BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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恋人は副会長(33)※姫抱っこ&話し合い※

ワンワンワンワンッ…。
dog_g01.jpg

 (注:フリー素材のイラストです)

階段を上ってきた犬は、俺に飛びついてきた。
クゥーン…。
 「サンダー?」
ワフッと応じてくれる。
 「…ったく、家に帰ったら寝さしとけって書いたのに」

 「帰るぞ」とコウキとサンダーに声を掛けた。
サンダーは道案内よろしく、階段を下りては障害物を踏んづけて玄関まで来た。
同様にサンダーの後を付いてきた俺も、障害物を踏んづけて玄関まで来た。
サンダーが外に出ると、主人が待っていた。
 「副会長、無事で良かった。」
 「サンダーを外出させるな、とメモって置いた筈だが…」
 「サンダーが勝手に出て行ったんですよ…」
 「サンダー、ありがとな」
ワフッ…と、俺に懐いてくる。
 「これ、ありがとう。暴れる出番無かったよ。」
と、借りてた竹刀を返した。
 「助けに行くって言われた人は、その人ですか?」
 「ああ、家に送ろうと思ってる。」
 「サンダーの散歩もしたいので、一緒に行きます。」
肩に担いでいたコウキを横抱きにして、俺はコウキの家に送って行った。

すでに家には連絡をしている。
夜22時までに帰って来なかったら警察に連絡して欲しいとも伝えてる。
コウキの家の前には、コウキの両親とマサが、コウキの担任である俺の父が出迎えていた。
 「あれ…、宮田先生?」
 「うん、誰だ?」
 「ありがとう。この家だから。」
 「そうですか。それでは失礼します。」
ほらサンダー、お休みって…。
サンダーはクゥーンと足元にじゃれ付いてくる。
 「サンダー、ありがとな」
しゃがみ込んでそう言うと、ペロッと舐められた。
すかさずコウキの呟きが聞こえてきた。
 「犬になりたい…」

俺は、思わず笑ってしまった。

そして、シーツに包まったコウキを両親に渡して、プチ捕り物の話をした。
話をし終わった時は、ちょうど22時だった。
マサは一言だった。
 「あの女が、お母ちゃんを殺したんだ。なんで生かしたんだ?」
 「マサ…。あの女を殺したって、お母ちゃんは生き返らない。」
そう言うと、マサは俯いた。
 「犬を使え。」
 「犬?」
 「ああ、そうだ。サワダもそうだが、あの女も犬嫌いだ。それに、サンダーのお手柄なんだよ。」
意外そうな表情でマサは聞いてくる。
 「暴れなかったのか?」
 「本音を言うと、暴れたかった。」

 「珍しい…」と言ってきたのは、お父ちゃんだ。
 「お父ちゃん…、いや、宮田先生。人殺しはしてないが、玄関の窓を壊したのは自分です。
そして、竹刀を借りていたが、その竹刀を持って階段の一番上に座っていただけだ。
こういう風にしてね。」
と、俺は腕を前に突き出して見せた。
 「勝手に、あいつが階段から落ちたんだ。それに、あの女はヅラだ。」
 「は…ヅラ?」
 「そうだよ。ヅラが1階に落ちたみたいで、あの女は自分で取りに降りた。
そして足を滑らし落ちた。」
 「灯りは…」
 「あそこには、電気はきてない。階段の最下段と寝室に懐中電灯が置いてあった。」

コウキの両親に向かって、声を掛けた。
 「今回は、私事に巻き込んでしまい、申し訳ありませんでした。」
俺の父親でもある、コウキの担任も。
 「松井さん、明日は病院に行って診て貰ってください。そして、その結果を教えてください。
このような事に巻き込んでしまい、本当に申し訳ございませんでした。」


玄関に向かうと、コウキの声が聞こえてきた。
 「先生…」
 「明日は、病院に行って診て貰って、その結果を教えて欲しい。」
 「はい、分かりました。宮田は大丈夫?」
 「ああ、俺は大丈夫だ。松井は、忘れた方が良い。でも、忘れられないだろうな…。」
 「うん、忘れるのは出来ない…」

 「副会長、助けに来てくれてありがとうございました。」
 「遅くなって悪かった…」
いいえ…と首を横に振りながら、呟いていた。

 「あの…」
 「他にも?」
 「はい、ユウは…」
宮田が教えてくれた。
 「あいつは大丈夫だよ。あいつが文雄に連絡したから、今日中にカタが付いたんだ。」
 「良かった…。それを聞いて安心しました。」
コウキが玄関まで見送ってくれた。

父子3人で歩き出した。
 「お前達は家に帰れ」
 「お父ちゃんは?」
 「このまま学校に戻る。理事達が待ってるから…」
俺は言っていた。
 「俺も…」
 「文雄。家に帰るんだ。」
父の険しい顔を見ると、それ以上強く言えなかった。
 「はい…」

お父ちゃんは学校に戻り、俺はマサと並んで帰路についた。
 「マサ」
 「なんだ」
 「ユウは?」
・・・・・・。
 「マサ?」
 「夕食作って、皆が帰ってくるのを待ってるって、言ってた…」

 「え、それって…お父ちゃんっ」
 「起きてると思うか?」

考えたくなかったので、違う事を聞いた。
 「どこかで食って帰るか?」
 「それは良い案だな。で、お前は幾ら持ってる?」

食事を外で食べてから帰り道、俺は兄のマサに聞いた。
 「テルは、どした?」
 「シバイてきた」
 「明日が怖そうだな…」
 「覚悟しとくよ…」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
シーツ巻き巻きにされたコウキは、横抱きにされ帰宅。
いわゆる姫抱っこですね(*'ー'*)♪

そして、話し合った。


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