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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (15) 

 「ん……」

 気が付くと天井が見える。
 え、もしかして専務の部屋……。
 冗談じゃない。
 起き上がろうとするが身体が痛い。
 「いっ、てぇ……」

 声が聞こえてきた。
 「あ、目が覚めた。ちょっと待ってね、悟さん呼んでくる」

 え、この声って優介。
 俺、助かったのか。


 少し待ってるとドアが開き、師匠の呆れた声が聞こえてきた。
 「まったく君は……、いくら昼間暑くても、夜は冷えるんだぞ。しかも車の中で寝るだなんて」
 「あの、俺、どうして……」
 「コンビニスタッフが連れて来たんだ。1台の車が駐車したまま1時間経っても何の動きが無いから行って見ると寝てたって。しかも腹痛い……と言ってたってね」
 「お手数お掛けしまして申し訳ないです」
 「で、腹はどうだ?」

 その言葉に腹に手を当てる。
 「あ、痛みが無いので治ったみたいです。ありがとうございます」
 「それは良かった」

 師匠は優介に向かって言いだした。
 「優介、何か温かく消化の良い食事を…」
 「それなら、うどんかな」
 「そうだな、うどんを手打ちで作って、とろろ昆布を付けて、人参、南瓜、玉子を加えた柔らかめのおじやも作ってきて」
 「え、うどんを手打ちにするの?」
 「その方が消化良いからな」
 「時間掛かるけど」
 「起きたばかりだからな。夕食を食べてない二食抜きの腹だから、少し柔かめな麺が良い」
 「分かりました。徹、好き嫌いってあったっけ?」

 「いや、無いよ」
 「それじゃ、作ってくるまで待っててねー」
 「ありがと」

 師匠は言ってきた。
 「その着てる物は新品だから。遠慮なく受け取れ」

 その言葉で、気が付いた。
 「サイズはLから4Lまでしか置いてないが、皆が自由に着てる物だ」

 まじまじと見ていたら気が付いた。
 「これ、ここのマークが付いてる…。あ、買います。お金払います。ありがとうございます」



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無事に助かって良かったね♪


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