FC2ブログ

俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (24) 

 入り口っていうか、エントランスのロビーの受付に居た。
 
 「サキ……」
 「階段で降りてきたの?お疲れ、じゃ行こうか」
 「まだ仕事終わって無いんだ。間に合う様に行くから」
 「じゃあ、待っとく」
 
 はあ……と溜息が出てしまった。
 「18時過ぎる」
 「間に合うの?」
 「間に合わすから」
 「やっぱり、ここで待つ」
 「俺、言ったよな。ブラコン卒業しろって」
 「急には無理だよ」
 「先に行ってて」
 「徹」
 「勝手に会社に来るなっ」
 「身内は来たらいけないって言うの?」
 「何の用もないくせに、何しに来たんだよ」
 「迎えにきたのよ。それは理由にならないの?」
 
 その言葉にため息をついていた。
 「今日は誰の為の会なんだ。主役が遅れてどうするんだよ」
 「来るんだよね?」
 「遅れても行く」
 「本当に?」
 「くどいっ」

 来て欲しくなかった、バカ姉貴。
 しかも常務室の自分のブースに入るとニヤ顔したドクサレ専務はまだ居た。
 「専務は暇なんですか?」
 「あの美女とデートするのか」
 
 その言葉に、ああサキ姉を見られたのかと嫌な気が湧いてくる。
 「あいつの、どこが美女ですか?」
 「岡崎君も隅に置けないねえ。紹介して欲しいな」
 「女には興味ないくせに何言ってるんですか」
 
 ノックして入ってやる。
 「常務、進んでますか?」
 「今、やっと最後のをしてます」


 結局、18時を過ぎてしまった。
 専務はどこかに行ったみたいで、ブースに居なかった。
 「やっぱり18時過ぎましたね」
 「ごめん。何時にどこで待ち合わせだったの?」
 「19時に帝国ホテル」
 「帝国って……、ここから、どれ位掛かると」
 「だから定時に帰りたかったんです」

 それに家に帰るのに1時間以上掛かるのだけど仕方ないか。
 着替えて行こう。
 
 



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment