BL風味の小説

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恋人は副会長(95)※文化祭最終日&ライブバンド結成!※

※弘毅視点 文化祭※

そして、文化祭3日目は最終日。
今日は最後のコラボだけだから、ゆっくり見て回れる。
午前中は色々と見て回っては、午後になると部室へ行った。
コラボの練習をしようと思ったのだ。
なにしろ、今日は一般開放ディだし、今から緊張しっぱなしだからな。
管理室には鍵があったので、それを持って部室へと向かった。

ガラッ。

いきなり声が聞こえた。
 「誰だ?」
その声にビクッとしては、固まってしまった。
睨み付けてくる無数の顔が、こっちを見ている。
あの夏休みの出来事が、頭の中に蘇ってきた。
そうしてたら、違う声が聞こえてきた。
 「松井?なんで、ここに…」
その声の方を見ると、宮田が居た。
 「宮田こそ、なんで・・」

 「あー…。仕方ないな、誰にも言うなよ」
と言われ、つい頷いてしまった。
 「今日は開放日で煩いから、ここに逃げてた」
 「お、俺は・・コラボの練習をしようと思って…」
 「一人で?」
 「うん。他の人達は忙しそうで、練習出来なさそうだから…」
 「オリジ?」
 「そうだよ」
そう、と言って…、宮田は男の群れに何か言ってるみたいだ。
すると、一人はドラムに向かい、もう一人は備え付けのベースを手にした。
宮田は言ってくる。
 「ボーカルは、この連中がする。練習したいだけしろ。」
 「え…。あ、ありがとう」
 
ドラムが音を出してきた。
うわ、このドラム、向井先輩より心地良い音を出してくる。
とても、安心感がある。
ベースもチューニングが終わったのか、音を出してきた。
宮田は、ギターを手にしてチューニングしている。
すると、もう一人もギターを手にした。

ドラムがカウントしてきた。
 「ワン・・、ツー・・、ワン、ツー・・、ワン・ツー・スリー・フォー!」
ジャーンッ・・・・・。
ロックにパンク、そしてシャウトに、〆のタップ。
1テイクやると、2テイク目は勘を取り戻したみたいに、各楽器が綺麗に流れるように音を出してきた。2テイク目が終わると、誰かが立っては振付けて歌いだした。
あ、なんか楽しい。
3テイク目になると、すっかりと慣れてしまった。
ドラムの音にバチ捌きに魅了されては、ギターのリフにソロに釘付けされた。
俺は、彼らの群れに違和感なく懐いてしまった。

8人が俺の周りに居た。
ドラムの泰幸(やすゆき)、ギターの俊也(しゅんや)、ベースの徹(とおる)と大地(だいち)、ボーカルの賢司(けんじ)、ダンサーの秋彦(あきひこ)と辰也(たつや)と広志(ひろし)の計8人と、グループを組んでは、色々と話に花を咲かせていた。
彼らは「ただの不良だ」と言ってるが、俺はそうは思わない。
こんなにも良い音を出す彼らを、そのままにしとくのは惜しい。
なので、俺は勝手に名付けた。
 「裏の軽音部」と。
なんで?と聞かれ、俺はこう答えた。
 「だって、物事には表と裏があるんだよ。表の軽音部は公の場に出るが、裏の軽音部は、ひっそりと自分の世界に浸れる。」
宮田の呆れ声が聞こえた。
 「松井…。お前、授業モードになってる?」
 「なってないっ!」
即答か、それもそうだな、ボサボサ髪のままだよな…。

ぶっ・・、はははははっ!
男たちの笑い声が聞こえた。

くっくっくっく…。
 「この男を口で負かすとはねぇ…」
 「はははっ…。しかも違和感なく懐いてるしな・・」

その連中に、宮田は口を挟む。
 「こいつは文雄といい勝負をするぞ」
 「ほー、文雄とね…」
 「納得…」

 「ねえ、もっとセンスの良い名前は無い?」
 「そうそう、裏の軽音部は嫌だな」
そう言われ、俺は直ぐに出てきた言葉を口にした。
 「ブラック…」

 「おっ、それ良い!」
 「不良グループのリーダーはマサだけど、コウキはどうする?」
 「サブはテルさんだしな」
 「コウキは…」
 「コウキは、ブラックのリーダーだな」


 「 『ブラック』に、カンパーイ!!」
俺の手にグラスが押し付けられた。
ビールかと思いグラスの中身を舐めると、なんかあっさりとした感じがするので、一口飲んでみた。
もう一口飲むと、それが何なのか分かった。
これはウーロン茶だ。
もしかして、と思って宮田を睨むと・・・。
 「内緒、な」
と、自分の唇に指を当てて言ってくる宮田。

俺は、そんな宮田に叫んでいた。
 「宮田ー!うちのクラスの飲み物を勝手に持ってくるんじゃないっ!」


その後、俺達は『ブラック』としての曲を1曲仕上げた。
そして、コラボ曲と合わせて、5曲を披露した。
ドラムには泰之が、ギターは俊也と宮田が、ベースは透が、ピアノは弘毅が担当しながら、そして…、賢司が歌い、秋彦と辰也と広志の3人がダンスをしながら。
観客は、『ブラック』という名の仲間だ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
文化祭の最終日。
弘毅をリーダーとするライブバンドグループが発足した。
バンド名は『ブラック』。



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