GW旅行は能登半島 (23) 

 ジェットの中で峰岸はハラハラと心配している。
 あの3人はあ…。
 もう少しだったのに、何で揃いも揃って安藤の後を追うかなあ。
 「安藤のバカヤロー!5人の中で一番押さえないといけない人が、なんで動くかなあっ。
利根川もだっ、何の為の指導役だっ。
高橋もっ、常務リーダーの資格を剥奪してやろうかっ。
瀬戸も瀬戸だ。桑田常務のフォロー役も兼任してるのに、全然フォローになってないし…。
桑田常務も…。あの人は、自分が社長の子供だって事を、全く自覚してないっ」

 一通り爆発させた峰岸は沸々と怒りが湧いてきた。
 「あの5人は戻ってきたら働かせてやる。まったく自分が何をしてるのか、他人に心配させただけでなく、危険な事に近寄るだなんて…」

 しかも、早い時点で沸騰した。
 「私のスイッチが久しぶりに入った。あの5人、容赦しないからな」


 窓から睨みながら思い出していた。
 「そうか、最初は本田専務のサブだったからな。二役では社長秘書の方だったし、それからはずっと桑田専務だったからな。あの2人の秘書はしてないから、いい機会だ。じっくり見させて貰うからな」



 「クシャンッ」
 「ハクションッ」
 「うー…、なんか寒い?」
 「夜だからかなあ…」
 「少し肌寒いだけだ。ほら、来い」
と、無理矢理肩にシャツを羽織られた政行は戸惑っている。
 「え、何…」
 「お前に風邪引かれると、こっちが困る」
 「どういう意味?」
 「勝手に人の腕を枕代わりにしてくれたんだから、もっと貸しつけてやる」

 その言葉に3人は吹き出した。
 「ぶっ…、今、何て…」と、盛大に吹き出した瀬戸に、
 「利根川の…」と、真っ青な顔になった安藤に、
 「腕枕…」と、これまた真っ青な顔になった高橋に、
 「気持ち良くて、ぐっすりと寝てましたけど」と、丁寧に返す坊ちゃん。
 「これで貸し、いくつだ」と利根川に聞かれ、坊ちゃんこと政行は即答していた。
 「4つです…」







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5人が一斉にくしゃみ。。。
峰岸の怒りが届いたのかな?

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