BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP恋人は副会長(宮田文雄&松井弘毅) ≫ 恋人は副会長(120)※日本に居る宝石(いし)※

恋人は副会長(120)※日本に居る宝石(いし)※

宮田先生は、副会長と俺に話してくれた。
知っている事しか話せない、と前置きして。
俺の淹れたお茶を一口含み、話し出した。


昔、その宝石(いし)は、もっと大きかった。
仲の良かった2人は、それを半分にしては各自が持っていた。
一人はイタリアに行き、残る一人は日本に。
その宝石(いし)は、持つ者によって、色も形も違う。
だが、宝石(いし)は持つ者を選ぶ。
純粋な心の持ち主であり、ある才を持ってる人間を主にする。
そして、その主が死ぬと、その宝石(いし)は、どこかに消えては次の主を待つ。

その宝石(いし)を悪用して何かを得ようとする人間の側には、その宝石(いし)は何も示さない。
その宝石(いし)は、自分の意思を持っている。
いわゆる生きてるんだよ。

で、お前等2人に食い込んだ、という事は…、主として認めたという事になる。
さっき言ったろ、『触るな、触れるな、近寄るな、息吹きかけるな』と。
それらの行為は、宝石(いし)の養分になるんだ。
悪くすると、その行為をした者は死ぬんだ。


それじゃ、俺や副会長は・・・。

先生は見据えて言ってくる。
 「本当に…、本当に、何とも無いのか?」
 「全然、まったく何とも無い」と、副会長が。
 「さっきは驚いて焦ったけど…、今は落ち着いてる」と、俺が返した。

ふうっ…と、溜息を付いて先生は言ってきた。
 「なら良いよ。で、文雄どうなった?」
 「あ、うん。月7万でOK貰った」
 「7万か…」
 「2食付きで水道光熱費も込みでの金額だそうだ」
 「分かった…」

帰り際、先生は言ってきた。
 「今日は、俺のとこに来い。何かが起きても対処しやすいからな」
 「そうだな。冬休みも明日までだし、弘毅おいで?」
 「バイトは明日まで休みだけど、もう少し宿題が残ってる…」
それに宿題をしていた途中だったんだからね。
素直に言うと、副会長は言ってくる。
 「仕方ない奴だな。分かったよ、見てやる」




そして、誰も知らない。
その宝石(いし)は主を見つけた事に。

イタリアに居た宝石(いし)は、日伊のハーフの王子のフルートに。
この王子が、まだイタリアに居た頃。
まだ幼かった王子は、ある日、自分の寝起きしているベッドで宝石(いし)を見つけては、その存在を調べては、不思議な力を持っていることに気が付いた。
楽器になると持ち運びにも便利だと思い、フルートに姿を変えさせることに成功した。
フルートとは音を紡ぐ楽器だと諭しては、実際に、その音を聴かせてると…。その形に、その音色にと宝石(いし)は自らが姿を変えていっては変身能力を身に付けた。
その宝石(いし)は、イタリア王子が自ら、アメリカ人と中国人とドイツ人の仲間に同盟の証として4等分にしては、3人に贈った。
そして、彼は護身銃と共に、肌身離さずにフルートに身を変えた宝石(いし)を持ち歩いてる。

中国に居た宝石(いし)は、日中のハーフのラーメン野郎のピッコロに。
本来は、彼の母親の弟の側に居た。だが、宝石(いし)は、元気な彼を選び共に日本に向かった。
彼の逞しさ、元気の良さ、身体能力の良さ、文武両道の持ち主でありながらも、彼は孤独だという事に気が付くのにはさほど時間は掛からなかった。
それに、近くには別の宝石(いし)の存在を感じていた。
そして、彼は再度、中国に渡り、自分で店を開いた。宝石(いし)は、ピッコロになっては元気よく音を出したり、用心棒よろしく彼と空中チャンバラを楽しんだりしては、彼を癒してあげていた。
だが、或る国に行くと、2つの宝石(いし)が居る。
もう寂しくない、という主の真意が分かり、宝石(いし)もまた、満足しては彼の側に居る。

ドイツに居た宝石(いし)は、日独のハーフのバイオリストの弓に。
彼の演奏に心打たれ、ある日バイオリンの弓になりすましては、それはそれは至高な音を奏でては聴衆を感動させては、自分自身をも癒されることに気が付き、彼の側から離れようとはしなかった。その為、いつも一緒に居ることを望んだ。
彼がドイツを離れることを知り、宝石(いし)は、初めて姿を現した。そして、彼は自分を一緒に連れて行ってくれた。最初は日本で、その次は豪国。その国に居ると、こよなく音を愛する人達が居てはピアノの音色に、歌声に、またバスの音に惹かれてしまった。
その内、自分の所に2つが現れた。
イタリアと中国に行っていた宝石(いし)だ。

アメリカに居た宝石(いし)は、日米のハーフのドクター兼プログラマーのバイオリンに。
彼がドクターとしてアメリカに居た1年と数ヶ月。
彼は、母親の病院内で、宝石(いし)と出会った。
それは鈍い青色をしており、いかにも病んでる感じだった。彼は宝石(いし)を介抱しては自分の手元にずっと置いていた。ドクターの時も、コンピュータをしてる時も、バイオリンを奏でてる時も。
宝石(いし)は、自らが求める人物だと知り、ある日、バイオリンに姿を変えた。
そして、その人は日本に自分を連れて行ってくれた。その時は、彼の身体の中に入って。
日本の彼の家に着くと、彼は名付けてくれた。
その呼び名の、なんと心地の良い事か!


そして、日本に居る宝石(いし)は、唯一、次世代を担う若者2人を選んだ。
自分を、暗黒の場所から救ってくれた。
2人の音楽の才能に、お互いが共に孤独でありながらでも強くなろうとしている気持ちに惹かれていた。宝石(いし)は気付き、2人の思いは性をも超える。
そう信じたからこそ、姿を現しては2人に食い込んでいった。
変身能力なんてものは身に付いてない純粋な宝石(いし)は、綺麗な音色のピアノに耳を傾けては、それに似る様に変身する事を覚えたのだった。
だが、悲しいかな…。
共有する事も無ければ変身能力も無い為、ピアノに似た形だ。
piano.jpg



現在は、3つが豪国に居り、もう2つは日本に居る。しかも、いずれも徒歩10分以内の圏内だ。
その事を知ってるのは、宝石(いし)のみだ。





☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
弘毅の家で見た『アレ』は、文雄と弘毅を主として選んだ。
その『アレ』とは・・・。

そう、アレなんですよね。
リンク先をクリックして頂くと、詳細ページに飛びます。



※※※

ランキングに参加してます。↓↓ポチッと押してね

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

小説(BL) ブログランキングへ



 


関連記事
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

FC2カウンター
カテゴリ
ランキング参加してます
↓↓ポチッと押してね にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
Twitter
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ