかして、その調査…」

王子は、深く溜息を吐いて言ってきた。
 「私もそうだが、他の連中も…。友の顔を間近で見ると、断ることが出来なくてね…。
学生時代の頃から、あいつは何かを真剣に話したり、頼みたい事があれば容赦なく『私の目を見ろ』と言ってくるんだ。
目を逸らしても、逸らした先を見てくる…」
 「分かる。睨むと怖いよな…」
 「経験が?」
 「ある」

ポールは王子からアドバイスを貰った。
あいつは考えてから動くタイプだから、チャンスだと思ってはっきりと言えば良いと思いますよ。









☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
トモと改めて話をする事になったポール。
どんな話をするのでしょうかね?
やはり理屈こきでしょうかww



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