4周年記念SS (2) 

 先程まで滞在していた所は奥能登と呼ばれている場所だった。
 そこから能登里山海道を通り、海沿いへと向かう。
 約20分位で禄剛崎に着いた。
 その岬から10分位歩くと灯台に着く。
 優介の嬉しそうな声が聞こえてきた。
 「わあ、日本海だあー」
 「優介、記念に写真を撮ろう」
 「うんっ」

 優介の嬉しそうな顔が見れて私も嬉しい。だから、ナビゲートよろしくガイドブックを見ながら簡単に説明していた。
 「え…と、晴れ渡った日には立山連峰から佐渡島まで見渡せられる」
 「へえ、そうなんだ」
 「他には金剛崎、長手崎とあり、この禄剛崎を合わせ”珠洲岬”と呼び、金剛崎を”聖域の岬”と呼んでいる」
 「へえ、聖域の岬かあ。行って見たいな」
 「んーと、岬の上に立つのが空中展望台スカイバードで、スリル満点な所である」

 優介は、くすくすと笑ってる。
 「ちゃんと聞いてるのか?」
 「聞いてるよ」
 「なら」

 すかさず遮ってくれる。
 「だって、普段とは違って『えーと』とか、『んー…』とか言ってガイドブックを見ながら説明してくれるんだもん」
 「仕方ないだろ。初めて来る場所なんだから、リサーチもしなかったし」
 「悟さんも、普通の人間なんだなと安心したよ」
 「どういう意味だ」

 だが、優介は違う事を言ってくる。
 「ねえねえ、その聖域の岬って所に行って見たい」
 「分かった」

 その聖域の岬に行く途中、道の駅を見つけ、トイレ休憩と銘打って中に入った。






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 悟が出演しています。
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  『龍神の宮殿』

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