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秘書の育成研修 (36) 

 その後は夕食タイムだ。
 19時半から道場だから19時には片付けも終わる様にしよう。
 そう思ってたら、ご機嫌な声が聞こえてきた。
 山本君だ。
 「昨日はカレーだったから、今日はイギリス風のポトフを作ってあげる。誰か、一緒に買い物に付き合ってくれる?」
 その声に5人が手を上げた。

 「それじゃ、メインは何にするかな。米は炊いて」
 「惣菜の豚カツ、1人一枚」
 「おお、それ良い。それにポテサラ付きだな」
 「それにキャベツの千切りも」
 「それじゃ、買い出し班。ポトフ班と豚カツポテサラ班。気を付けて行ってらっしゃい」
 「ああ、待って。帰る人もいるから、えーと…、29人分でよろしく」
 「はーい、了解です」
 「領収切ってもらうの忘れずに」
 「了解でっす」

 声が飛び交う。

 「残りは仕込みだな」
 「楽しい話を聞かせてくれた山本君に、私がデザートを作ってあげよう」
 「課長が…」
 「強力粉と玉子とベーキングパウダーあるかな」

 「んー…、強力粉ある。ベーキングパウダー…」
 「そこどいて。んー…、玉子が足りない」

 「赤色が無いのでトマト買ってきます。玉子もね」
 「キャベツが2玉しか無いので、29人分だなんて足りないよ。一緒に買ってきます」
 「よろしく」

 「キャベツの千切りが一番大変だな」
 「玉ねぎで無いだけ良いかも」


 山本君のお蔭で距離感が無くなった。
 半数近くの14人が買い物に行き、残りで仕込みをする。

 夕食も皆で食べ、片付けも終える。
 さあ、次は19時半から道場だ。
 休憩して着替える。
 道着を持って来てる人は道着に、ジャージを持って来てる人はジャージに着替え、向かいの道場へ入って行く。道着が様になってる人もいれば、そうじゃない人もいる。


 ブー…とブザーが鳴る。
 「はい、どちら様ですか?」
 『山口道場の者です。今夜は宜しくお願い致します』
 
 優介の声だ。
 「私が行く」

 その声に反応したのか、誰かが返した。
 「岡崎が、そちらに迎えに行きますので、お待ちください」
 『はい、分かりました』

 その言葉を聞いて、岡崎は1階に降りて行った。






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ご機嫌な山本君お手製のポトフ。
美味しいのでしょうねぇ~

そして、今度はスポーツの時間です。


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