BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
TOP恋人は副会長(宮田文雄&松井弘毅) ≫ 恋人は副会長(98)

恋人は副会長(98)

コウキがどこに向かって走ってるのかが分かったのか、松岡はダッシュを掛けてはコウキの横を走り抜けると、タックルしかけてきた。

ゴンッ!

 「ったー…」
 「コウキ、体力付いたんだな。追いかけがいがあるよ」
 「うー…」
 「頭から落ちる様にしたからな。暫らくは痛むだろう」
 「あ、頭の、中が…、パーになったら、許さんっ」

ふっ…、と微笑んでは身体の上に覆い被さってきた。
 「今度こそ逃がさんからな」
 「や、め・・」

これだけは聞いておきたかった。
コウキは、松岡に聞いた。
 「どうして、俺を狙う?」
 「中学の時は、お前が好きで欲しいと思った。だから、抱こうとしたんだよ。でも、邪魔が入った。ここで再会した時は、本当に驚いたんだよ。ああ、やっぱりコウキを忘れるな。という啓示なんだな。そう思ったね。」
 「でも、俺は」
 「コウキ。俺は一度抱いたら、二度目は無い。だから、素直に抱かれるんだ」
 「だから、ヤリチンだと言われるんだ」
 「プレイボーイと言って欲しいな」


校内に居ては聞いていた人は、走りながら聞いていた。
 「ヤリチン…」
 「えっ、ヤリチンって、もしかして・・」
 「あの野郎…」


はっきりと、コウキの声が聞こえる。
 「でも、俺は嫌だ。好きでもない奴に抱かれようとは思わない」
 「言っておくが、逃げ道は無いぞ」
 「どうだろうね…」

コウキは、松岡に話を持ち掛けた。
 「ねえ、松岡先輩。賭けをしてみない?」
 「賭け?」
 「そうだよ」
コウキは、ある箇所に指で示した。
 「あそこのフェンスがあるでしょ。あの下には、広場がある。フェンスの向こうに立って、そこから下りようよ」
 「なにバカなことを…。死ぬぞ」
 「あのね、人間って簡単には死なないんだよ。怪我はするかもしれないけどね」
ほら、どいて。
と、コウキは痛む頭を抑えては、松岡を押しのけて立ち上がった。
頭がふらふらとする。
でも、ここは弱みを見せられない。

松岡先輩の手を引っ張ってフェンスまで来た。
先に、コウキはフェンスを越えて、広場の見える先端まで行った。
片手を、まだフェンスを越えてない松岡先輩に向かって差し出す。
 「ほら、一緒に」

その時、向こうから走ってくる人影が見えた。
 「先輩って、チキンなんですね。」
 「待ってろ。そっちへ行く。」
ムカついた声で言って、松岡先輩はフェンスを越えてきた。
つかつかと歩いてきた松岡先輩は、下をチラッと見ただけだ。
 「コウキ」
 「はい」
 「俺は生きていたい。生きてるからこそ、喜びや楽しみが味わえるんだ」
 「それなら、チキンのヤリチン。そう呼ばわれても良いという事ですね」
 「そう呼びたければ呼べ」

ニヤリと不気味な顔をしてきては、こう言ってきた。
 「だが、お前が生きて口がきけるなら、の話だっ」

そう言って、松岡はコウキを突き飛ばしては蹴った。



声が聞こえた。
 「なにを・・・」

 「弘毅っ!」



(頭が重い。痛い・・・)
先程の、コンクリートで頭を打った衝撃が、痺れが…、まだ続いてる。
あれが無かったら、弘毅は一人でも無事に下りられたであろう。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そして、自力で抜け出そうとしたコウキを追って、先輩は追いかけてくる。
だが、なんとか第二弾を阻止した弘毅は、賭けを持ち出した。

そして、突き落とされて…。
文雄は間に合うのか?



※※※

ランキングに参加してます。↓↓ポチッと押してね

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

小説(BL) ブログランキングへ



 
関連記事
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

FC2カウンター
カテゴリ
ランキング参加してます
↓↓ポチッと押してね にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
Twitter
POWERED
Template by
FC2ブログのテンプレート工房
Design&Customize by
Pretty Heart-blog
Powered by FCブログ