BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
TOP恋人は副会長(宮田文雄&松井弘毅) ≫ 番外編 ~悟と宝石(いし)~ (1)

番外編 ~悟と宝石(いし)~ (1)

大学を卒業後、病院勤務をしながら、コンピュータを使っての仕事とダブルワークをしていた。
母親であるスーザンの病院にドクターとして勤務する事を願い出ると、スーザンは了承してくれては、母の故郷であるアメリカのヒューストンに向かった。


30歳の夏。
悟は、ヒューストンで外科医をしながら、コンピュータでの仕事もしていた。
母であるスーザンの家では、幼馴染のダニエルが勝手気ままに住み着いてるのを目にして驚いては、思わず声を掛けていた。
 「ダニー?」
声を掛けられたダニエルは、声がした方を振り向いては、直ぐに分かった。
 「…サトル?Oh-! Be a long time !!」
ダニエルは、ハグをしようと駆け寄った。だが、サトルは握手で応じた。
 「ヤー。久しぶりだね」
その時、ダニエルは自分からサトルに話してくれた。

サトルは初めて知った。
スーザンが再婚した事と、異父弟妹の存在を。
スーザンには、病院で3年間ドクターとして働きたいと言ったら、スーザンは了承してくれて就労を許可してくれた。だけど、他には何も言ってくれなかった。
それなら3年間も居たくない。
恋人である優介には3年間と言って来たが、1年間で戻ろう。

その後、サトルはダニーとスーザンを前にしては、はっきりと言いきった。
 「病院で1年間暮らす。」

そこの Walters 病院は、仮眠室だけではなく、一人部屋が数部屋ある。
そのうちの一部屋で寝泊まりしては、ドクターをしていた。
そのうちに、コンピュータ室に行くようになっては、セキュリティプログラムを構築してはガードを頑丈にしていた。

サトルは、ドクターをしながらコンピュータ技師としてヒューストンにあるコンピュータ会社にもバイトをしていた。
なので、結局は1年半をヒューストンで暮らしていた。
週末には近場にあるチャーチに通いながら、そこの神父が昔はよく遊んでくれていた子だという事もあり、充実していた。
だが、日本に帰国しようと思い立ったのは、病院のガラクタ置き場で、あるモノを見たからだ。
それは、急に自分の目の前に現れたのだ。
鈍い青色を発してるが、日本では本物を見る目を養われていたので、直ぐに分かった。
これは、生きてる。本物だ、と。
ガラクタ置き場。
元はスミスの部屋だったらしく、衣類や机に本棚等には色々と置かれていてる。
名前が書かれている。
『スミス・ウォルター』と書かれている。
日記がある事に気が付き見てると、ソレに関する事柄が日記に書かれていた。
 『蒼いアレを、仲間に貰った。
あの頃は辛くて、何度か脱走を試みようとしていた。
だが、グズが入って来てからは、なぜイタリア人の子供が?と思ったものだ。
グズは何も言わなかった。
だが、4人で脱走する事が出来ては、空港で分かった。
彼の本来の姿を垣間見ることが出来た。

グズ。
私は、君には何も贈ってあげる事が出来なかった。
あの時、私に言ってくれたよね。
「ウォルター。君は、そのコンピュータがある。同じコンピュータ仲間だよ」
その言葉が、今でも私を幸せにしてくれる。

この日記を誰かが見つけて読んでくれるだろうか?
正式な名前は知らないが、グズに会えたら伝えて欲しい。
 「グズ。私は幸せだよ。君に出会えて、本当に良かった。神よ、グズに御加護を与えたまえ」

死しても、私の精神は死なぬ。
それは、あの蒼いモノが私を守ってくれた。
だが、病には勝てなかった・・・』


悟は、それを読んでは心の中でそっと哀悼をした。
(死しても、精神は死なぬ、か。それもそうだよな。
それに、スーザンの事も書かれている。伯母という事は…、私にとって、スミスは従兄か。
スミス・ウォルター。
もっと人物像を書いていてくれると、探しようがあったかもしれない。
だけど、グズという名前だけでは、探せようがない。
それに、何時頃で何処に居たのかも書かれてないから、分からない…。)

悲しいかな、それだけしか書かれてなかった。
ヒューストンでは1年半ほど居たが、その間に、ソレは形を変えることが出来るモノだと分かった。
凄いな、と思った悟は、それを研究しだした。
波動が出てる事が分かり、同じ波動を探してはソレに浴びせた。
すると、ソレは力が増幅した。
(名前が無いと不便だよな)
そう思った悟は、ソレに名前を付けた。
 『ボス』。

ソレは、反応した。
微かな反応だったが、何度も呼び続けた。
 「ボス、ご機嫌麗しゅう。」
 「ボス、私は悟。」
 「ボス、私はバイオリンを奏でるので、聴いてね。」
バイオリンを持って来てたので、奏でては聴かせていた。
その内、『ボス』はピカピカと光ってきた。
音に合わせて、まるで一緒に演奏してるみたいに。
 「ボス、楽しそうだね?私も、楽しいよ。」




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Comment

No title
編集
例のアレ、眠っていたんですね、悟が来るまで。

運命が呼び合って出会ったのかな?
お互いに呼応し合って生きる力になるのって、良いですね――。
2015年08月28日(Fri) 11:01
Re: No title
編集
ますみさんへ

運命って、良いですね~


私達も、運命の人と出会いたいですね(*'ー'*)腐腐っ♪
2015年08月30日(Sun) 09:57












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