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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (3) 

 気配がする。
 とっさに避けるが腕を捕まえられる。
 「うまい具合に避けるんだな」
 「先週の研修で護身術を習ったもので」
 「ほう。それなら、これはどうだ」と言いながら腕を伸ばしてくる。

 その手に乗るもんか。
 今度は足を踏ん付けてやる。
 「おかっ……、まえ、はー」
 「秘書は人形ではありません」
 「誰に何をして」
 「そういえばGWでは死ぬ思いをされたみたいですね。山本君が話してくれました」
 「山本が英語で2時間やるからネタがあれば教えて欲しいと言うから話したんだ。皆に話しても良いぞと言ったら、喜んでた」
 「その話のお蔭で、皆の緊張感が緩んで距離が無くなりました。今回の研修はして良かったと思ってます」
 「お前が考え企画したのか?」
 「まさか。峰岸ですよ」
 「なるほど、峰岸ね……」という事は、峰岸も何か知ってるという事だな。


 「岡崎、いつまで俺の足を踏んでる」
 「もう踏んでませんよ」
 「分かってると思うが、落とし前はまだ半分残ってるんだからな」
 「落とし前って、何ですか」
 「残りを貰う」
 「専務は山本君になってから意地悪くなりましたね」
 「そうか?」
 「お茶目になってるし。山本君の方が仕事やり易いですか?」
 「あいつは痒い所に手を出してこない。やり易いのは、お前の方だ」
 「まあ、彼は雑な所がありますからね」
 「玖倭田がフォローしてる」
 「2人で何とかですか。仕方ないなあ、定期的に研修しないと無理かあ」

 専務を放ったらかしにしてブツブツと言っていた。




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