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君は腐れ縁であり運命の人(41) ~最終話。。。そして現在~

 ~ エピローグ ~


大学2年の冬。
サトルの父である『御』主催のバースディパーティがきっかけとなり、ユタカは世界の各界のトップと知り合ってはパーティだけではなく、講演会等にも招待される事となった。拒むことは出来ない。
なにしろ参加不参加の選択文字の無い招待状だったからだ。
その結果、表の世界では有名人となり顔パスで世界各国を行き来出来る位置にまで上りつめる事となったのだ。
そして、世界各国とのパイプ役になった。
それはイタリアに5年間居たからだ。あの当時の仲間が各々の国での重要人物になっては、私に声を掛けてくれるからだ。
当然ながら父よりも上に位置する羽目になった。
パーティ参加の許可は一度しか貰ってなかったが、卒業するまで5回も参加していた。
でも、三回目の大学4年の冬に父が参加してるのを目にしては、注意された。
あれは単なる注意の仕方ではない。
父は、私を睨みながら言ってきたのだから。
そうか、父は自分より子供が上になる事を嫌うのか。
そう思うと、どうしてあんなにも頑なに行くなと言ってた本当の意味が分かり、福岡の実家には帰らない事を決めた。

それでも地盤だけは固めておきたいので、福岡に戻ると自分でアパートを借りて住んでいた。
そこで、初めて気が付いた。
自分は特殊な家庭で暮らしていた、と。
普通の人なら、仕事をしながら生活の為に暮らす。
だが、自分は財閥の一員として贅沢をしていた。
中学の時、友に言われた言葉が蘇る。
 「お前、何様のつもりだ?」


そして、どんなに上りつめる事になっても、豊の心の中には、友明しか居なかった。
大学卒業して死んだと聞かされても、信じられなかった。
だけど、オーストラリアで本人を目の前にした時は、その変貌に目を瞠ったものだ。
(友、やっぱり生きてた。小母さんの嘘つき。だけど、その顔は……)
それでも、嬉しかった。



世界への切符を手にした若者は、次々とアメリカ、中国、フランス等へと羽ばたいて行く。


そして、大学を卒業して約20年後。
今度は、日本という国から飛び出てはオーストラリアに皆が集まった。

皆は、あの頃とは違う立ち位置にいる。
それでも、あの時。
死んだ、と聞かされても信じられずに…。
生きてる、と心の中で強く信じていた。

だが、豊はもやもやとしている。
肝心の一言を言えば、関係が崩れる。
そう思ってるからだ。
それは、友明がドンと呼ばれるようになり、子供も居ては恋人も居るからだ。

それでも良い。
友の側に居られれば、それだけで良い。




あの大学2年の冬のバースディパーティ・・・。
ボスである友明も可愛がられたが、サトルの父である『御』本人から帝王学を教えて貰う羽目になってはボス度を高める事になった。いわゆる、『御』に気に入られていたのだ。
1年後の大学3年生の冬、ボスは東響大学の学長や理事長を顎で扱き使う様になる程の力と地位を手に入れ、私達10人は、実質的に大学を牛耳っていた。

タカも『御』主催のパーティに参加したお蔭で、卒業後の勤務先が決まった。
両親がドクターであるにも関わらず、当の本人は親の跡を継ぐ意は無く、パーティに参加していた人の病院へ勤務医しては、自分の意思で世界への切符を使いアメリカへ渡った。

ジュンヤも『御』のパーティがきっかけで世界に知れ渡るトップモデルになった。
ドクターでもあり、バスという楽器も弾けるという珍しい経歴の持ち主である、と。

香港人のワンも然り。
父親が有名人であり、姿や顔が似てる事もあり可愛がられては、大学卒業後の大学付属病院への勤務が決まったのも、あの『御』主催のパーティに参加したからだった。
最近は香港に戻る前の経歴作りに余念がない。




他は要らないのだが…。
一応、覚書として書いておく。
スズメは自分の店を中国でしていたが、現在ではパースで中華料理店として開いてる。
サトルは複雑な人間環境な中でも、義兄2人のお蔭でぐれる事も無く、恋人と共に暮らしては和菓子屋をしてはコンピュータでも仕事をしている。
マサは自力でインターポールの一員となったのにもかかわらず、辞めてはパースで警備警護会社を興してる。
ユウマは孫も生まれては爺ちゃんになっては、自分の病院を日本だけでなく、世界にも手を広げている。今は、パースで建築中だ。
カズキは何処吹く風の様に、メスオペで居る。


結局、私達は皆が皆、あいつを選ぶんだな。
あの時、左腕を骨折しそうでしなかった友明に向かって、5人は告白した。
他の4人は知らない。
自分達だけで良い。
そういう思いで、自分の居場所を確保した。
その思いで5人は友明を選び、また友明も彼等を拒わなかった。
私は友に告白した。その後で、マサ、ジュンヤ、タカ、サトルも次々と告白したが、肝心の友は肯定も否定もしなかった。
だが、後ろを向いては居なかった。
私達の告白に耳を傾けては言ってきたのだ。
 「お前等、バカか」
その言葉に、私達は返した。
 「バカで結構」



そして……、今日も、あの男をやっつけよう。
アレが使えないのが難点なのだが…、あの男は身に付けていないのにと思うと、どれほど強いのだろう。また、どこにアレを置いてるのだろう。感知できないのが残念だ。
最近になって、何か変化があったみたいだ。
一体、どうしたのだろう。
アレの反応が鈍くなってきたのか?
2度ほど、私の身から離れる事があった。
今迄は、そんな事は無かったのに。
しかも、手元に戻ってくる度に何かを感じる。
アレは、何処で何をしていたのだろう…。
仕方ない、自力の反応を鋭くさせておかないといけないな。
今迄はアレに頼ってばかりだったからな。
ああ、だからなのか?
私に、自分の腕や力に磨きを掛けろという事なのか?
どちらにせよ、アレが頻繁に姿を消すようになると、困るのは自分だ。
自分の腕や力に磨きを掛けよう。
友、好きだよ。
ドクターストップ掛かっていても、私がお前の手足になる。
だから、私には隠し事は無しにしてくれ。
事後承諾になっても良いから、必ず言ってくれ。
あんなクマヤローには負けない。
そりゃ、あっちの方が年齢も体格も上だけど、ドクターとしての腕も良いだろうが。
私の方が、お前をずっと見てきた。
これからも、ずっと見てるよ。

だけど、この想いは届かない………。
それでも、大事な人を守る為に私は自分を磨く。
手刀のみならず、他の武術やコンピュータ等のレベルアップもしていくから…。


友、…友明。
私は君が好きだよ。
私の腐れ縁であり、運命の人。
















- 完 -






☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、こちらも本編シリーズとリンクしてます。
同じく、ざっくりとですが(;・∀・)

 『君は腐れ縁であり運命の人』も、最終話を迎えました。
読んで頂きありがとうございました<(_ _)>



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