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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (36) 

 社長は、その2人の会話に加わっている。
 「私も、常務呼びできないかも」
 「頑張ってしてくれ」
 「呼び捨てでも良いか?」
 「いや、常務呼びでよろしく。社長」
 「うわ、イヤーな奴になったなあ」
 「お前を下から突っついてやるよ。な、モグラ君」
 「それ、やめろっ」

 え、この人は社長を”モグラ君”と呼んだのか。
 たしか師匠もモグラ君呼びしていたけれど……。
 そう思った岡崎は、常務となった人物の前に歩を進めた。
 「あの、先日はありがとうございました」
 「え……、ああ」
 「瀬戸常務の秘書をしている岡崎と申します」
 「ベテラン君は、早速掘り下げようとしているのか。ご苦労なこった」
 「いえ、私は」
 「気になる奴は、すでに調べあげてる」

 「宮田、宮田やめろ。そこまでにしとけ」
 「”君”という言葉が付いてないぞ、モグラ君」
 「だからっ……、それやめろって言ってんだっ」

 社長は溜息を吐いてボヤいている。
 「はあ……、ったく誰だよ、こんなのを引っ張ってきた奴は」
 「溜息もんだなあ」
 「本当にな」
 「そう言われることを認めてないってことだな」
 「何で、あの医学連中に付けられた仇名で呼ばれなきゃならないんだ……」
 「まあ、それもそうだな」
 「だろ?だから」
 「楽しいからやめない」
 「宮田-」

 峰岸は社長に文句つける気満々の様だ。
 「社長。この方と、お知り合いですか?」
 「え……。ああ、そうだ。同期で卒業した」
 「えっ、同期って……。40代かと思った」

 その声に、社長は宮田の方を見る。
 「だとさ、聞こえたか?」
 「ああ、聞こえた。41歳の息子が居るんだが、同じ様に見られるとはな」
 「老けて見られるより良いと思うぞ」
 「まあ、それもそうだな」






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うん。たしかに誰でも年寄りに見られるより若く見られる方が良いね♬

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