GW旅行は能登半島 (33) ~ソフトな性描写あります

 処置室の窓が開いてる。
 久しぶりに見る悟さんは白衣を着て聴診器を首に掛け、クルーの健康チェックをしている。
 白衣姿の悟さんを見るのは初めてだ。
 そう言えば、お医者さんの資格を持っている事に気が付いた。
 格好良いなあ。
 「悟さん」
 「優介。ちょっと待ってろ、もう少しで終わる」
 「はい」

 言葉通り、2分も経たない内に処置室から出てきた。
 「お帰りなさい」
 「ただいま」

 悟さんに抱き付くと抱きしめられ、不安だった気持ちが和らいでいく。
 「おか…り、なさ…」
 「優介」

 白衣を脱ごうとしてるのかどうなのか分からないが、手を離される。
 嫌だと思っていたら、ボタンを外しただけで白衣の中に包み込まれた。
 「さと…」
 「たたいま、優介」
 
 キスされ唇が離れる。
 「おかえ…、ん…」

 何度も何度も角度を変えキスされる。
 「ふ…、さと…」


 ぎゅうっと抱きしめられる。
 言葉は無いけれど、この温もりが嬉しい。
 胸に耳を当てると、悟さんの鼓動が聞こえてくる。
 ああ、安心する。
 もっと、抱いていて。
 もっと、抱きしめて。

 「優介」
 「ん…」
 「ゆっくりして帰ろうな」
 「うん。ん…、ゆっくりって…?」

 悟さんの顔を仰ぎ見ると何やら嬉しそうだ。
 「せっかく能登まで来たんだ。レンタカー借りて2,3日掛けて東京に帰ろう」
 「嬉しい。2人で旅行だ」
 「温泉に浸かってゆっくりして、優介にも見せてあげる」
 「何を?」
 「クルーが撮影した”龍神の封印”映像。ダビングしてもらった」
 「わあっ、楽しみだあ」
 「それに、ほら。これ土産だよ」
 「え、土産って…」

 龍神の宮殿の私室に設置された武器庫から攫った物だ。
 金一色に彩られ、柄には虹色の宝玉が2つぶら下がっているダガーを見せる。
 「ふわぁ…、綺麗だ」
 「優介への土産だよ。それに、宝玉が付いてるのは御守りになるんだって」
 「御守りになるんだ。ありがとう。嬉しい。あ、悟さんのは」
 「私のはこれだ」

 首に掛けた物と弾倉から弾を引き抜き見せてやる。
 「俺のと同じだ。ペアだなんて嬉しいな。弾も何もかも、全部金色なんだね」
 「ああ。地下の武器庫より私室の武器庫の方に殺傷能力の強いのがあったからな」
 「皆して心配してたんだよ」
 「ごめん」
 「無事で良かった」

 今度は背に腕を回して抱きしめた。
 「お帰りなさい」
 「ただいま」


 悟さんの手は俺のチノパンの前立て部分を触ってベルトのバックルを外そうとしている。
 「ん…」

 いや、違うだろ。俺は何を流されようとしてるんだ。
 「悟さん、今は駄目です。ここを出てからね」
 「はいはい」






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悟の手の動きに流されず、優介は言い切りましたね。
偉いっ♪

そして、二人旅をお楽しみに~
書き終わったので、アップするだけ■_ヾ(・・*)


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