FC2ブログ

秘書の育成研修 (38) 

 控え室に案内して着替えて貰う。
 道着に着替えた師匠は見慣れてるが、渡部さんはジャージの上からでも分かる。
 師匠よりキン肉マンだ。
 優介は月2回、護身術を教えてるのを知ってるが、道着姿を見るのは高校を卒業以来だ。
 相変わらず可愛い奴。

 5人増えて34人か。


 「時間になりましたので、始めます」

 その言葉で、皆は3人の前に集まってきた。
 「本日の講師は、こちらの3名です」

 3人は自己紹介してくれる。
 「山口道場の斎藤です。護身術の方を担当させて頂きます」
 「初めまして、渡部です。柔道で良いのか?」
 「好きな方でどうぞ」
 「なら柔道を担当させて貰います。よろしくお願いします」
 「山口道場の山口です。それ以外を担当させて貰います」

 峰岸が人数の内訳を報告する。
 「護身術5人、柔道7人、合気道17人、少林寺5人の、合計34人です」

 その声に、師匠は渡部さんに声を掛けてる。
 「柔道少ないな。ユウマ、少林寺もよろしく」
 「お前、出来るだろ」

 その言葉にニヤついて返す。
 「もしかしたら柔道に変わる奴が出てくるかもな」
 「うわ…、相変わらず嫌な奴」

 「では、各々に分かれてやります」
 そんな言い方だと無理だと思ったので、岡崎はしゃしゃり出る。
 「峰岸、やった事無いだろ」
 「何を?」
 「こういう時は、こうやるんだよ」

 そう言うと、両手を腰に付け、腹に力を入れる。
 「はじめっ」
 その声に反応し、約半数が拳を作り脇に付け声を出す。
 「うすっ」


 アップをした後、各々に分かれてやり出す。
 峰岸に聞いていた。
 「峰岸は何をするんだ?」
 「柔道」
 「出来るのか?」
 「高校の時、柔道は必須だったから」
 「あー、だから道着があるのか」
 「岡崎は?」
 「護身術」
 「意外な…」


 師匠の所では、少林寺と合気道を習いに来る人が多いが、空手の人も多い。空手を習いに来る人数はお父ちゃんの道場より多いから、俺は少林寺より空手を習いに行ってる。
 目指すは、10月末にある段試合で六段を合格する事。
 筆記を落とさない様にしないとだな。





にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment