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君は腐れ縁であり運命の人(37) ~束の間の幸せ~

翌日、友に叩き起こされては軽めの朝食。
その後、友は元気に屋敷の掃除をしては、私は朝寝タイム。

昼前には自分から起きてはリビングに降りて行くと、キッチンから友の鼻歌が聞こえてくる。
ご機嫌なんだな。
そう思うと、私もご機嫌になってくる。
このまま時が止まれば良い。
友の声で起こされ、友の手料理を食べ、たまには言い合いをしては、合気道でも少林寺でも組んでは負かされるのも許せる。
どうして、あんなに強いのかな。

時が経つのが早い。
年末年始も明けては、いよいよ明日には弟が帰国してくるという前日、友はお世話になったお礼として夕食を御馳走する、と言っては外食をしに行こうと言ってきた。
家でも良いのだけど、でもデート気分が味わえるので、その誘いに乗った。
一駅分だけど電車に乗っては、車とは違う感じに戸惑ったが、友と居るので旅行気分でいた。
その帰り道。
友は、電車でと言ってきたが、まだ早い時間だし歩こうと、私が言うと意外そうな表情をする。
私だって、歩くよ。
いつもは送迎車だけどね…。
話はしないが、それでも側に居る。
そう思ってるだけでも楽しくなる。

中心部とは違い、ここは長閑なので閑散としている。
男2人で歩いてると、急に複数の気配を感じる。囲まれてる?
友に目をやると、30人だと言ってくる。
そうだな、私も30人だと思うよ。
ここら辺に隠れていたのだろう、そいつらは一斉に掛かってくる。
友が司令塔の人物が居る事に気が付き、連中は任せると言ってきたので、自由に嬲れる。
30人を一気に倒しては、友に追いつく様に走る。
友は司令塔の人物を目掛けて走ってる。
が、いきなり友はジャンプをしては前方宙返りをしては200m先ぐらいに着地する。
友がジャンプをした地点では、これまた30人位が出てきた。
なるほど、私に任せてくれるという事か。
だが、今度の30人は銃を使ってくる。
友が向こうに着いたのを確認すると、私はアレの力を使い連中の位置を把握しては、そこに向けて護身銃を構える。
護身銃だからと言って、バカにするなよ。
目にモノを見せてやる。

その連中を一気に片付けると、声が聞こえてきた。
 「その銃を下ろせっ。でないと、こいつを殺すぞ」
その声のした方に振り向くと、竣太が居た。
しかも、友は捕まっては両手を縛られては猿轡をされてる。
殴る蹴るをしたのだろう、友の顔には痣が付いてるのが私の居る場所から見える。
 「どういうつもりだ?」
 「こいつは邪魔なんだよ。諒一様の隣に居るべきなのは、この俺だ」
 「喧嘩をしないと駄目なのか?」
 「ああ?」
 「口で説得させようとはしないのか?」
 「貴様には分からんよ。この青くせえガキが…」
 「そいつをどうするつもりだ?」
 「へっ、どうしてやろうかねぇ」
竣太は、友の顔を覗き込んでは顔を近づける。
すると、そいつは猿轡をしたままの友の唇に自分の唇を当ててる…。
この野郎、私の友になんてことをっ。

 「よく見ると、可愛い顔をしてるよな。なら、こっちはどうなんだろうな」
そう言っては、そいつは友の服を捲っては身体を撫で回したり舐めたりしている。
こんの野郎…!
よくも…、よくも私の友に・・・。
 
 「ふっ。決めた、良い身体つきだし、反応も良さげだ」
竣太の頭に銃を当ててはカウントを取ってやる。
いきなり目の前に移動して現れた私に、竣太は慌てている。
 「い、いつの間にっ」

 「5…4…3…」

 「へっ、そんなチャチな物で殺せるとでも思ってるのか?」

頭から右肩に照準を変える。
 「2…1…G!」
シュンッ!

 「気分はどうだ?今度は頭だ。」
片手で友の両手首を縛ってる縄と猿轡を外したのだが、友は何も言わない。
竣太を撃とうとしている私を見てるだけだ。

竣太は肩が痛いと喚いてる。
そんな竣太に低い声を出してやる。
 「最後に選択肢を与えてやろう。こいつに今迄してきた事を謝れ。私の敷地や屋敷を壊したり荒らしたりしては、その謝罪もまだだろう。私にも謝れっ。
それが嫌なら、このまま撃ち殺される。どっちが良い?」
 「どっちも嫌だね。」
 「なら殺すまでだ」

友の声が聞こえる。
 「そいつを殺してお前の気が済むのか?気が済むのなら、殺せば良い。
私なら、生き地獄を見せてやるね」
 「生き地獄ね…。分かったよ」

スパッ!

今度は、右腹から左脚の付け根を目掛けて斜めに振りかぶった。
そう、刃に変えてから振りかぶったのだ。


竣太は、苦しがっては呻いてる。
当たり前だ。
これは私の思ったことを従順にしてくれるのだから。
死ぬまで苦しめばいい。







☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
楽しんだ余韻に浸り、幸せモードな豊。
だが、その幸せも束の間だった。。。



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