BL風味の小説

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恋人は副会長(119)※文雄、爆弾宣言※

玄関の中に入ると鍵を掛けて、俺は副会長に抱き付いた。
匂いを嗅ぐように、すんすんと嗅ぎながら。
 「会いたかった…」
 「俺も…」
優しい声と温もりが、腕が俺を包み込んでくれる。
このまま時間が止まれば良い。

俺を抱きしめたまま、副会長は言ってくる。
 「メールしたのだけど、直接に言うよ。
弘毅。俺は高校を卒業したら、お前と一緒に暮らしたい。」

え・・・?

思わず見上げてしまった。
 「10年も一人で暮らすのは心細いと思うよ。俺は側に居たい。一緒に暮らそう。その返事を」
俺は、遮ってた。
 「俺、一人暮らしに憧れていたんだ。でも、寂しい時もあって…。こんな時、側に居てくれると嬉しいだろうな。そう思った事、何度もあった。だから、お母ちゃんにチャットで言ったんだ。この家に戻ってくる気が無いのなら、朝食付きでシェアハウスしても良いか、とね。
『食費と水道光熱費と部屋の貸し賃で、安くても6万円は貰いなさい』と、言われたんだ。
お金貰うけれど、それでも良い?」
 「1食付きで6万か…。あ、でも2食付きなら7万でも良いぞ」
 「それなら、7万円で…。お金貰うけど、それでも良い?」
そしたら、条件を出された。
その条件というものが、これだった。
 「ただし、俺だけだ。他は要らん。2人だけで暮らしたいんだ。」
 「ありがとう。それなら契約書を作成するから、それに書いて下さいね。」

俺は本当に嬉しくなり、もう一度抱き付いた。
呟きが漏れた。
 「大好きっ」
 「弘毅…」
副会長の指が、俺の顎をとらえ上向かせてくれる。
目を瞑ると、唇が重なってきた。
久しぶりのキスだ。

 「っ…」
副会長の手は、俺の着てるセーターの裾から入ってきては、腹を触っては揉んでるみたいだ。
 「んっ…、や、めっ」
 「細くなったな…、ちゃんと食ってるのか?」
 「食べてますっ!」

にやりと悪戯っ子のような表情をして、副会長は言ってくる。
 「それなら、確認させてもらう」
そう言って、俺を担いでは2階に上がっていく。

部屋に入ると、ベッドに下ろされ、俺の上に乗っかってくる。
覆い被さるように、2つのシルエットが一つになろうとする。
優しい表情で、キスをしてこようとする。
額にキスされ、今度は髪にキス。


あれ?
中々、動かないのだけど、どうしたのだろう??
 「どうされたのですか?」

副会長の口から、小さな呟きが漏れてる。
…なんで、なんで、これがここに?


なんだろう…、と思って、副会長の視線を辿っていく。
その先にはベッドのヘッドボードに飾っているオブジェを見ていた。
俺は、副会長に言っていた。
 「それ、きれいな青色ですよね。1ヶ月ほど前に…、部屋の掃除をしていたら、ベッドの下から出てきて…。何か知ってるのですか?」

副会長は、それを凝視しながら聞いてきた。
 「1ヶ月前?ベッドの下?」
 「はい。不思議なもので、これがあると心が落ち着くんです。」

副会長は、自分のiPhoneを取り出し、どこかに電話をしてるみたいだ。


ブーブーブーブーブーブーブーブーブーブー…。

出ない。早く出ろよっ。
と呟きながら、もう一度鳴らしてる。

ブーブーブーブーブーブーブーブーブーブー…。

 『はいはい、煩いよ、なんだ?』
 「お父ちゃん、アレはどうした?」
 『アレって?』
 「アレだよ、アレ!俺が、あそこから取り戻したアレ!」
 『ああ、アレね…。で、アレがなんだ?』
 「アレ、まだ、そこにある?」
 『何が言いたい?』
 「俺の見間違いなら良いのだが…。アレと似た物が、弘毅の家にある」
 『は?』
電話の向こうでは、焦ってる声が聞こえる。
 ・・な、なんでコウキの家?急に見えなくなったから何処に行ったのかと探してるのに…。

 『文雄っ!で、アレはどんな状態だっ』
 「どんなって・・・」
 『色や形や、カバーは・・・』
 「待って…。青色でピカピカと光って・・形は、これはどんな形なんだ…?で、カバーって…」


ちょっと待って、と言っては、声は遠くなるが、漏れ聞こえてくる。
そのうちに、慌ててる2つの声が聞こえてきた。
 「え・・・、なにこれっ」
 「お父ちゃん、これって生きてる?」

思わず叫んでいた。
 『そっ、それに触るなー!触れるなっ、近寄るなっ、息吹きかけるなっ!!』
 「そうは言われても・・・」
 『今、近くに居るから。そっちに行くっ』
 「分かった」

少し経つと、激しく呼び鈴が鳴る。
俺は副会長と共に玄関を開けると、息を切らした宮田先生が居た。
 「で、アレは…」

 「お父ちゃん…」
 「先生、どうしよう…」

そのアレは、俺と副会長の掌に食い込んでいる。
その状態を見た先生は、膝から倒れた。
 「せ、先生?」
暫らくすると、そのアレは俺と副会長の掌の中に消えた。
 「お前等…、2人共、なんともないのか?」
 「びっくりしただけ…」
 「今迄は、どんなに触っても、こんなにはならなかったのに…」

すると、先生はケタケタと狂ったような笑いをしては、こう言って来た。
 「ふ…、ハゲの野望、ここで尽きたり…」
 「お父ちゃん。それって、どういう意味?」

 「中に入っても?」
 「あ、はい。どうぞ。」


親が居れば1回で済むんだけどな、仕方ないか。





☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
文雄の爆弾宣言に、嬉しいのだけど驚いてしまう弘毅。

でも、食費込みで、その金額は少ないかもよ・・・

そして、その弘毅の家で、文雄は『アレ』を見つけた。
その『アレ』とは・・・。



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