BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP恋人は副会長(宮田文雄&松井弘毅) ≫ 恋人は副会長(8)※再会※

恋人は副会長(8)※再会※

そいつはメガネを外して言ってきた。
 「久しぶりだね。俺だよ、俺。」
メガネを外した顔は爽やかでにこやかな表情をしていた。
女子受けするような顔だな。
クラスの、こそこそと言い合ってる声が聞こえてくる。
 「あのシューズの色って…」
 「2年生?」
 「カッコいいよな…」

中々思い出せないでいる俺に向かって、そいつはウインクをしてきた。
そうやっても俺には不気味なだけだ。
すると、そいつはしゃがんでは俺の耳元で言ってくる。
 「ねえ、まだ分からない?コウキ…俺と組むっていった約束を忘れたの?」
(・・・組むって、何を?)
 「お前のピアノと俺の声とで、バンド組もうって…。小学生の時、約束したよな。
さっきの総会で、お前がここに入学してるのを知って驚いたよ。」

 「えっ…まさかっ、ヤスオ、にぃ…?」
 「おっ、やっと思い出してくれたか。嬉しいな。」
そのメガネは一体…と思っていたら、ヤスオ兄の方から言ってきた。
 「ああ、このメガネは勉強用なんだよ。そっか、メガネは高校に入学してからだから、見るのは初めてだっけ…。」
そう言いながら、ヤスオ兄は俺の背中に手を回してきた。
俺の背中の背骨をブレザーの上からツツツッ…と、なぞってくる。
思わず、ビクッと肩が揺れた。
いくらブレザーを着てるからと言っても、ヤスオ兄の、その手の動きは嫌なものがある。
嫌悪感しかしない。
なので、勇気を出して言った。
 「…め、て」
 「ん…なんだい?」
 「やめて、ください。」
 「なにを?」

すると後ろから声がしてきた。
 「そういう事をするな。と、言う事だろ。」
宮田だ。
宮田は、ヤスオ兄の手を腕毎捩じりあげてる。
 「2年坊主が、俺の目の前で、そういう事をするな。」
宮田は、ガンを飛ばしては睨みつけている。


キーンコーン、カーンコーン…。

予鈴だ。
チッと舌打ちをしたヤスオ兄は、俺に向かって「またね」と言っては教室を出て行こうとする。

するとアキラの声が聞こえてきた。
 「…靖男さん?なんで、ここに靖男さんが・・・」
靖男さんと呼ばれた男は、声を掛けてきた1年生に目を向けた。

 「なぜ靖男さんが…。しかも、このクラスに…?」

 「ああ、思い出した。アキラか…」
(思い出したくもなかったが、こいつとは一度ヤッタからもう要らない。
今度は初志貫徹だ。)

 「靖男さん…」
心底嬉しそうな表情をするアキラに、ふっ…とあやしく微笑んだ靖男は口を開いた。
 「まさか、ここで会うとはな…。これから楽しくなりそうだ。」

その言葉を聞き、頬を紅潮させたアキラは嬉しそうだ。
 「靖男さん。それって…」

しかし、靖男は、こう返してきた。
 「予鈴が鳴ったぞ。」


そう言って、靖男は1年生の教室を後にした。



嘘だろ…。
ヤスオ兄も、ここの生徒なのか?
最悪……。


☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
そう、相手はヤスオ兄ちゃんと呼んでた、1つ年上の先輩。

なにやら、嵐の予感がするのですが(^^;;

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