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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! 最終話は、おねだり性描写!!

 優介のノンビリした声が聞こえてくる。
 「経済学部って頭良いよね」
 「でも、色々と大変だぞ」
 「医学部と、どっちが大変?」
 「医学部は医者を目指すが、経済ともなると政治や数字などに強く、広い視野で物事を見て判断する力が必要になってくる。ある意味、医学に入るより大変な学部だ」
 「俺の頭で入れると思う?」

 意味が分からなかったのか悟さんと徹は目が点になっている。
 「優介?」
 「優介って、また大学に入るつもり?」と聞いてきた徹に応えてやる。
 「いや、もう入らないよ。俺の頭で経済目指してたら入れてたかなと思って」
 
 即答だった。
 「高校ん時の頭だったら入れてるかもな」
 「あの頃は一生懸命に勉強してたからなあ。悟さんは、どう思います?」
 
 きっぱりと言われてしまった。
 「無理だな」
 「そんな身も蓋もない……」
 「岡崎君は、今日は休みか?」
 「今日は土曜ですよ。会社はやす…」

 徹の目は、壁に書かれている時計を見ていた。
 「あ、やばっ、道場の時間になる」
 「徹、頑張ってねー」
 「ありがと、またなっ」


 悟さんは顔を覗き込んでくる。
 「優介は早く実家に戻って財閥を継ぎたいのか?」
 「違うよ、そんなことじゃない。俺が言ったのは、経済を卒業してたら、これらの仕事がスラスラスラーッとできるんだろうなあと思ってね」

 優介の持っている物に目を向けた悟は納得した。
 「たしかに、決算書類は経済を出た方がやり易いな」

 あたかもできないよ、手伝って欲しいのという思いを込めて 目を潤ませる。
 爪先立ちになり、上目遣いに悟さんの顔を見て言う。
 「手伝ってくれるよね?」

 だけど悟さんは壁に掛かっている時計のほうを向いてる。
 こんなんだと無理だ。 せめて、こっちを見てくれないかな。
 その願いが叶ったのだろう。
 ふっ、と微笑み頭に手を置いてくれる。その掌に押されるようにして俺の爪先立ちは、ベタッと地に着いてしまった。
 もっと背が欲しいんだけど、でも、今はそんなことを思っている時ではない。
 俺は期待していた。
 その悟さんは、こう返してきた。
 「そろそろ皆が来る時間だな……」

 そう言うと、悟さんは上がって行った。
 「あれって絶対に分かってるよね。ったく、いつも逃げてくれるんだからあ」

 はあ……と溜息着いていた。
 「俺って、魅力ないのかなぁ……」





 岡崎は相手にならない。
 ムキになればなるほど、あいつの意思は固くなる。
 それは良く分かっている。
 こうなると次は峰岸だ。
 坊ちゃんが常務を辞めたので指導役も外れてしまった。
 しかし、峰岸が相手だと食指が動かないんだよな。
 まだ岡崎の方が良い。

 うーん……、正攻法でいくか。
 それが駄目ならエッチしかない……、のか。
 接点がないと言うのもあるが、全くのタイプでない。
 仕方ない、帰りを捕まえるか。

 しかし、あの男は、この会社をどうするつもりなんだろう。









  (終わり)


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読みに来ていただきありがとうございましたm(__)m

おそらく、悟は夜にするのではないでしょうか?
もちろん、エッチを……。

でもね、エッチのおねだりなら受け入れるが、決算書類の仕事は手伝わないことでしょう。
優介、もっとねだり方を勉強しないとね(^_-)-☆

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