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君は腐れ縁であり運命の人(8) ~今日から高校生~

家に帰り、お母ちゃんに学校であった事を言っては、香織の弁当を作って欲しい、と頼んだら快くOKしてくれた。
 「香織と同じクラスだから、余計に言われるのね。嫌だよね、そうやって言われるのは」
 「香織も嫌だと思うよ。俺、自分のは作るから、香織のをお願いね」
 「はーい。でも、良かった」
 「何が?」
 「朝仕事は全部やってくれるから何もする事が無くて困ってたのよ」
 「なら、明日からは大丈夫だね」
 「ありがとね」

お母ちゃんは、見るからに生き生きとして香織の弁当を作ってるのが分かる。
たまに、俺もお母ちゃんが作ったのを詰めたりして。
材料を切るのは俺の役目だけど、お母ちゃんはスキ焼のタレとかを使って味付けてる。
あー、良いなあ。
俺も、そうやって丼系にしようかな。
野菜も一緒に炒めて、そういったタレを使って味付ける。
箸が進むだろうなぁ。


そして、中学に入っての初めてのテスト、中間試験。
3学期制で、夏休みに入るまで、もう1回、期末試験がある。
夜は早く、朝はギリギリに起きてくる香織は試験勉強はどうしてるのだろう。
俺は、放課後は料理クラブに入ってるので、試験中は部活は休みなので勉強できる。
いつの間にか、週末ごとには病院とかバイク屋とか寿司屋とかハーフ君家で勉強会というものをするようになっていた。
優二郎が居ないのでそれとなく聞くと「優二郎ではなく、優三郎だ!いい加減覚えろ」と4人が口を揃えて言ってくる。その優三郎が居ないのは、クラスが違ってるからだ。
最初は昼ご飯にそれぞれがスーパー等で買って持って行ってた。
そのうちに、各家庭では昼ご飯を用意してくれるようになり、我が家でもお母ちゃんがここぞ、と腕を揮っては作ってくれる。
嬉しいのだが申し訳ない。
寿司屋で勉強する時は、1階に降りて金を払って1ヶ月に1回の御馳走に舌鼓を打ってる。
おやっさんは別に構わんと言ってくれるが、こっちが構う。
それに、寿司屋だからね。御馳走だよ、御馳走。

それに、ハーフ君の家。というか、屋敷だね。
そこで勉強する時も、最初は構ってた。だが、そこの人達は優しく迎えてくれた。
それに、豪勢な食事。
昼食に、こんなにも食べるのか?と思える程の種類や量に驚いた。
だから、ハーフ君は身長も高いのか。
ハーフ君の父親が屋敷内を案内してくれて、俺は興味をもった部屋があった。
武術室、いわゆる道場だ。
なるほど、だからハーフ君は武術には長けてるわけだ。


そんなこんなで、中間試験が終わると、各学年とも50位以内の名前が張られる。
げっ、なにこれ。
見ると、名前とクラスだけ書かれてるのだけど…。
1位から40位までが福山さん、福山君だ。
俺は友明だから、ア行から名前が連なっており、自分の名前を見つけることが出来た。
26位。
だけど、俺の後ろには夏生、豊、隆一、良と所々飛んでるが並んでいる。
優三郎という名前も並んでる。

それは、試験ごとに張り出されるみたいだ。
メンバーは変わらないので、順位も変わる事は無い。


そして、3年生になった夏休み。
俺は受験の為、東京に行った。
東京の高校に行こうと思ったからだ。
お父ちゃんに連絡して、マンションに夏休みの間中居た。
お父ちゃんは、朝はゆっくりと8時頃に起きては、夜遅くに帰ってくる生活をしている。
8月は忙しくてマンションには戻れないから、と言われ俺は合鍵を渡された。
その時、マネージャーに会っては挨拶をすると、「大きくなったね」と言われた。
でも、3年振りだよ。
・・・大きくなったのかな。
でも、嬉しかった。



高校受験は、この某高校を受けては、8月下旬には合格が決まった。
そこは、大学の附属高等学校。
国立の高校だ。
だが、まだ高校生なので寮生活となる。
親戚とか居れば、そこからの通学も可だ。
住む所。
お父ちゃんに聞くと、条件を出された。
 「朝飯を作ってくれる事」

それだけだった。
お安い御用。
弁当を作るから一緒に弁当詰めとくよ、と言うと子供みたいに嬉しがっていた。
それに、俺が居るとお父ちゃんの事をお母ちゃんに知らせる事も出来るしね。



中学校を卒業して、引っ越しも済み、東京に居た頃に通っていた道場へ向かった。
高校の入学式は、学校から指定された時間に行く。

入学式の祝辞やら答辞やらの最終打ち合わせ等を終わらせ、自分のクラスに行く。
すると、どこかで見かけた顔が…。
でも、無視する。
なにしろ、世の中には同じ顔が3つある。と言うからな。


そして、入学式も終り、1年A組に向かう。
国立の進学校という事もあり、見るからに頭の良さそうなクラスメイト達。
その中には、茶髪やら赤髪やら金髪やらブルネットやら、多国籍の高校生。
そして、銀髪に碧眼の低身長やら銀髪に菫色やら銀髪に黒目やら、銀髪に碧眼の長身…。

うん?
銀髪に碧眼の長身?
思わず二度見しそうになったが、耐えた。
二度見すると、ばれる。
いや、既にばれてるだろう。
なにしろ、檀上で答辞をしたのだから。
でも、俺は人違いであって欲しいと祈っていた。


そして、担任は日中のハーフの福山仁先生。
その日の内に、決めるべきことを決めては席順は出席番号順だ。

俺の席は廊下から3列目の一番前。
そして、その左隣には。
『福山優三郎』

その後ろに居るのは、長ったらしい名前の持ち主。
自己紹介してたけど…。
『 豊=グスターヴォ・ヴォルドゥー・ドゥ・ヴィンセンティーニュ=福山』
覚えられない俺の頭では、ハーフ君に決定。

ってか、なんでこいつ等が居るんだ?

決定事項を決めた、その日の午後。
他のクラスとの合同対面式をする。
入学式で答辞の挨拶をした俺がマイクを持ち、対面式の司会をしていく。
その時、いくつかの声が聞こえてくる。
 「えっ…」
 「嘘っ」
 「ほんとに、本物?」

黙れ、という目付きをしてそっちを睨んでやると、彼等は黙り込んだ。

無事に初日を終わらせ帰宅の時間になった。
大体の時間は言っていたので、車が一台西門に付いていた。手を振ってくるのは、お父ちゃんのマネージャー、二人の内の須藤さんだ。
その須藤さんが拾ってくれるので一緒にバイト先に向かった。
当然だが、バイト申請は既に許可を貰ってる。
車に乗り込む姿を、数人が見てるという事は気配で分かってる。
あいつ等だ。






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そして3年後。
一気に3年間が過ぎては、友明も高校生。
今話からは高校での話になります。



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