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君は腐れ縁であり運命の人(29) ~結果は。。。~

主催者に挨拶をしては、ターゲットの近くまで移動して囮役のタカに説明をしていた。
 「ああ、ただサトルと喋っていれば良いだけか」と、タカが。
 「アバウトな奴だな。さっきも言ったように、あいつは初々しい男がタイプなんだよ。そんな事を言ってたら、ハーレムの一員にされるぞ」と、ジュンヤが。
 「まあ、後はジュンヤと私が暴くから」と、ユタカが。
 「私も暴きたいんだけどな」と、サトルが言ってくるが、だめ、と制させられた。
理由はこれだった。
サトルの兄が居るんだから、と。
するとターゲットが動いたのか、ジュンヤが小声で言ってくる。
 「こっちに来るぞ」
 「なら、臨機応変で。とにかくタカはサトルと一緒に動け」
二人が揃って了解、と声を重ねた。
と同時に、声を掛けられた。
 「ねえ、そこの黒髪の子。君は初めてだよね?私と一緒に話をしないかい?」
黒髪の子と言われ、直ぐに応じたのはサトルの方だった。
 「いえ、結構です」
 「いや、これは失礼。君の方ではなく、こっちのがっしりとした身体つきの方だよ」
タカも応じた。
 「いえ、結構です」
 「どうして?」
 「何よりもまず、自分の名前を名乗るのが普通でしょ?」
 「ああ、それもそうだね。これは失礼した。」
そう言って、そいつは名刺を出してはタカの方に差し出した。
 「私は真田竣太、父は都議員をしている。」
 「貴方は?」
 「君と話がしたい」

すると、違う声が割って入ってきた。
 「こっちに居たぁ~」
(げ、なんでこっちに…)
だが顔には出さないでいた。
サトルの兄だ。
 「ね、挨拶済んだんでしょ?一緒に話そうよ」

サトルの兄の腕をジュンヤとユタカは引っ張ってる。
こっちの計画をパーにしないでくれ、という思いで。
だが、サトルの兄は二人を一瞥しては相手が分かったのか、にこにこと言ってくる。
 「もちろん、君達も一緒だよ」

すると、竣太が嫌そうな声を出して来る。
 「誰かと思えば、昌平さんかよ…」
 「うん?おや、これはニート君。私の弟に用かね?」
 「弟?」
 「そうだよ。私の可愛い弟と、その友達だけどね」
そう言われ、竣太はタカと昌平さんを交互に見ているが、鼻で笑っては言ってくる。
 「似てないよね?」
 「よく言われる」
 「そう?だけど一緒に話がしたいだけなんだけどね」
 「そうなの?でも、君の話って、イコール抱くという事になるでしょ。それは許せないな」
 「あのね……」
 「違うの?あ、それともタイプを替えたのかな?」
 「昌平さん、貴方は私に喧嘩を売ってるの?」
 「違うよ。ただ単に、弟とその友達に手を出して欲しくないだけ」
 
4人は、はらはらとしながら聞いている。
この二人の会話は、一発触発で危ない。仕方ないので計画変更だ。そう思ったジュンヤは、サトルとタカに手招きをしてくる。
それに気づいたタカは、サトルに視線を送ってる。
後ろを見ろ、と念じながら。
暫らくすると、サトルはチラと肩越しに見ると、ジュンヤが手招きをしてるのが見えた。
さあ、どうやって逃げよう。
昌平が、この竣太と話をしてる今が一番良いのだが、昌平は族の頭をしてるのもあり鋭い。
時計に目をやると、19時半になろうとしている。
今夜は、もう駄目かもしれない。それなら、トイレに駆け込もう。
そう思うと、サトルはタカの腕を取った。
応戦状態になっていたタカは、直ぐに反応した。
だが、反応が少し遅れた昌平は二人を捕まえることが出来なかった。
いつの間にか、あの2人も居なくなっていた。
昌平は内心は安心していた。
(まあ、いいか。毒牙に掛からなくて良かった。後でこってり絞ってやるからな)


タカを連れてトイレに駆け込んだサトルは、少し遅れてトイレに駆け込んできた二人と合流した。
 「悪い、昌平の出しゃばりでパーになってしまった」
 「いや、良いさ。少しでも分かったことがあったから」
 「あの手の人間には近付くな、という事だな」
 「私は、この為に10万も出したんだぞっ」
3人は、タカに御免ねーと謝っては、本当はやってはいけない事なんだけど、と前置きしては飲食スペースに移動して食事を食べる事にした。
 「お!上手い。元を取ってやるっ」
と言いながら食べてるタカを横目で見ながら、元を取るつもりならブクブクと太るぞと思っていた。

 「あ、こんな所に居る。しかも、食ってるし……」
 「また、昌平かよ…」
 「さっきは、どうした?」
 「悪い、絡まれてどうする事も出来なかった」
 「そういう時は、素直にお兄ちゃん助けてって言え。そしたら、助けに来てやるから」
 「ん、ありがと」

素直に言われて嬉しかったのか、お兄ちゃんは弟とその友達にさっきの事を教えてくれた。
しかも、忘れずに付け加えてくれる。
 「まあ、サトルがパーティに来るほどだから、あんな羽目になったのかもな」

 「で、自己紹介がまだだったね。私は山口昌平、悟の兄だ。よろしくね」
ユタカとジュンヤとタカも自己紹介をした。

そして、ジュンヤの言葉で、昌平は納得した。
 「そうなんだ。今夜のパーティはフリーだから、タカ君を社交界デビューさせようとしたのか。
あ、なら良いのがあるよ」
 「なんですか?」
 「毎年12月にやるんだけどね」
だが、サトルは遮っていた。
 「昌平、それは駄目だって」
 「別に良いと思うよ。私も、お願いしとくから」

ユタカが興味を持って聞いてくる。
 「12月って、クリスマス…」
 「そう、12月はクリスマスだけど、中旬にね」
 「あ、中旬という言葉で分かりました。バースディですね」
 「そうそう。良かったらどうかね?」
 「でも、本人にお伺いを立てないといけませんよね?お気持ちは有難いのですが」
 「なら、打診しておくよ。で、その結果をサトルに言って、伝えて貰う。それで良いかな?」
(人の話を聞けよ)と思いながら、ユタカは応じていた。
 「はい、それでお願いします」
話が、どんどんとややこしくなっていくが、その結果が悪くなることを願っていた。
 

それから数日後。
正式に、招待状が届いた。
いつもは無視するか、丁寧に断りの文字を添えて返信している豊だが、なにしろ9枚という枚数が一包みにされて来たので、驚いているのだ。
送り主を見ると、『御』という文字が手書きで書かれている。
日本を揺るがす事の出来る人物で『御』と呼ばれてる、サトルの父親だ。
9枚って、どういう事?
今迄は1枚だけだったのだけどな。
しかも、返信はがきも付いてないし、参加不参加の文字も無い…。
すると、机の下に落ちたらしい紙切れが目についてはそれを拾うと、『御』という文字があった。
しかも、コメントが書かれてある。
『長男と三男の二人から話を聞きました。
是非、皆さんで楽しんで貰いたいです。
9人共、是非お越しください。』

え、9人?
あのスズメも入るのか?
あいつが一番、場に相応しくないぞ。
そう思いながら、翌日。
その招待状を持って大学に行った。



  

☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、結果は・・・・・・?

(;´・ω・)(・・?

なんと、その結果は12月のバースディパーティの招待状へと変わったのでした。
サトルの義兄と会ったのが運の尽きでしたねΣ(; ̄□ ̄A




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Comment

No title
編集
見たかったのになあ~。
みと・ごろー公様的勧善懲悪。 もしくは仕事人的タリラ~~・ジャかジャン♪
て場面。

でも、『御』と繋がる事になるのは裸の王子・竣太(当たってる?)を牽制するためにも良いのかしら?

あ、ご飯食べられて良かったね!
2015年12月08日(Tue) 10:34
Re: No title
編集
ますみさんへ

ねえ、私も見たかったですよ
まったく、昌平様が出しゃばってくれたお蔭で(# ̄З ̄) ブツブツ

竣太は、裸の王様、かな・・・?
いや、違いますね。
昌平が言ってる様に、ニート君ですww


ただ、昌平が有名なので、誰しもが喧嘩を売らないからなのですねー
族の頭もしてるしw


 「ますみさん、ありがとうございます。お蔭で食事にありつけました。美味かったですよ。でも元は取れず…」(byタカ)
はい、これ。
お裾分けです( ^o^)ρ (^0^ ) ハイ! アーンシテ!


2015年12月10日(Thu) 09:51












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