GW旅行は能登半島 (19) 


 ジェットクルーは、あるものに気が付いた。
 あれは何だろう…。

 それを読み解いていく。
 「ミネギシサン ワカル。 ミネギシサン オウトウセヨ。 ミネギシサン コチラ チジョウタイ。
ミネギシサン ヤマグチデス。 ミネギシサン 」
 「何だ、これは…」

 しきりに自分の名前を呼ばれ峰岸は振り返った。
 「あの、今のは?」
 「え、”ミネギシサン”ってヤツ?」
 「はい、そうです。それは、何処から」

 あそこでチカチカしてると示され見ると、光が点滅している。
 峰岸は唖然とした。
 「ああ、そうか、通信出来ないからか。さすが岡崎。すみません、応答したいのですが」
 「どう応答したい?」

 そして霧を挟んだ現世と異世界の応答が始まった。


 ピーと鳴る。
 「はい」
 『峰岸さんと交信出来ました』
 「やった!それじゃ、そっちに送るから、そのまま伝えて」
 『分かりました』

 だけど、すぐにお互いがうんざりした。
 時間が掛かり埒があかない。

 2回もすると峰岸は思い切った行動に出る事にした。
 ジェットの中に戦闘機が設置されてるのが目についたからだ。
 「操縦出来ない人は駄目」と言われたが「あの通信方法だと時間が掛かり過ぎる」と言い放ち、持ち主であるアドバイザーと談判したのだ。
 だけど、そのアドバイザーは一人で行ってしまった。
 他にも聞きたい事や知りたい事とかあったのに、それでも戻ってきたアドバイザーは分厚い封書を手渡してくれた。その中身には聞きたい事、知りたい事とか色々と書かれている。岡崎は師匠だと言ってたけれど、どんな関係の人なんだろう。


 紙の束を持ち、悟はジェットのテーブルの上に置く。
 「5人が最優先だ。良いな?」
 「もちろん」
 「で、何処に行ってたんだ?」
 「モニターには映ってない所に居るのだろう」
 「いや、そっちでなく、どっか行ってただろ?」
 「ああ、これを受け取りに行っていた」

 そう言うと、紙束を指差した。
 「これを見て推測するしかないか」
 「ふむ…、尾は動いてないな。すると、こっちでなく…、ジェットの先を斜め下に向けてゆっくりと左45度に回してみろ。なら映る筈だ」
 「クルー、言われた通りにしろ」
 「畏まりました」


 ジェットはゆっくりと動く。
 「ん…」
 「動いてるって事は、そろそろか…」

 悟の長兄である昌平は、新一と一緒に2階にある中部屋の窓から外を覗いた。







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