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GW旅行は能登半島 (25) 

 どの武器も自分の私室に置いていた物だ。
 いや、一人だけ違う。
 あんなチャチな物で捕まえられると思ってるのか。
 愚かな人間よ。

 尾が動かないのなら、目の前のアクアマリンを使おう。
 力は出ないが、このチャチな器は要らない。

 爪を動かす。

 途端にビリビリッと来ていた服が破れ、上半身が露わになる。
 「え、服が…」
 「坊ちゃんっ」

 上半身が裸になった人物を見て及川兄弟は声を出していた。
 「あの子の肩…」
 「素人目には分からない様にしてあるな」

 その2人の言葉に反応した悟は口を挟んでいた。
 「なるほど、アクアマリンとはあのペンダントか」
 「悟」
 「あのペンダントを囮にするか」
 「どうやって?」
 「あの子が、ここまで動ければいいのだが」

 及川弟の方が気が付いた。
 「それよりも、その銃はどこから」

 だが、悟は無視してやる。
 「とっとと声を掛けろ」
 「兄貴…」
 「言われた通りにしろ」

 及川弟は口を開く。
 「そのペンダントをこっちに渡して。そうすると命は助かるよ」
 「え、でも…」
 「早くしないと君は死ぬ。死んでも良いの?」
 「死ぬのは嫌だ」
 「なら、ペンダントを持って来て」
 「はい」

 だが、足が動かない。
 え、どうして動かないのだろう。
 「もしかして気を吸われてる?」
 「あの子自身がアクアマリンか。とにかくペンダントを」

 及川弟は政行に声を掛ける。
 「ペンダントだけでも早くこっちへ」
 「はいっ」

 政行はペンダントを首から外し投げた。







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悟が指揮を執ろうとするのは学生時代からの習慣。
涼も、未だにソレを受け入れてるだなんて、変わらないなあ。。。

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