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恋人は副会長(79)※話し合い※

すると、違うドアが開く音が聞こえては、声が聞こえてきた。
 「ん…。なんで、お前、授業モードになってるんだ?」
 「先生は黙ってて」
 「でも」
 「今は、ユウと話をしている。ユウに謝ってるんだ。」
でも、ユウは先生に聞いてる。
 「お父ちゃん。この人って、誰?いきなり謝られても、何の事か、さっぱりだよ。」

3つの溜息が聞こえる。
宮田が先に、声を掛けてきた。
 「俺は、こいつの後ろなら嫌というほど見てる。」
 「お兄ちゃん?」
 「松井、なんで授業モードになってるんだ?」

は?
松井?

ユウと高田先輩は驚いてる。
 「ええっ・・・!コウ・・キ?」と、ユウは目を瞠ってる。
 「ちょ、ちょ・・、ちょっと、このイケメンが、コウキ?」と、高田先輩は本当に驚いてるみたいだ。
副会長が、その二人に応えてくれる。
 「そうだよ。だから髪型をくしゃくしゃにしてたのに…。てめぇ、よくも足を踏ん付」
 「煩い。俺はユウと話してるんだ。」

ユウが何を考えてるのか、普段の俺なら分からないが、今の俺なら分かる。
 「ユウ。本当に、ごめんなさい。」
 「嘘…。本当に、コウキ…?」
 「ユウ。俺の話、聞いてる?」
 「はい、聞いてます。」
 「俺は、ユウに謝ってるんだよ。何か言って欲しい。」

 「俺の…」
だが、俺はユウの言葉を遮った。
 「ユウ。浮ついた言葉や馬鹿げた言葉はいらない。俺はユウを泣かせた。
理由はどうであれ、気にしてることを連呼しては嫌な気持ちにさせ傷つけた。
俺も、あんな思いはしたくない。だから、ユウの本音を知りたいんだ。
俺に教えて。」
 
ユウは、床に座り込んでは泣きながら言ってきた。
 「…嫌だった。あんなの、嫌だった。あいつ等が、コウキに言わせたんだ。そう思いたかった。
だけど、コウキが先に言ったんだ。『チビ』って。
俺の名前知ってるのに…、なんで名前で言ってくれなかったの?
なんで、チビって言ったの?」
 「あの5人は、指名手配されてたらしい、危ない人間なんだ。
あの連中に名前を憶えられてご覧。彼等からは逃げる事は出来ない。例え、逃げる事が出来たとしても、その時は死んだ時だ。
あいつ等が釈放されると、俺は直ぐに見つかるだろう。顔と名前を憶えられてるからな。
でも、ユウには…、あんな事を、あんな思いをさせたくない。
だから、ユウ。俺達は、学校以外では会わない。」

え…!と、目を瞠ったユウは、俺を見てきた。
そのユウに、俺は言い続けた。
 「俺の側に居る限り、あいつ等はユウの事も知る。チビという名と、その顔を憶えてるからな。」
 「ね、ねえ、コウキ。遊びって、どんな遊びをしてたの?」
 「あれは…。あれは、遊びではない。ユウは知らなくても良い。俺が言ってるんだ。
ユウは知らなくて良い。」


副会長が、俺に触れてこようとする。
 「はい、そこまでだ!お前、俺の足をよくも踏ん付けてくれたな。お仕置きしてやる。」
その言葉と、触れてこようとする腕に対抗して、俺は睨み付けた。
 「俺に触るなっ!」
腕組みして、副会長は威嚇してくる。
 「ほー…。お前、誰に向かって言ってるんだ?俺は副会長だぞ。しかも3年生だ。
1年坊主は、先輩の言うことを聞くべきものだ。」
 「学校だけだろ。」
 「あ”あ”?」
 「それは、学校での位置付けであり、一歩校外へ出ると、その力は消える。」
 「おま」
 「だから、校内ではないので、こう呼ばせてもらう。宮田さん、と。
宮田に、ユウに、宮田さん。うん、これで3人を完璧に振り分けたぞ」

この屁理屈野郎がっ!
そう叫んで、俺を担ぎ上げてくる。

 「うわっ…。何をするっ、離せ!」
 「煩いっ。暴れると落とすぞ!」
 「なら、落としてみろっ!」
 「受験生に向かって、そういう言葉を言うなっ!」
 「自分から言ってきたんだろっ!」


高田先輩は笑ってる。
 「はははっ…。いつものコウキとは違って新鮮だ。しかも、フミオと対等に理屈を言い合ってるし・・・。腹いてぇ……。」

その笑い転げてるテルに、宮田は言ってやった。
 「テル。俺は、今の様な松井しか知らん。
だから、この夏の、あいつの様子を見ては驚いてたんだ。」

その言葉に反応したのは、テルだけではなくユウも驚いた。
 「今のが普通なの?知らなかった…。」


マサは、テルに詳しく説明している。
今の髪型は授業モードなんだ、と。
松井は、授業を受ける時は、集中したいが為に、くしゃくしゃヘアを撫で付けては、長めのヘアを纏めてはカッターシャツの襟もとにたくし入れては、左右のヘアは耳に掛けている。
いわゆる、ショートヘアだ。
もちろん、前髪は垂れていない。七三分けだ。
しかも、「俺は勉強してるんだ。声掛けるな。」オーラが発動しているんだ。

テルは、その模様を想像していたのだろう。
へー…、見てみたい…。と、呟いてる。


だから、コウキの後ろに席がある連中には、ビシバシと伝わっている。
後ろには1列しかない6人と両隣の2人と、コウキの前と斜め前に座ってる3人を含めた11人は、学年成績の上クラスに名を連ねている。当の本人は、中クラスの上だが…。
一番影響を受けてるのは、言うまでもない。
真後ろに座っている宮田だ。





☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
授業モードになったコウキは、ユウと対面。
謝るのだが、肝心のユウにはさっぱり…(-_-;)

なにしろ、コウキの髪型も雰囲気も普段とは違うからだ。
担任でありユウの父は直ぐに分かり、双子の兄も二人とも分かった。
それを、宮田の長男がばらした。
驚愕の事実を知り、テルもユウも驚いた。


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