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恋人は副会長(126)※文雄、父にばれる・・・※

センターも卒業試験も終わっただろう、2月中旬。
副会長、もとい文雄さんからメールがあった。
 『話は父から聞いた。だけど、信じられないというのが率直な意見だ。
この土曜の午前中に、父と一緒に行く』
と、書かれてあった。

それを見て、俺も思った。
俺も半信半疑だったからな、その気持ちは分かる、と。
そして、土曜日。

久しぶりに会った文雄さんは、太ったように見えた。
先に店長と話をしては、件の宝石(いし)と対面した。
先生と文雄さんは、驚いては叫んでいた。
 「え、なぜバイオリン?」と、先生が…。
 「たしか、弘毅の家にあったのはピアノに似てた様な…」と、文雄さんが。
店長は、即答していた。
 「私はバイオリンを奏でては聴かせている。だから、バイオリンになったのだろう。」

文雄さんが手を翳すと、店長は言ってきた。
 「やはり、この宝石(いし)は2人と同化することを望んだみたいだな」
先生が店長に聞いていた。
 「宝石(いし)は、1人の人間を選ぶものだと思っていたのだけど、どうして2人なんでしょう?」

うん、それは俺も知りたい。
店長は、こう返していた。
 「その宝石(いし)が選ぶ基準から考えていたのだけど…。ねえ、弘毅君。」
 「はい?」
 「君達2人は仲が良いのではないかな?」
 「え?」

 「おそらく、君達2人は恋人だ」

 「「「 は? 」」」
その店長の言葉には、俺だけでなく先生と副会長も驚いてる。
でも、先に口を開いたのは副会長だった。
 「どうして、そういう話になるんだ…」

すると、店長は微笑んで返してくれる。
 「私も、そうだから」
 「え?」
 「私は、恋人と一緒に暮らしてる。
それに、宝石(いし)は1人にしか反応しない、というのではない。オーラと気持ちと才が同じであり、自分を大切に、大事にしてくれる人を主に選ぶ。
だから、宝石(いし)は人を選ぶんだ。
それに、君はコントロールしてるみたいだが、数瞬ほど紅潮していたよ。
弘毅君なんて、茹蛸だ。」

その言葉に、先生と副会長は俺の方をくるっと振り向いてくる。
数瞬ほど遅れて、俺もくるっと反転しては壁の方に向いた。
副会長の声が聞こえる。
 「バカ…。お父ちゃんにも言ってなかったのに・・」
先生の声も聞こえる。
 「文雄。お前、本当にコウキと・・・?」
 「…言えば、弘毅の家で暮らすのを許してくれたか?」
溜息ついては、先生はポツリと呟いていた。
マジかよ・・・。


 「はぁ…。ばれてしまったのなら仕方ないや。こら、弘毅。いつまでそっち向いてるんだ?」
そう言いながら、副会長は俺を振り向かせようとしてくる。
 「だ・・だって、恥ずかしい。副会長は恥ずかしくないの?」
いきなり先生が大きい声を出してきた。
 「そうっ!それだよ、それっ!」
 「え、なに?」
 「コウキの、お前に対する呼び方だ。いつまで副会長なんだろうと思ってたんだ。」
 「ああ、それね…」
副会長は愚痴っぽく言ってくる。
 「俺も、いい加減にしてほしくて、その呼び方止めろ、と何回言ったっけ?弘毅?」
 「んー…と、2回、いや3回だったかな」
 「違うだろっ」
と言われ、デコピンされた。
 「ったいなー…」
 「告った時から、ずっと言ってきてるぞ」

また、先生だ。
 「ちょっと待てっ」
 「今度は、なに?」
 「いつ告ったんだ?」
 「七夕祭より2週間前かな…」
 「え・・・、という事は、あと5ヶ月程で1年?」
 「そういう事になる」

先生はそれを聞くと、深く溜息つきながら頭を横に振りながらの一言だった。
 「はああ……。まったく分からんかった…。でも、まあ良いよ。そうやって自分から言おうとしないのなら…。それに2人一緒の方が、宝石(いし)も本来の力を発揮するだろうよ。」

 「え、良いの?」
と、きょとんとしてしまった俺は、嬉しそうな表情をした副会長に抱きしめられていた。
 「やったー!来月からは、晴れて堂々と弘毅の家で暮らせるっ!」


そして、その夜。
先生の車で、副会長は夏服を持ってきた。
俺は、思わず言っていた。
 「は、早いですね…」
 「善は急げって言うからな」
にっこりとして副会長は言ってくる。

先生は、俺に聞いてきた。
 「で、どの部屋になるんだ?」
 「ゲストルームです」
 「は?」
 「うちにはゲストルームが2部屋あるので、そのうちの1部屋を使ってもらう様になります。」
俺は副会長に向かって聞いた。
 「ベッドサイズが、クィーンとダブル。どちらが良いですか?」
即答だった。
 「クィーンの方」


クィーンサイズのベッドを置いてあるゲストルームに案内した。
先生の呟きが聞こえる。
やっぱり、ゲストルームは必要だよな…。

その呟きを耳にしては、俺は内心では叫んでいた。

そうだよっ。
うちよりバカ広い家なのに、1部屋もゲストルームが無いんだから。
まあ、そのお蔭で副会長とは一緒に夜を過ごせたんだけどね。


そして、先生に書類を渡した。
ワードで作成した契約書だ。
shorui_2.jpg


この場で書いても良いが印が無いので、後日に持ってくると先生は言ってくれた。







☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
前話が短い為、2話続けてアップします。

そしたら、見事に宝石(いし)の話が、今作の部では完になりました。
そして、文雄は父親に自分達の関係がバレル羽目に・・・。

だけど・・・。
宝石(いし)の話は、次なるスピンオフでも完結にはなりません(ここだけ暴露するw

で、結局・・・、一ヶ月の家賃は2食付きで8万円に!



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