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君は腐れ縁であり運命の人(24) ~これも、社交界・・・?~

良の事が言えた豊は、少しは気が楽になっていた。
だが、友から身体に付いてる脂肪を言い当てられては、困っていた。
まあ、最近はパーティ尽くしだから、当然パクついてしまうんだよな。
カフェを出ると、友には、こう言われるし。
 「自分家まで走ったりジャンプしながら帰ったら?」
って。
くそ、腹の立つ事を言ってくれるなあ。
だけど、気に掛けてくれてるのが分かるので嬉しいのもあってか怒れないでいる。
友、好きだよ。
良の事は伝えたが、自分の本気の思いは伝えられない。
高校の時は、ふざけ乍ら言っては押し倒した事があったが、今は……、友への気持ちを再認識してるので言いにくいのだ。


その後、豊は友の家まで先回りしていた。
友が家に入るのを見ては再び出かける姿を目にしたのは、それから1時間後の17時過ぎだった。
暫らくすると、昼間の4人の内の一人が声を掛けてくるのを目にした。
 「よっ。今日は1年生相手に自分のを発表するってさ」
 「えっ、まだ完全にし終わって無い」
 「なあ、それよりも後ろの」
 「分かってる。害は無いから」
 「そう?なら良いけどね」

あ、やっぱり気が付いてるんだ。
でも、私の家は、もう少し歩くと着くんだ。
私の目の前を歩いてる二人は、角を右に曲がってくれる。
あれ?
そこを右に曲がって少し行くと私の家なんだけどな。
二人の後を追う形で、私は自分の家に着く。
すると、二人は今度は私の家の門塀に沿って右に曲がってくれる。
そういえば、短大があったな。
私は駆け足で短大に向かって自分の敷地内を横切って使用人専用路に向かった。
使用人が驚きの声を出してる。
 「ゆ、豊様?」
 「どうされたのですかっ?」
彼等の声を無視して、使用人専用の憩い部屋にある窓を開けると、友が二人揃って短大に入って行くのが見える。
そこの短大は、夜間しかしない。

道路との境にある扉を開けて短大の正門に向かってると、看板が見える。
こう書かれている。
Tokyo_yakan.jpg


もしかして、友はここに来てるのか?
私の家の近くに・・・。

あの様子だと、ここが私の家だとは知らなさそうだ。
こんな近くに。
あ、でも…、1年間も気が付かなかったなんて、自分が情けない。
すると声を掛けられた。
 「ユタカ?どうした…」
 「ああ、サトルか」
 「どした、見学したいのか?」
 「お前の?」
 「でも良いけど、見学や体験は随時受け付けてるぞ。予約無しでも出来るからな」
少し考えてると、サトルは言ってくれる。
 「私は、将来はコンピュータを使って仕事をするつもりだけど、お前は就職はしなくても良いから気が楽で良いねぇ~。さすが財閥のお坊ちゃまだな」
 「既にコンピュータで仕事をしてるのだけど。そうだな、将来の日本の行く末が、お前の才覚でどこまでになるのか見てやるよ」
ほんとにムカつく事を言ってくれる奴だな。


すると、コンピュータでは学長が自ら教えてるのを目にしては驚いた。
なにやら、ドイツ仕込みだそうな。
学長は豊に言ってくる。
 「おや、君は…。どうしたの?」
 「見学させて下さい」
 「良いよ。ゆっくり見てってね」
 「はい、ありがとうございます」


3時間後。
ユタカはサトルと一緒に短大を後にした。
友と居たかったが、まあ良いや。
居場所は分かったから。
サトルは、短大の前にある屋敷がユタカの家だとは知らなくて驚いていたが、遅い時間だけど、と言いながらコンピュータ談義をしていた。
今日やったところの復習を兼ねて。
使用人達は、外面の良いサトルの笑顔に微笑ましさを思えたのか、あれやこれやと簡単に食べれる物を作っては持って来てくれる。
そういえば、友の時は和菓子を4箱渡していたな。
こいつには、どうするのだろう。

帰るから、と言ってサトルは自分の家に連絡をして、ここの場所を教えたら、サトルの電話の向こうから大声が聞こえてきた。
 「お前、なんていう人の所に居るんだっ!おいっ、車を」
 「私も行くから待ってろよっ」
その二つの声の主は誰なのか分からないので、豊はサトルに聞いていた。
 「誰だ、この二つは?」
 「来たがってるのは昌平だ。最初のは、次男だ。」
 「放浪癖の長男と、後を継ぐだろうと言われてる勝ち組の次男か」
そこまで言うと、にやつきながらユタカは言ってくる。
 「で、サトルは?」
 「くそっ…、言いたいように言えよっ」
サトルの苦虫を潰したような表情に声。
ユタカは、いつも左腕に居座ってはボスの守護と言ってる澄ましやなサトルを言い負かしたことによる優越感を感じていた。


10数分後、1台の車が到着した。
門の守衛から連絡を貰った執事は車寄せに向かった。
サトルを見送るのを兼ねてユタカも外に出た。
サトルは一目で、(この二人は車の中で着替えたな…)と見抜いていた。
お洒落な雰囲気を醸し出すワイン色の上下にリボンタイを着こなしてる放浪癖の長男の昌平が先に口を開いてきた。
 「この度は、弟がお邪魔したそうで。なにか失礼な事を働いてないでしょうか?」
 「いえいえ、とんでもない。私も、同じ医学部でして話に花を咲かせては、こんな遅い時間になってしまい、申し訳ありませんでした」
 「同じ医学部って、同じ大学ですか?」
 「はい、そうです」

すると、ノーコンの上下を身に付けた勝ち組の次男の隆星が割って入った。
 「これからは公私共に仲良くさせて貰えると嬉しいです。よろしくお願い致します」
 「御顔をあげて下さい。私はまだ学生です。父には、そのように仰られた事を伝えておきます。
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
ご自宅にお戻りになられたら『御』にも、お伝え願えないでしょうか。
『福岡の福山から、今後とも宜しくお願い致します』という言葉を。」
 「ありがとうございます。父に、そう伝えておきます。夜遅くまでお邪魔させてしまって、申し訳ありませんでした。それでは、これにて失礼させてもらいます。」
 「お気を付けてお帰り下さいね」
 「ありがとうございます」


帰りの道中、サトルは二人の義兄に言っていた。
 「狐の化かし合いだったね。私には無理だ。社交界には向いてないな…」
それを聞いていた長男と次男は笑っていた。
 「わはははっ。大丈夫だよ。社交界には私が出るから心配は要らない」と長男が。
 「跡を継ぐのは私だから、お前は気楽にやってれば良いさ」と次男が。
その二人の声に、サトルはボソッと呟いていた。
 「ほんと、人間環境に恵まれてるよな。ありがと…」

その呟きが聞こえたのだろう。
二人はサトルを抱きしめていた。
が、サトルは叫んでいた。
 「くっ付くなー!暑いっ!」








☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
今話は、豊とサトルとの二人での話。
サトルの義兄2人は、サトルの夜間授業の事は知っていても、まさか豊の屋敷にお邪魔してる事は分からず。
サトルが迎えの連絡を入れて、猛スピードで着替えたのね(*≧m≦*)ププッ




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