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GW旅行は能登半島 (22) ~龍と対面。。。

 恋人の叫び声が聞こえてきた。
 「芳樹待ってろっ!すぐ行くからなっ」

 博嗣は無事なんだな。
 それなら俺はここで待つ。
 こんな小さな龍にビビるなんて事しないからな。
 さっきはびっくりして驚いて声が出ただけだ。
 そう、勝手に声が出たんだ。
 だって、この龍がいきなり声を掛けてきたからだ。
 でも龍って火を噴く生き物だろう。
 どうして噴いてこないんだ。

 ”2人になるのか。いいね、2人を腹の中に入れると枷が外れる”

 もしかして、博嗣と俺の2人を食うつもりか。
 それは嫌だな。


 何かが飛び込んできた。
 「瀬戸君っ」
 「え、た、たかっ」
 「芳樹っ」
 「ひろっ」
 「瀬戸常務っ」
 「ぼっちゃ」
 「一人だけイイカッコさせないからな」
 「利根…」

 ”5人か。忌々しい数字だこと”

 「何だこれ」とは、安藤専務。
 「龍だよ」と答えたのは、瀬戸常務。
 「小さいな」とは、利根川専務。
 「生まれたてみたいな感じだな」とは、高橋常務。
 「こんな小さい龍がいるんだね」とは、坊ちゃんこと桑田常務だ。

 ”アクアマリン、それを寄越せ”
 「アクアマリンって何?」

 何かしてるのか。

 ”くぅ、力が出ない…”
 「力が出ない時は何か食べないと出ないよ。えっとね、蜜柑を食べるかなあ」
坊ちゃんは、そう言いながら近付いていく。


 5つの声が重なる。
 ”お前を”

 「このバカボンッ」と利根川の叫び声が、
 「寄るなってんだろ」と安藤専務の叫び声が、
 「近付いたら駄目っ」と瀬戸常務の声が、
 「狙われてるの分からないのかっ」と高橋常務の声が重なった為、皆の声は耳に届いてなかったみたいだ。その証拠に、坊ちゃんが反応したのは一つの言葉だけだった。
 「バカボンって誰の事だよっ」
 「お前だ。ボンボンとバカをくっつけりゃバカボンだろっ」
 「ボンボンって何だよっ」
 「お坊ちゃんは普通、ボンボンと言うもんだっ」

 そんな2人を見て、3人は和んでいた。
 「うーむ、見事な掛け合いだな」
 「漫才カップル誕生か」
 「いつの間に仲良くなったんだ」








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(o_ _)ノ彡☆ギャハハ!! バンバン!
政行って、天然なのか、おちゃめなのかwwww

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