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GW旅行は能登半島 (24) 4人+αの騎士誕生

 いきなり声が聞こえてきた。
 「時間稼ぎありがとう。お蔭で、今迄に無く楽に掴まえることが出来た」
 「え、何…」
 「良いか。5人共伏せろっ」

 伏せると物凄く眩しい金色が差し込んできて、金一色になり明るくなった。
 (さすが昌平さんのジェットだ)

 今度は金色からじわじわとだが、それでも次の色になる様にグラデーションになっていく。
 (いや、グラデーションするとは…。そこまでしなくて良いから、次のもやって)

 そう思ってると、これまた強烈な2回目がきた。
 今度は紫色の光線だ。
 (顔を伏せてて良かった…)
 1,2,3と心の中で数えると丁度「5」になると、明るく強い眩いけれど優しいオレンジ色の光が曇った紫の空気に一筋の光の様に差し込んでくる。
 (やっぱり人力の明かりより、ジェットの明かりの方が強くて強力だな)


 奥に目をやると、口を開けた龍が立っている。火を噴くつもりだったのか何も出てこないのは、最初の金一色が効いたのだろう。1mの距離になるまで近付いていく。
 「思った通りだ。最初の水だけで他は何も口にしてないな」
 「火を噴きたいか?ほらよ、これ食え」

 やっと自分の周りに気が付いたのか、相手は僅かに首を横に揺らす。途端に視界に入ってきた物に釘付けになる。
 ”それは…、貴様、いつの間に”
 「とっとと食えっ」
 口の中に投げ入れてやる。

 私室の絵画の裏に隠していた、自分を唯一縛るもの。
 目の前の人間に気を取られ、気付かなかった。
 だけど…。

 ”私は龍王だっ”

 その思いで赤ん坊サイズの幼い龍は成龍になった。

 ”アクアマリン、貴様を貰う”
 「うわっ」
 「坊ちゃんっ」

 かぎ爪で狙いの人間を引っ張り上げ舞い上がる。
 だが尾が動かない。
 「言ったろ。既に掴まえてるって」


 悟は、新一と共に持って来た物を置き、皆に声を掛けてやる。
 「あいつを助けるなら、この世界の武器で戦うんだな」

 4人はその武器の中から得意な物を選び、手に取っていく。
 安藤専務は神剣。
 瀬戸常務は弓矢。
 高橋常務はフェンシング。
 そして利根川専務はナイフ付きのナックルを見つけ拳に嵌める。
 新一は短剣を選び、あるだけ貰おうと思いポケットに詰め込み入れると構える。
 思わず声に出ていた。
 「ふっ、”ショウ”のサブリーダーは短剣使いのバイク野郎と畏れられた俺を見せてやる」
 「新一のボルテージが上がってるのを見るのは久々だ」


 悟は弾倉を見つけると、自分の持ってる型に合うのを見つけていく。
 これは型が違う。
 これも違う。
 だけど、見つけた。
 あるだけ貰おう。
 先ずは、弾倉を引き抜き替える。

 昌平と優介に土産を渡すつもりでダガーを2本選び取る。


 さあ、龍退治でなく、龍の封印だ。
 腕が鳴る。







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ナイフ使いの新一と悟も参戦するのね

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