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GW旅行は能登半島 (26) ~いざ、闘いの時!!

 坊ちゃんの目の前に立ってる瀬戸は受け取ると後ろに渡す。
 そのペンダントの行方を龍は視線で追う。

 ああ、あのチャチな物を持っている人間に渡るのか。

 ペンダントを受け取ると悟は声を大にして叫ぶ。
 「皆して撃て、放て、拳を見舞わせろっ」

 それを合図に、真っ先に瀬戸は弓を構え矢を放つが掠る。
 「下手くそ。よく、それで全国大会で優勝を飾れたもんだな」
 「そういう自分はどうなんだよ。剣はバッドじゃありません。万年ヒラ野球少年が」
 「へえ、瀬戸君は弓道してたんだ。カッコいいねえ。安藤専務、剣は、こう構える物です」

 トウッ!

 学生時代、フェンシングサークルに入っていた高橋常務は一突きした。
 手応えあり。

 ”おのれぇ…”

 「それはフェンシングか。ヨーロッパでは主流な物だよな。俺は、やっぱりこれだな」
 ナイフ付きのナックルを嵌めた拳を数発ぶち込む。ついでにキックも。
 手応えあった。

 ”このぉ…”

 「さすが利根川専務だ」

 肝心の上半身裸ん坊は、どうなったのだろう。
 「あの子はどうだ?」
 「あそこから動きたがっているが…、縛り付けられてるみたいだ」
 「という事は、あいつの尾はまだ動かないってわけだ」

 その及川兄弟の話に悟は加わる。
 「弱点はどこだ?」
 「喉の奥だ。もう少ししたら口の中に入れたモノが効力を発揮する」
 「遅延性かよ」
 「そういう事だ」

 ふむ、やってやろうじゃないか。
 ヤル気満々な悟に涼は声を掛ける。
 「悟、それでやるつもりか?」
 「そうだ」
 「目を付けられてるぞ」
 「目立ってなんぼだからな」
 「変わらん奴め」
 「サンキュ」 






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闘いの時が始まった。

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