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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (23) 

 この様子だと10分では終わりそうにないな。着替えて行こうと思ってたのだけど、このままで行くか。
 帰る支度をしてから、こっちに来よう。そう思いブースに戻ると、誰かが居た。
 「うわっ」
 「何だ、その声は」
 「驚かせないで下さい」
 「迎えに来た」
 「申し訳ないですが」
 「岡崎」
 「私は専務秘書ではありません」
 「まだ落とし前は4分の1が残ってる」
 「何を言われてるのか」
 「夕食まで一緒に居れば残らなかったのにな」
 「人の悪い……」
 「来い」
 「まだ今日のは終わってません」
 「帰る支度してるだろ」
 「そうでもしないと間に合わないからです」

 ノックして入ってやる。
 「調子はどうですか?終わりそうですか」
 「30分掛かりそう」
 「ええっ、そんなに待てません」
 「岡崎君、帰って良いよ」
 「で、お一人でされるのですか?」

 「もちろん」
 「今の間は何ですか。持ち帰り禁止ですからね」

 その時に着信が鳴った。
 着信が鳴るだなんて、誰からなんだろう。
 「すみません」
 「いいよ、どうぞ」

 自分のブースに戻ると専務はまだ居たが、無視して電話に出る。
 「もしもし」
 『私だよ。今、何処?』
 「何処じゃないだろ。時間通りに行くから」
 『今ね、入り口ん所居るから』
 「入り口って……、あ、会社の……」
 『もっちろん』
 
 その言葉に叫んでた。
 「何でっ」
 『迎えに来たの』
 「何を考えてんだよっ」

 転げ落ちるように階段を降りていた。


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