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GW旅行は能登半島 (20) 

 ゆっくりと動いてるジェットの中から見守る峰岸の視線に飛び込んできたのは、1人の後姿。
 思わず叫んでいた。
 「瀬戸常務っ」
 「ビンゴだ」
 「1人だけ?」

 「おい、涼。もしかしたら今の内に出来んか?」
 「邪魔が無ければ出来るな」
 「邪魔になりそうなのがあるのか?」
 「あそこ。あの塊は人体だろ」
 「あー、確かに。肉付きの良いのと細っこいのが居るな」
 「ここから見てそれだからな。近くで見ると、皆、良い身体してるかもな」

 及川の父親と伯父が見てる先に視線を合わせた峰岸は叫んでいた。
 「桑田常務っ。利根川専務に高橋常務に安藤専務。良かった、皆、無事で良かった」

 「なんか邪魔になりそうな予感だな」
 「悟、どうする?」
 「今出て行ったらどうなる?」
 「上の奥、見えるか?1人だけ立ってる所の奥」
 「ああ」
 「あれが、ここの主だ」
 「小さいな」
 「まだ水を少ししか飲んでないようだ。何か口に入れると身体はデカくなる。今の内に戻した方が良いんだけどな」

 すると能天気な声が2階から聞こえてきた。
 「宮殿が見えたぞー」
 「え、もう?」
 「キラキラと輝いてる」
 「昌平さん、それはどの辺りが輝いてるの?」
 「んー…、玄関。入り口かなあ」

 ちょっと上がってくる。
 そう言うと、及川兄弟は2階に上がって行った。
 輝いてる箇所を確認して声を掛ける。
 「昌平さん、お願いがあるのですが」
 「無理な事でないなら良いけど」
 「大丈夫。あのね…」

 そのお願いに乗った昌平は乗り気だ。
 「それでいいなら、良いよ」
 「お願いします」
 「はーい、気を付けて」
 「ありがとうございます」
 「新一も気を付けろよ」
 「ああ、行ってくる」






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いよいよ、龍神と対面だ。

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