BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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新作掲載! Trick or Treat !! 前半 (1)

 「Trick or Treat !!」
 「Happy Halloween !」

わははっ。
 「ジュンは、甘えん坊だな」
そう言って、ヨーイチは用意していたリンゴ飴を渡しては、ジュンの頬にキスをしてくる。
 「Thanx」
そう言って、キスも返してはニコニコ顔になってはヨーイチの店を後にする。


さあ、今度は2階だ。

コンコンッ、とノックしてドアを開ける。
誰かが聞いてくる前に口を開いては、お決まりの言葉を言う。
 「Trick or Treat !!」 
 「Oh-… ボスが居ない時に…」

頭の上から声が降ってくる。
 「ジュン、ボスは出掛けてるけど、私で良いか?」
振り向くと、フィルが居た。
 「ユタの居る時に、もう一度来る」
そう言うと、フィルはバッグから何かを取り出してしゃがみ込んでは渡してくれる。
 「はい、これ。Happy Halloween !」
 「Wow ! チョコだっThanx」
そう言うと、フィルの首に腕を回しては頬にキスをした。
キスされるのがくすぐったいのか慣れてないのか分からないフィルは、嬉しそうな表情をしてはジュンの頭をなでなでしてくれる。
 「でも、もう一度来るからね」
 「はいはい。30分ほどしたらおいで」
 「は~い♪」


よし、今度はGPだ。
1階に降りてはGPの受付に行く。
 「エド・ボスは居ますか?」
 「あら、ハロウィンの?それじゃ、私からも…。Happy Halloween !」
 「Woh- Thanx。キスしたいけど、女性には無理だね…」
 「その気持ちだけで十分よ。ちょっと待ってね」
少し待ってると、教えてくれた。
 「今なら行っても大丈夫よ。ボスルームに居るから」
 「ありがとう」

ルンルンとしながらジュンはGPのボスルームに向かった。
ドアの前に立つと、背を伸ばしては深呼吸して息を整える。

コンコンッとノックをすると、中から声が聞こえる。
 「誰だ?」
ドアを開けると、エド・ボスはにこやかな表情をしてるが驚いてる。
それもそうだろう、ここはGPのボスルームだ。気軽に来れる場所では無い。
緊張気味のジュンにエドは声を掛ける。
 「ジュン、どうした?」
 「Trick or Treat ……」 
 「あぁ、もうそんな時期か…」
待ってな、と言ってエドは隣の部屋に入って行く。
 
暫らくすると、エドは2つの袋を持って現れた。
 「さて、ここに2つあります。どうぞ」
二択?
少し考えて、目の前にある右側の袋を手に取る。
そして、左側の袋も持っては右側の袋が重い事を確認すると、右側のをエドに渡す。
言葉は自分で考えて言う。
 「Happy Halloween ! 2つも要らないので、こっちはエドに。で、この袋を貰います。
ありがとうございました。」
でも、ありがとうのキスをしたいのだけど…。
小声で呟く様に言うと、エドはしゃがんでくれる。
エドの首に腕を回しては、頬にキスをする。
もう一度、Thanxと言いながら。

エドは、ジュンの様子を見ていた。
重い方を私に、か。
両方ともでもなく、自分は軽い方を選ぶとはね…。
去年よりは考えてるという事だな。


難関の一つを突破したジュンは、安心していた。
さあ、今度は隣だ。
もう一つの難関は、隣の警備警護会社だ。
居ると思うのだけど…、居なかったらそこまでだな。

警備警護会社のドアを開けると、目当ての人物が居た。
近付くと、その人は振り向いてくれる。
 「ジュンか、どうした?」
勇気を出して言ってみるが、どうしても小声になる。
 「Trick or Treat ……」
 「once more 」
もう一度、言う。
 「Trick or Treat !!」
 「もう、そんな時期だっけ?」
(そうだよ、10月なんだからね。)という言葉は飲み込んだ。

ちょっと待ってろ、そう言ってマサ・ボスは奥の部屋に行く。
食べ物が常備されてるのは分かってる。
だけど、何をチョイスしてくれるのかは分からない。
去年はダディとヒロとエドの3人だけだった。
今年は人数が増えたから、勇気を出して皆の所に出向いてるんだ。
すると、マサは3箱を持ってきた。
今度は三択かあ・・・。

エドと同じ様に重さを計って一番軽いのにしよう。
そう思っていたのに、どれもこれも同じ重さみたいだ。
迷う時は、手を出さない。
若しくは、自分の勘で選ぶ。
勘で選ぶ方に決めては、目を瞑っては目を開ける。
その時に感じたインスピレーションで、指差した。
左端の一箱に。
マサにThanx、と言ってはその箱を手にした。
勇気を出して、口に出す。
 「ありがとうのキスをしたいのだけど…」
そう言うと、マサはこう言ってくる。
 「ありがたいが、その気持ちだけで十分だよ」
そう言っては、頭をなでなでしてくれる。
でも、何か行動を取りたくて、マサの手を握っては握手をした。マサの手は思ってたよりも温かく優しかった。思わず言ってしまった。
 「ありがとう。これからも、ダディの事よろしくね」
そう言うと、マサは顔を真っ赤にして言ってくる。
 「ああ。お前の事も見てやるから、安心しろ」
うん、ありがとう。

マサの会社から出ると、安心しきっては家に戻ろうとした。
だって、ユタの所にも行かないといけないのに、こんなにも一杯あると持てないからだ。
歩いてると、誰かとぶつかったみたいだ。
その拍子に、手に持っていたお菓子類がバラバラと落ちた。
 「わっ・・」
 「ごめん、急いでたから…。ジュン、大丈夫?」
 「え…、あ、カズキ」
 「ああ、何かを下敷きにしてるみたいだね。これは何?」

ジュンの下敷きとなって落ちた箱は、さっきマサから貰った物だ。







☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
新作の連載開始です!!

季節は10月のハロウィン。
勇気を出して、ジュンは一歩を踏み出してます。

さあ大変!
カズキとぶつかって、大事なお菓子が1つ自分の下敷きになってしまった。
どうするのかな?


でも、なんか違う気がするのだけど・・・。



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