BL風味の小説

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2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
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君は腐れ縁であり運命の人(3) ~今更ながら。。。自己紹介?~

帰りは、珍しくハーフ君が喋り続けては俺を家まで送ってくれた。
少し考えたが、俺はハーフ君を家に入れた。
門を入った途端、ピー音が鳴る。
 「あ、やっぱりダメだったか…」
だが、後ろに居たハーフ君は、既に門の外に出ていた。
ピー音を聞きつけたのか、お母ちゃんが手に木刀を持って出てくる。
げっ…。
 
 「お母ちゃん、違うよ。違うっ」
 「友?何が違うの?」
 「友達が送ってくれたので、家に上げようかと思っただけなんだ」
 「友達?」
怪訝な表情で、お母ちゃんはハーフ君を見てる。
そのお母ちゃんに、俺は紹介していた。
 「同じクラスの、一つ前の席に座ってる福山…、福山ハーフ君。」

ガクッ…。

ハーフ君は項垂れてる。
え、違ったっけ?
焦ってる俺に、ハーフ君は言ってくる。
 「たしか、自己紹介したよな。そりゃ、頭は銀髪でハーフだけど…。もう一度言うから、覚えて」
 「はいっ」
ハーフ君は、お母ちゃんに向かって自己紹介しだした。 
 「初めまして、福山豊と申します。日本人の父とイタリア人の母を持つハーフです。
友明君とは、一つ前の席に座ってます。よろしくお願いします。」
そう言って、ハーフ君は華麗な礼をした。
で、俺の方を向いて言ってくる。
 「始業式の時も言ったが、豊(ユタカ)と呼んでね」
これまた、にこやかに微笑んでくる。
 「は、はい。豊、よろしく」
 「うん。よく出来ました」
 
お母ちゃんは納得いったのか、豊に返事をしている。
 「初めまして、友明の母です。ここでは、家族以外の人間が門を入る時はセキュリティが働いては入らせない様にしてるの。」
 「え、そうなんですか…」
 「友明。今度はインターホン鳴らしてね」
 「はい。ごめんなさい」


なんとか家に上げることが出来て、一安心した。


翌日、登校班で行ってる時、途中から豊との班と一緒になる。
その時、声を掛けられた。
 「おはよ、友明」
 「おはよ、ゆ・豊」
そう言うと、豊は嬉しそうな表情をしてきた。
 「やった。やっと名前呼びだ」

それを聞きつけたのか、隆一と良と夏雄も言ってくる。
 「えー。なになに、名前呼び?俺、呼ばれた事無いよ?」
 「俺も、無いんだけど・・・」
 「同じく、無いよー」
豊はニヤついて俺に言ってくる。
 「友明、1回なら許してやる。だから、呼んでみたら?」
 「本当に、許してくれるの?」
何の事か分からないといった表情をしている隆一と良と夏雄は頷いてる。
だから、勇気を出して呼んでみる。
 「お、はよ…。ゆういちと、ようと、なつ・・・?」

三人とも、ガックリとしてる。
だが、豊は笑ってる。
 「いんじゃないの?ニアミスだ」

 「…中々、名前呼びしてくれないな、と思ってたんだ。それかよ。
ゆういちではなく、りゅういち、だ。覚えろ」
 「ん、ごめん。りゅういち、ね。あ、隆(りゅう)ちゃんでも良いかな?」
 「いいよ。なら、俺は略して『友(とも)』と呼ばせて貰う」
 「うん、良いよ」

 「なら、俺も『友』と呼ばせて貰う。それに、俺はりょう、だからな。りょう!OK?」
 「うん、OK!」

 「じゃ、俺も『友』と呼ばせて貰う。それに、なつでも良いけど、なつお、だからなっ!」
 「どっちが良い?」
 「なつ、でも良いぜ。」
 「なら、なつで。」
 「おうっ」

違う声が入ってくる。
 「なになに、今更な話をしてるような気がするんだけど?」
豊がさっきと同じ事を言ってくる。
なので、俺も同じ事を聞いてみると、頷いてくれたので、呼んでみた。
 「ゆうさ…ん?」
 「なに、それ?」
 「名前」
 「え、名前って俺の?」
 「そうだよ。ゆうさん、だよね?ああ、良かった。安心した」

だが、4人の声は重なっていた。
 「いや、違う。ゆうさぶろう、だから」
 「は?」
ゆうさんが言ってくる。
 「は、ではないよ。優三郎様とお呼び」
 「優ちゃん、で良いよ」
 「良くなーい」
と言ってるが、嬉しそうな声だ。


うん、覚えた。
家の隣の小児科は隆(りゅう)ちゃんで、家の前のバイク屋は良(りょう)ちゃん、ハーフは豊(ゆたか)で、寿司処の夏(なつ)、そして、優(ゆう)ちゃん。
この5人が、俺にとっては小学校時代の仲間になった。



 

☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、1ヶ月も経った5月。
友明は、初めて友達を家に連れてきては親に紹介。
そりゃね、ユタカの気持ちはよーく分かるわよ。


友明は、果たして皆の名前を覚える事は出来るのでしょうか・・・
(o_ _)ノ彡☆ギャハハ!! バンバン!



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