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寂しいMerry X'mas #4 ~最終話は💛仲直り&あとがき~

翌日、クリスマス当日だというのにオペの依頼がきた。
腹が立って一緒に病院へ付いて行き、そのままオペ室へ入ってやる。
ナースの戸惑った声が聞こえてくる。
 「あ、あのぉ…」
その声に、博人さんは応じている。
 「こいつは無視して良い。メス」
 「はい」


博人さんのオペを見るのは初めてだ。
早いし、丁寧だ。
オペが終わっても、じっとオペ台を見ていた。
自分の手を見ると、何故だか涙が出てきた。
 「友?」
 「私にも、出来るかな…。また、もう一度、メスが持てるだろうか…」
 「何年もやってないんだ」
 「だけど、メス持ってたんだ」
 「友明…」
 「メス持って、8年やっていた」
 「身体にメス入れるより、心にメスを入れる方が難しいんだよ」
 「分かってる。だけど…」
博人さんに抱きしめられた。
 「車の様に、ペーパー向けの講習があれば良いよな」

ペーパー向けの講習という言葉に反応していた。
 「ギャラ有りで講師して」
 「は…」
博人さんは目と口を大きく開けていた。


クリニックに戻り考え事をしてると、ご機嫌サンタクロースがやって来た。
 「ほっほっほー!さぁて、可愛い子にはプレゼントだよ。って、なんだ、トモは呆けっとして仕事しないのか?仕方ないなあ。はい、どうぞ」

掌に乗せてくれた箱は小さいながらもクリスマスケーキ。
しかも生クリームにイチゴ乗せだ。
私の尻の中には、まだイチゴがあるんだ。
食べようという気が無いのは当然だろう。
だけど、サンタクロースに扮しているエドに悪いので「サンクス」と返す。


その夜、帰って来た博人さんに尻の中に入れてくれたイチゴを取ってもらった。
だって、イチゴがしっかりと主張してたし違和感ありまくりだったんだから。
安心したせいか、ほっと溜息を吐いた私に博人さんは言ってくる。
 「これに懲りて、人の身体をデコレーションするなよ」
 「同じ事はしません」

そして…、2人でシャンパン1本を飲み切り、夕食はカレーライスと野菜サラダ。
飲み慣れてない私には、やはり日本酒が一番だと痛感した。
そして、一日寝かせていたからなのか、チョコレートを入れたのが良かったのか、どちらなのかは分からないが、カレーのルーはまろやかになっていて美味しかった。

もう生クリームとイチゴは見たくない。
と、固く思ったものだった。

 














Fin.




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はい、最終話は仲直りしました。
読みに来て頂きありがとうございました<(_ _)>



そして、後書きになります。

息子のジュンが登場している『ぼっちのクリスマス』は年越え致しますが、平行して更新させていただきました。
親子もろとも、一人ぼっちのクリスマス夜を過ごしたという事ですが。

本作である『寂しいMerry X'mas』は父である友明のお話でした。
日本と、海外でのクリスマスの意味合いは違います。
年齢の老若にもよりけりですが、日本ではイブとクリスマス当日を祝います。
だけど、海外ではひっそりと家族で楽しむものなんです。
イブでは仲良しの人とか地域でのパーティー等で賑やかに、また華やかに過ごしますけどね。

でも、何処に住んでいても日本人だから両日共を楽しみたいと主張する友明に対し、博人はドイツで幼少期を過ごしたので、欧州の過ごし方を良しとするのですね。
その2人のやり取りをも含めて楽しんで頂けたらと思い、書かせて頂きました。


また、この2人を登場させようと思っております。
その時は読みに来てくださいね。
ありがとうございました。


  あさみより  2017/12/29


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