BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP君は腐れ縁であり運命の人(ユタカ編) ≫ 君は腐れ縁であり運命の人(9)

君は腐れ縁であり運命の人(9)

 「友明君、しっかり捕まってて」
 「大丈夫ですよ、須藤さん。あいつ等は福岡に住んでいた頃のクラスメイトだったから。
はぁっ……。せっかくこっち来ても、また一緒になるんだからな…」
 「仲が良いって事だよね。それとも腐れ縁かな?」
 「えー…」

まあ、そうだな…。色々とあったけど楽しかったよな。


一方、友明を乗せた車を追う形で銀髪碧眼の長身の男は、運転手に指示を出していた。
どうして、あいつはここに居るのだろう。
福岡では無いのか?
しかも答辞だし…。
ここには国立だからと言っても、金にモノを言わせて来れるような学校では無い。
頭の出来だけでも来れない。
身体能力や、色々と適正テストがあった筈だ。
それをパスしないと無理なのに。
合格点も高いんだぞ。
それに、今日は一度も振り向いてはくれなかった。
優三郎は、頑張って勉強しては適正テストも何とか受かったみたいだ、と言ってたし。
友、お前はどうだったのだろう。
まあ、答えは『答辞』というので出てるけどな。

にしても、あの車は何処に向かってるんだろう。


暫らく追ってたら運転手から声を掛けられた。
 「豊様、撒かれてしまいました。申し訳ありませんでした」
静かに溜息付いて運転手に返した。
 「別に良いよ。明日、学校で本人に聞くから。今日はドライブ出来て良かったよ」
 「その様に仰られると嬉しいです。それでは戻りますね」
 「ああ、よろしく」
そう言うと、車は田園調布に向かって行った。

そう、豊は田園調布に一軒家を持っていたのだ。
東京で何かのパーティやイベントとかあると、一々ホテルに泊まるよりは便利だからだ。


翌日。
送ってくれた運転手に帰宅の時間を言うと、車から出ては西門から校舎へ向かう。
送迎車は、西門のみしか付けれないからだ。
友を乗せた車は、今朝は居ない。
校舎の昇降口に入ろうとしていると、友は既に来ていては畑作業をしているのが目に飛び込んできた。
ここに畑なんてあったのか?
 
友はブレザーを脱いではカッターシャツを上から3つ目までボタンを外しては袖を半分ほど捲り上げ、ネクタイを鉢巻代わりにして額に巻いてる。
制服のスラックスも脱いでは、体操服の短パンを履いてる姿だった。


誰かが友を呼んでる。
 「友ー。こっちに持って来て」
 「ちょい待って。お前ね、3年振りだからって、人使い荒いよなぁ」
 「3年じゃないだろう。6年生の時だったんだから…、4年振りだ」
 「分かってるよ」

あの男は、この学校の理事長の息子。
友と知り合いなのか。
4年振りって…、そういえば友は東京から福岡に引っ越して転入してきたんだった。
忘れてたよ。
あの男とは、東京での友達だったのか。
それなら、昨日のあの車に乗り込んだのは、久しぶりの知人に会ったからか。
そう考えると納得いく。
だけど、本人から聞くまでは納得しないからな。
友、お前が本心を見せるまで纏わりついてやるからな。


すると、予鈴が鳴った。
 「あ、予鈴じゃん。早くしないと遅れるっ」
 「お父ちゃんっ!じゃなかった、理事長、もう良いですか?」

 「せめて、こっちの倉庫に入れて欲しいな」

そう言われ、友と理事長の息子は、理事長を睨んでる。
 「あと10分しか無いのは分かってるだろっ」
 「そうそう。それに、遅れると担任から説教喰らいますっ」
 「友明君は身が軽いから、ピョンピョンと飛び跳ねて行けるだろう。それに、啓(けい)、お前は」
 「俺は、友みたいな事は出来ないから。友、行くぞ」
 「ん。それでは理事長、失礼します」



既に着替え終わった二人は、理事長を畑に置いて昇降口に入って行った。








☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
東京での高校生活。
銀髪碧眼の長身は、友が乗り込んだ車を追って行く。

が、友は運転してくれてる須藤さんから「腐れ縁だね」と言われて…。

そして、銀髪碧眼の長身は、意外な所で友の意外な姿を見てしまう。
思わず、生唾ごっくん?




※※※

ランキングに参加してます。↓↓ポチッと押してね

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

小説(BL) ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

FC2カウンター
カテゴリ
ランキング参加してます
↓↓ポチッと押してね にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
Twitter
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ