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秘書の育成研修 (33) 

 坊ちゃんの目の前に立ってるヨシはペンダントを受け取ると後ろに渡す。
 そのペンダントの行方を龍は視線で追う。

 ペンダントを受け取った人は声を大にして叫でくる。
 「皆して撃て、放て、拳を見舞わせろっ」

 それを合図に、真っ先にヨシは弓を構え矢を放つが掠った。
 「下手くそ。それでも弓道部長かよ」
 「そういう自分はどうなんだよ。剣はバッドじゃありません。万年野球少年が」
 「へえ。ヨシは弓道してたんだ。カッコいいねえ。ヒロ君、剣は、こう構える物です」

 トウッ!
 学生時代、フェンシングサークルに入っていたタカは一突きした。
 手応えあり。

 ”おのれぇ…”

 「それはフェンシングか。ヨーロッパでは主流な物だよな。俺は、やっぱりこれだな」
 ナイフ付きのナックルを嵌めた拳を数発ぶち込む。ついでにキックも。
 手応えあった。

 ”このぉ…”

 皆は感嘆の声を出してくる。
 「さすがトネだな」

 ヨシは最初の1本目は掠り、2本目からは当てにいくが跳ね返される。
 「ああ、見えない鎧を付けてるのか。それなら…」
 そう呟くと、ヨシは少し高めの位置に的をすえ放った。

 ”ギャーッ”

 そう叫ぶと振動で足元が揺れ、その拍子に坊ちゃんは倒れた。
 「ヨシ、お前何を」
 「今の内だっ」
 タカと俺が躍り出た。
 短剣の人も負けじと短剣を繰り出す。

 「坊ちゃん、坊ちゃん」
 ヨシはペチペチと坊ちゃんの頬を叩くが何も反応がない。

 「そのまま坊ちゃんを安全な場所に連れて行け」
 「それって、何処よ?」
 「え、ど、何処って…。そういえば、崖の上だ」
 迷っていたら声が掛かった。
 「こっちに渡して」
 その声の持ち主に素直に渡した。


 ”待て、アクアマリンを返せっ”

 力が出ない。
 これっぽっちの気では何も出来ない。
 そう思った龍は行動に出ていた。

 直ぐ近くに居た奴を目掛けて。
 シュッと空を切る。

 何か自分のではない血が付着する。

 トネが倒れた。
 「つっ…」
 
 ”これだけか…。仕方ない。人間どもよ、吾の力を見くびるなっ!”

 「だから言ってるだろっ。すでに掴まえてるって」


 



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今話で、4人が誤訳したらしいです。
翻訳チェックをしていく山本でした。


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