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清水朝巳の腐探検 (6) 朝巳、ストーカーに尾行される?

一瞬固まっていた大地君に、その後お願いされてしまった。
 「恥ずかしい所を見られただけでなく、こんな事を頼むのもなんなんですけど…」
 「何?」
 「あの…」

自分も寝たいので、東大宮駅に着く前に起こして欲しい、と。

良いよと返事をすると、直ぐに目を閉じて雄飛君の身体の上に覆い被さって寝てしまった。

大地君の膝に頭を乗せて寝てる雄飛君の脇腹に、大地君は顔を埋めて寝ている。
良いねえ、この図。

ん、東大宮って、一つ前の駅はどこだっけ?
時刻表を見るより、自分のネタ帳を見る方が早い。
それに、目の前で寝ている2人のこの図の事も追加記入しておく。
ああ、蓮田駅の一つ向こうね。
蓮田まで、まだ時間はあるので私も少し目を瞑った。



目が覚めると白岡駅。
危ない、危ない。

蓮田駅に着いたので、声を掛けてやる。
 「2人とも、着くよ」
声を掛けただけでは起きないだろうなとは思っていたよ。
だから、身体を揺さぶってやる。
 「ほら、着くよ」

んー…。
先に大地君が目を開いた。
 「蓮田を出たよ」
 「あ、ありがとございます。雄飛、起きろ」

チラッと私の方を見る大地君は顔を真っ赤にしている。
 「起きないとチューするぞ」
今朝も、そう言っておでこにしたよな。
だが、今回は、実際にしたのは頬抓りだった。

 「ったいなー…」
 「着くぞ」

ちょうどアナウンスが流れてきた。
 「まもなく東大宮、東大宮に着きます。お降りの際はお忘れ物の無い様、お気を付け下さい」

先に大地君が立ち上がり、雄飛君の肩にバッグを掛けてやると、自分のバッグを肩に掛ける。
雄飛君は目を擦りながら立ち上がった。
 「それじゃ、お兄さんお元気で」
 「お疲れ様でしたー」
手を振りながら言ってくれた2人に、私も応えた。
 「2人ともお疲れ様。部活、頑張れよ」
そう言って、手を振ってやった。

 「はーい!」と元気な雄飛君の声と、
 「お兄さんも頑張って下さいね」と大地君の声が聞こえてきた。


ああ、目の保養をさせて貰った。
御馳走様でした。



今度は、いつ行けるかな。
その時は何処に行こう。
一泊しても良いな。
ああ、その時は画材を持って行くか。

ふふ、今から楽しみだ。










そんな朝巳を見ている人物が居た。



最寄りの駅から電車を降りた朝巳は、てくてくと帰宅の途につく。
数分後には、明々と電気が灯ってる病院に着いた。
ふと見ると当番医の札が掛かっている。
今夜は、うちが救急の当番医か。
そう思った清水朝巳は土産を持ち上げて病院の表玄関から入っていった。
 「たっだいま~」




その玄関の中では、夜勤のナースたちの声が応じてくれる。
 「お帰りなさい」
その複数の声の中に、怒りを含めた口調があったのを聞き逃さなかった朝巳は言っていた。
 「皆に、お土産だよ。事務所に置いておくから食べてね。
それに、こっちは兄貴のね」
 「まったく、お前は…。あれほど言ってるだろ、裏から入れって」
 「兄貴のお蔭で楽しんできたんだ。一番先に言おうと思って」
 「なるほど、腐に遭遇したって事か」
 「うん。高校生のね」




ご機嫌な気分で自宅に帰り着いた清水朝巳を遠くから尾けてきた人物は、病院内に入れないでいた。







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あら。。。
もしかして、その尾行者って・・・
・・・(-_-)ジィー


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