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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (17) 

 優介が部屋から出ると師匠に聞いていた。
 「師匠、こちらの道場で働きたいのですが」
 「間に合ってる」
 「コンピューター会社では?」
 「1人で十分だ。どうして、そんな事を言いだす?」
 「別件で考える事があり…。今回の事をも考えると、ここで働きながら力に捻じ伏せられない身体を作っていこうかなと。そう思っていたのですが」
 「経験者優遇で働ける所を探した方が良いぞ」

 その言葉に食いついていた。
 「空手は?」
 「サラリーは少ないしボーナスは出ない。私はコンピューター会社と平行してるから食べていってるんだ。ちなみに優介も、店をやりながらコンビニでバイトしている」
 「うーん……、仕方ないかあ」
 「新しい仕事をモノにするのも有りだぞ」
 「新しい仕事…。そうですね、もっと考えてみます」

 やっと身体が動かせる様になったので店の方に行くと、優介にTシャツと短パンのお金を渡すとスーツを手渡された。
 「クリーニング出した方が良いよ」
 「汗だけだった?」
 「うん、汗だけ。他にもあるの?」
 「いや、涎が付いてなかったかと……」

 優介は笑い出した。
 「あはははっ……。大丈夫だよ、汗だけだった」
 「そっか、それなら良いんだ」
 「あのね、コンビニスタッフの新一さんが徹を連れて来てくれたんだ」
 「新一さんね、分かった。後でコンビニに行って御礼言っとく」
 「気を付けて帰ってね」
 「ありがとう。ご馳走様でした」
 バイバイ。
 そう言ってシュークリーム屋を出た。


 スーツを車の中に入れてコンビニに行くと、他にも美味しそうなものが売ってある。
 「いらっしゃいませー」

 紅茶クッキーなる物があるので、それとハワイのチョコレートを持ってレジに行く。
 「すみません」
 「はい、ありがとうございます」
 「あの、新一さんっていらっしゃいますか?」
 「新一は……、ああ、昨夜の腹痛の方」
 「え、あ、はい、そうです。ご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした」
 「新一は出掛けてますが、伝えておきますね」
 「お願いします」




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おやおや。
気にする点は、涎だけなのかな?

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