BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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TOP二人のピエロ ≫ 二人のピエロ (25)~ポール視線~

二人のピエロ (25)~ポール視線~

※ポール視線※


トモ…。
出来れば、まだ会いたくなかった。
それでも、顔が見れ、声も聞けたのは嬉しかった。
ドクターストップが掛かって何年経っても、君は相変わらず元気だ。
あの時、ヒロが居なかったら…、私は無抵抗でトモに殴られていただろう。

翌日、ポールはボスからヘルプ登録した事を聞かされた。
もしかして、トモは中華料理店に食べに行った事を知ってるのかな。
身辺調査か。
王子はトモから依頼されると断る事は出来ないんだろうな。
だから、トモは知ったのか。

そうしてると、ヒロからメールが着た。
トモが、今度は落ち着いて話をしたがってる。
その時は自分も居る、と。

そう、ヒロも居るんだ。
トモだけだと断ろうかな、と思ったのだけどヒロも居るなら良いかと思い、OKと返信した。


その約束した日の前日、エドが私の勤務先に来た。
 「ポール、ポールッ!」
 「え…。エド?どうしたの、その顔…・」
 「この間トモと遊んでたら、投げ飛ばされたんだ」
 「え…」
 「ただ、私はお前やヒロみたいに武術は得意ではなくてね」
 「でも、してたよね?」
 「んー…。よくサボってはリューゾーに説教されてたな」
ったく、なんだよその顔…。と呟きながら、思わず笑っていた。


 「おや、珍しい。ポールが笑ってるよ」
 「本の虫か…」
 「ウィルだと言ってるでしょっ!ジョンも、なんとか言ってやって」
 「何を言えと?それよりも、エドワール様?そのお顔は…」
 「ちょっとね…。ポール、ランチを一緒にしようよ」
 「え、私と?」
 「ああ、奢ってやる」
有無を言わさず、エドは私を引っ張って行ってくれる。
何かがこっちに飛んでくる。
その気配に気が付き、エドを自分の方に引っ張った。
 「エドッ!」
ジョンと本の虫は、私とエドの前後に。



 「やあ、ジョン。久しぶりだね」
レンだ。
声を掛けられたジョンは、そいつに言っていた。
 「これは、君のか?」
 「そうだよ。さすがジョンだね、僕の気持ちをやっと受け取ってくれた」
 「ふざけるのもいい加減にしろ」
 「僕はジョンだけではなく、ポールも欲しいんだ。手伝って」
ウィルが口を挟んでくる。
 「意味が分からないね」
 「そう?欲しいものを手に入れたい。それだけだよ」
 「怪我をさせてまで?」
 「怪我をしたら介抱してあげる。僕はドクターだから、大丈夫だよ」
 「君の欲しいものは手に入らない」
 「何の事かな?」

そう言うと、レンはジョンを目掛けてナイフを突きつけてくる。
 「ウィル、その二人をよろしく」
 「もう、喫茶に行ってる」
 「相変わらずな二人だな…」
 「ほんと、昔も今も逃げ足だけは早いよな」

レンは、ナイフをぶんぶんと振り回してくる。
ウィルがレンの後ろを取り、首根っこを掴む。
 「ここをクビにされたくなければ、大人しくするんだな」
 「僕はジョンとポールが欲しいだけだ」
 「どうして?」
 「ジョンは、僕に優しくしてくれては道順を教えてくれた。
ポールは不思議な人で、側に居たいと思えさせる。そんな二人に惚れるのは当然だろう」
 「なるほど…。君は気に入った玩具は手に入れ、飽きたら捨てるのか」
 「まあ、とりあえずジョンだけでも良いよ。ポールは同じフラットだから、いつでも出来る」



そのポールは、エドとランチをしてはフラットの引っ越しを知った。
 「え…、引っ越しって」
 「ヘルプ登録しただろう。知り合いが病院を建築中なんだ。そこにもヘルプ登録して貰いたい。
だから、もっと便利な所へね」
 「どこに?」
 「すでに荷物は新居にある。後は、お前だけだ」
その後、エドの運転で引っ越し先に向かった。
そこは、パースの中心部にあるセキュリティで固められたフラットだった。
そのフラットからメインの通勤先の病院までは徒歩で15分強という所か…。
それでも、トモのクリニックにも徒歩で10分以内だそうだ。
もう1ヶ所ヘルプ登録している病院は、大通りを挟んだ向かいにある。
引っ越し手続きも終わり、病院に戻ると、レンに絡まれた。


シュンッ!


 「よく避けたね。ところでポール」
 「言っておくが、私は気配には敏感だ」
 「そう、覚えとくよ」
 「ついでに言うと、お前が狙ってる奴も気配は敏感だ」
 「ふーん…、そういう情報を、もっと教えて」
 「何を知りたいのか分からないが」
 「全てだよ」
 「なんの?」
 「ポールとジョンの全て」
 「知ってどうする?」
 「好きな人の事は知りたいじゃない」
 「当人に聞け」
 「ねえ…」
 「煩い。私は仕事に戻る」


ドクター・ロウが声を掛けてくる。
 「ポール、ここに居たか。呼ばれてるぞ」
 「誰に?」
耳元で言ってくれる。

はぁ…、と溜息を吐いたポールは分かったよ、と返して呼ばれてる場所へと向かった。
その後ろには、レンが居た。









☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
ポール視線の話です。
よく、人に呼ばれては溜息モノのポール。
ったく、いい加減にしてくれっ!

ブチ切れ無いのは、根が優しいからなのかな?



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