BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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TOP恋人は副会長(宮田文雄&松井弘毅) ≫ 恋人は副会長(37)※コウキ視点※

恋人は副会長(37)※コウキ視点※


 「うー…。いっつも、この辺りで迷うんだよな…」
どこだっけ…。

副会長を追って自転車で追い掛けたものの、この一帯は宮田姓が多い。
しかも、どの家も大邸宅だ。気軽にインターフォンを押せるような雰囲気の所ではない。
どうしよう。
コウキは1人で考えていた。
目印は無かったか、どんな家だったかを思い出そうとしていた。でも、昼と夜とでは雰囲気が違う。
しばらく悩んでいたが、そのうちに人影が見えた。
 「あ、副会長だ」
そう言って動こうとした。
誰かに口を塞がれてしまい、身動きが取れない。
恐る恐る後ろを振り向くと…。
 「ダメだよ。こんな所で1人でいると拉致られるよ。」
生徒会書記の高田先輩だった。
 「先輩こそ、どうしてここに…」
 「俺は、あいつに話があるから来たんだ。」
ほら、帰るの。
 「…帰り道が分からない」
そう言うと、高田先輩は天を仰いで溜息を付いた。
 「はぁ…。来た道を戻れば?」
 「え…」
 「チャリ持ってるんだから大丈夫だろ。」
 「いや、副会長と話がしたくて来たんです。」
 「あいつは出かけようとしてるが…」
 「俺の家に来て、お菓子を押し付けて…顔色が悪そうだったから、追い掛けてきた。」
 「え?」
 「でも、どこの家のなのか分からず…。いつもユウと一緒だったから」
納得したのだろう、高田先輩は言ってきた。
 「なるほど。ここら一帯は、皆が皆、宮田さんだからな。」
頷くことしか出来なかった。

 「顔色悪そうに見えたって?どんな風に?」
 「買い物から帰ってきたら玄関先に居て、母と話をしていたみたいで…。声を掛けたら、こっちを振り向いて、何か怖そうな感じで…。それでいて、顔色悪そうで…。」
 「どんな話をしてた?」
 「さあ…?母に聞いたのだけど、昨日の事を謝りに来てたらしくて…」
 「うーん…。それだけで、ね…。」
 「あ、そういえばマコちゃん居たな。」
 「マコちゃん?」
 「副会長の事をフミオ先生って呼んでた。」
 「フミオ先生ね…」

あ、そういえば…。
 「なにか思い出した?」
マコちゃん、宮田姓だ。
 「は…また、マコ?」
宮田マコちゃんって言って、『フミオ先生に聞きたかったのに、ハルカ先生の事を』って、しきりに呟いていた。

!!
暫くすると、高田先輩は俺の型をガシッと掴んでは揺すってきた。
 「コウキ!」
 「はっ、はい!」
 「お前、でかしたっ。」
 「はっ…!な、何が?」

 「先輩?」
 「あいつの行先も分かった。あの野郎、1人で行くつもりか。」
 「一体…」
 「ああ、コウキは帰れ。」
 「え、なん」
 「マサに連絡入れて。『文雄が1人で行こうとしてる。行先はハゲの所だろう。俺も行くから、マサも早く来いよ。んでもって、パンとかチョコとか甘い物を持って来い。あの連中を連れてきても良いが、地味に行動を起こせ』って、言っといてね。」

ニコッとしてくれるが、文句を言いたかった俺の頭の中には、半分も入ってなかった。
 「ユウのは分かるけど、宮田のはケーバン入れてない。」
 「ならユウに連絡して。んで、マサに掛けて貰えばいい。」
 「はい…」
 「ところで、さっきの覚えた?」
 「えっと…・・・。
副会長が1人で行こうとしてるので、早く来て。パンとかチョコを持って地味に行動?」
 「うん。所々抜けてるけど、テルからだって。それは言っといてね。」
 「はい。」
 
 「よろしく。」と言って少し走り、俺の方を向いた。
で、帰れよっ!
はいっ!と返事をした俺は、ユウにメールと電話をした。
数分後、知らない番号から電話が入った。
 「はっ、はい」
 『松井?ユウから連絡着たんだけど…』
俺は、さっき復唱させられた言葉を宮田に伝えた。
 『分かった』と、一言を貰っては、一安心した。


あんまり要領の得ない内容だったので、マサはテルに電話した。
 『で、どこに行けば良いんだ?』
 「へ?」
 『松井テンパってて…。後はなんとか分かったが、行先が分からん。』
 「あー…、ハゲの所だよ。」
 『ハゲって、どっちだ?』
 「え…、理事…」
 『ああ、そっちのハゲね。分かった。』

電話を切った後、テルは考えていた。
他にも、ハゲって居たか?


 「帰れよっ」と言われたが、帰り道に自信が無い。
だけど、7月の昼間の16時前はまだ暑くて明るい。
まあ、全ての道はローマに着くと言うから大丈夫だろう。
チャリに跨り、コウキは走らせた。来た道を戻る、と思いながら…。
しかし、家に着く前に自転車は倒れた。
乗っていたコウキは気を失い、どこかに連れ去られてしまった。



☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
鈍いコウキは、家が分からずウロウロしている。
そのコウキに近付いた人物は・・・、生徒会書記の高田先輩。


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