4周年記念SS (13) 

 やっとエッチが出来る。
 そんな呟きが聞こえてきた。
 「悟さん、先に朝食の買い出しに行きましょう」
 「そうだな」


 歩いて数分の所にコンビニがあるので、そこに入って行く。
 最近は昌平さんのコンビニに慣れてるので、こういった普通のコンビニは懐かしい。
 全国チェーンの有名コンビニに足を入れると、サンドイッチ等が置かれてある。
 「何を食べたいですか?」
 「そうだなあ…、サンドイッチかな」
 「俺は菓子パンにする」
 「珈琲とか紅茶は、あの家に付いてるから」
 「そうなの?でも牛乳は無いよね、だから小さいのを買う」

 ふいに悟さんの声は硬くなった。
 「優介、一つ幾らで卸してる?」
 「え、何を?」
 「昌平へ、シュークリームを卸してるだろ」
 「ああ、うん。10個単位で1,000円だよ」
 「なら1,500円に値上げろ」
 「どうして急に…」
 「ここにシュークリームがある」
 「そりゃ、ここは有名な全国チェーンのコンビニですよ。シュークリームぐらい置いてるよ」
 「そういう意味では無い。お前のシュークリームが置かれてある」
 「え、そうなの?」
 「誰にも真似出来ない刻印もしっかりと記されている。昌平の野郎、勝手な事しやがって…」

 一つを手に取って見る。
 「あ、ほんとだ。しっかりと記されている」
 「値上げしたら、どう出るかな」
 「そうか。だから最近は50個でなく80個の注文だったのか」
 「え、80」
 「昌平さんの所では130円で売ってるけど、ここは180円だ」
 「なるほど、昌平も儲けを気にしてるって事か」
 「でも値上げすると50個に戻るかも」
 「戻っても良い。もし本当に欲しいのなら、何か言ってくるだろう」


 名刺を渡す様にと言われ、そのコンビニの店員さんに名刺を渡す。
 「この名前って、もしかして…。このシュークリームの製造者の人ですか?」
 「お見知りおきを」
 「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
 「こちらこそ、宜しくお願いします」







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さあ、今夜は。。。




違うサイトでエロ無しのファンタジー小説を龍視点で書いて更新中です。
 悟が出演しています。
 一緒に読んで頂けると幸いです。

  『龍神の宮殿』

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