BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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恋人は副会長(88)

ちょいちょい、と指で「おいで、おいで」をされるので、近付きながら声を掛けた。
 「いらっしゃいませ。」
 「これを頼まれたのだが、詰めてもらえる?」
 「あ、はい。少しお待ちく…」
その紙には、買って欲しいリストと題されてはズラズラっと菓子名が書かれていた。
(え、これなに?うわっ、初っ端からハードル高いわっ…)
そう思いながら、紙を見た途端、ヘルプを出していた。
 「優介さん、助けて下さいっ」
そんな俺に、優介さんは「はいはい」と言いながら、手際よくしてくれた。
俺に指示を出しながら。
さすがだわ、菓子の種類と名前を覚えることをしないと駄目だな。
そう思った初日だった。

そうしてると、女子高校生は口々に言ってくる。
俺にではなく、優介さんにだ。
 「ねえ、優介さん。この人の名前を教えてください。」
彼女達に店長が口を挟んでくれた。
 「おや、今日は買いに来たのではなく、ミーハーしに来たのかな?」

声をした方を向いたのか、彼女達は口々に応じてる。
 「あ、店長がいるっ」
 「嬉しいっ」
 「勿論、買いに来たのですっ」
 「ねえ、店長。彼は、バイトの人ですか?」

俺は、レジで会計をしていた。
 「5800円になります。ありがとうございました。」
副会長はスタスタスタスタと歩いては、自動ドアの向こうに消えた。
その途端、一斉に声が・・・。
 「キャーー!!!!」

 「ね、ね、今の、見た?」
 「うんっ!見た見た」
 「もっちろん!あの人、あそこの副会長でしょっ」
 「嬉しいっ!今日は良い日だわぁ~」

 「ねね、あそこって…、どこの副会長?」
 「ほら、私立の男子校よ」
 「あ、書記のテル♪っていう歌の?」
 「そうそう、そこ」
 「そういえば、今年の七夕祭は男子校でやったよね」

耳が、すっごく痛いのだけど…。

 「私のとこ、来年、主催校なんだよね」
 「そうなんだあ。私のとこは、再来年だよ」

うわぁ…、なんか俺の名前がばれるのは時間の問題だな。
ふと見ると、店長と優介さんも耳に手を当てては蹲っていた。

女子高校生が帰ると、急に静かになった。
俺は聞いていた。
 「もしかして、いつもこうですか?」
 「いや、今日が初めて…」
まだ耳が痛い…。

溜息と同時に、呟きが出てしまった。
副会長は、有名人なんだなあ…、と。


18時過ぎると店を閉めて帰り支度をしてると、何かを手渡された。
 「これ、型がいびつで売りに出せない子なんだ。良かったら、持って帰って。」
 「良いのですか?」
 「うん。どうしてもね、1日に何個かは売りに出せない子が出てくるんだ。」
 「ありがとうございます。頂きます。」
 「今日は、お疲れ様。明日もよろしくね。」
 「お疲れ様でした。失礼します。」

帰りながら、俺は一つを口に入れた。
うん、上手いっ。
見てみると、片耳のウサギに、しっぽが取れたスズメに、甲羅の模様がないカメ。
その他にも、数個ほど。
なるほど、売りには出せないよな。
帰宅して、お母ちゃんに渡すと嬉しそうに食べていた。
 「美味しい~♪」と、言いながら。

副会長に、今日のお礼を心の中でした。
だって、もうアドレスは消したからだ。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
アルバイト初日。
副会長である文雄が、買いに来た。
女子校生の黄色い声を、まともに聞いた弘毅を含めた男3人。
思わず蹲るのは致し方ないよね(*≧m≦*)ププッ



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